「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年11月19日日曜日

ヤマブドウの種子か?  Seeds of crimson glory vine?

魚止め橋から林道のヘアピンカーブのところから榛ノ木丸に登り、そこから登山道へ出て姫次に行き、帰路は榛ノ木丸から南東に走る尾根を下って伝道に出て戻ってきた。
今回、見つけ拾ってきた食肉目の糞は登りの3ヵ所でタヌキ糞、伝道に出てから林道を歩いてテン糞を見つけた。水洗いによるそれぞれの内容物は下の表1にまとめた。
8:55 タヌキ糞①
サルナシ種子・果皮、イチョウ種子・果皮

9:54 タヌキタ糞②
サルナシ種子、スゲ(単子葉)3-6センチ4本、腐葉不明植物繊維、バッタ(直翅目)脚・産卵管、ゴム状不明動物質

10:44 タヌキ糞③
サルナシ種子・果皮、ヤマブドウ種子・果皮、ゲジゲジ

14:52 テン糞
サルナシ種子・果皮

表1 タヌキ糞①・②・③とテン糞の内容物
全ての糞にサルナシの種子と果皮が沢山入っていた。この付近のタヌキもテンもサルナシが主要な食物と考えられる。さらに、タヌキ糞①のイチョウの種子のギンナン、タヌキ糞②の不明腐葉の砕片、タヌキ糞③のヤマブドウの種子もそれぞれサルナシの種子や果皮と同じくらい沢山入っていた。
ヤマブドウの種子かエビヅルかサンカクヅルの種子か同定が難しく(下の写真)、手持ちのエビヅルやサンカクヅルの標本(ヤマブドウが無い)と比べて、大きいのでヤマブドウとした。子供の頃、さんざんヤマブドウを食べたが、種子ではダメだ!丹沢山塊で懐かしいヤマブドウの蔓と葉を見つけたのは塩水橋から本間ノ頭へ登る尾根の緑の看板とぼくが勝手に名付けている動植物の保護を訴える大きな鉄製のものがある付近だ。その時、ブドウの葉柄を噛んで酸っぱい味を子供の頃のように楽しんだ。神奈川県植物誌によるとヤマブドウがある場所は県内では数か所だけだ。ヤマブドウはたくさん果実をつけるので、タヌキ糞③にもたくさん種子が入っていたので、ヤマブドウVitis coignetiaeだと思っている。まー、ブドウ属Vitisは間違いない。
タヌキ糞③ブドウ属Vitisの種子

2017年11月18日土曜日

姫次で雪が降った! It snowed at the Himetsugu!

一昨日は、寒かった。風は無く、ほとんど無風状態とも言っても言い過ぎではないくらいだった。混群を作って樹幹から樹幹へ飛び回るカラ類も何だか寒そう。
10:13 榛ノ木丸でM氏と、ここは記念写真を撮っただけで素通り
林床にたくさんアズキナシの赤い実が落ちていた。根本付近から倒れているアズキナシの木があった。
10:56 アズキナシ
もう、延々とイノシシが掘り起こして地面を3,40センチ掘り起こしている。きっと地中のコガネムシの仲間の幼虫を探して食べたのかな?っと二人で考えた。
11:14 あたり一面イノシシが掘り起こしている
11時17分、ようやく焼山・姫次を結ぶ登山道に出た。休まずに姫次まで歩く。
11:16 おー、登山道だ!
登山道には落葉松(カラマツ)の葉が敷き詰められていて、ふわふわして気持ちが良い。道路際には、霜柱が融けずに残っている。5、6センチの長さはありそうだ。暖かい日には融けて登山靴を泥だらけにする元凶だ!
11:26 霜柱が融けずに残っている。姫次で
11時半に目的地の姫次に着く。すぐ、お昼にする。ぼくはコンビニのオニギリを二つ食べる。サーモの熱いウーロン茶が旨い。檜洞丸の方から盛り上がってきた黒雲が空を覆い、お日様が隠されて寒い。座っているだけで冷えてくるので歩きながらオニギリをほお張る。
11:55 姫次からみた蛭ヶ岳山荘
 冷たい空気の中で、アセビの花枝が伸びていた。
姫次でM氏とともに
お昼を11時半に食べ始め、10分くらいですぐ食べ終え、辺りの景色を写真に撮っていたが、余りにも冷えるので12時ちょっと前に姫次を出る。出て、間もなく女性二人のパーティが黍殻山の方からやってくる。こんにちは!っと声を掛け合う。1433mの地点を過ぎ、榛ノ木丸への尾根に入るところまで登山道を歩く。
身体が冷えてしまい、なかなか温まらない。姫次ぐを発って10分もしないで榛ノ木丸へ行く場所に到着。軍手では手が冷たい。耳には耳掛けが欲しい。もちろん、ザックの中には薄手のダウンを容れているが、それを着るまでもない。兎に角、温まりたいので、歩く。フカフカしたなだらかな下りで歩きやすい。膝も痛くない。
登山道から榛ノ木丸への道
自動カメラのある場所を通過してから、尾根を立ち木につかまって登り、榛ノ木丸に過ぎる。もう、この頃は身体が温まり、登りになると腿が上がらなくなる。榛ノ木丸を少し過ぎたところの二手に分かれるところで林床の落ち葉の上にドカット腰を下ろして休む。雪片が舞う。雪が雨になるとイヤなので、気持ちが少し焦る。
12:40 ぼくらの通過も撮られているのかな?
滝が見える場所では、アカマツの松ぼっくりの種子を食べたリスの食痕のエビフライが2、3メートルもの範囲に散らばっている。写真に撮ったエビフライを拾ってきた。
13:13 まるでリスの食堂だ!
14時半には伝道の登山口に降り立ち、少し休んでゆっくり車まで戻った。
今回は先週あった2ヵ所でギンナンの入ったタヌキのタメ糞を見つけ、さらにもう1ヵ所でタヌキのタメ糞、伝道に下りてからまたも1ヵ所でテン糞を見つけた。アトリ、アオゲラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、シジュウカラなどを教えてもらった。

2017年11月16日木曜日

初めて知った滝   Water falls that I saw for the first time.

今日、鳥の専門家のM氏と魚止橋から榛ノ木丸と通って姫次まで行ってきた。帰路、榛ノ木丸から下っている時に円山木沢と思われるところに滝が落ちていた。今まで気が付かなかった滝だ。
13:18 滝が見える
 さらに、下っていくと先ほど見えた滝は上段にある滝で、さらに下方にもう一つ滝がある。上段の滝も下段の滝も落差10メートルはありそうだ。
13:54 先ほど見た滝は上にあり、下にももう一段滝がある

2017年11月15日水曜日

映画「ゴッホ 最期の手紙」  Cinema "Loving Vincent"

一昨日、連れ合いと映画「ゴッホ 最期の手紙」を見てきた。ぼくも連れ合いもゴッホが好きなので、美術館でゴッホ展があると大抵見にいっている。ぼくは高3の時にゴッホと弟のテオとの書簡集を読んでますますゴッホが好きになったのだ。
そのため、連れ合いからゴッホの映画が上大岡でやっているから見に行かないかと誘われて、すぐOKしたのだ。
が、ぼくらが考えていた映画とは全く違った。映画はすべてゴッホの絵のあの力強いタッチの油絵アニメであり、知っている絵の場面が動き出すので、映画そのものがゴッホの絵を見ている感じである。
ゴッホ好きのぼくや連れ合いにとっては、もう一度見にこようとなった。まるでゴッホが描いてアニメ映画にしたようなものであった。


2017年11月12日日曜日

カラスウリの種子分散は間違い The stragegy of seed dispersal of Karasu pepo seem to be error.

昨日、境川沿いを歩いた。散歩した距離は7キロちょっとであった。この位歩くと少し汗ばむ。境川の左岸にあたる横浜市側では朱色になった烏瓜(カラスウリ)を見つけた。
カラスが啄ばむからカラスウリと名付けられたのかな?っとも思うが、この果実はいつも赤く色付きしだいに枯れていき、鳥たちに喜んで食べられているとも思えない。
このカラスウリの実を食べてみたことがあるだろうか?割ってみるとジューシーで甘そうだが、とんでもなく不味い。舌に触っただけですぐ吐き出してしまう。
丹沢で拾う動物糞に含まれる種子にもこのカラスウリの種子が混じっていたことがない。
朱色になったカラスウリTrichosanthes cucumeroides
しかし、千葉は高宕山付近にするサル調査や岡山県高梁市の臥牛山のサル調査で、サル糞の中にこのカラスウリの種子が入っていたことがあった。両方とも調査は、真夏である。夏のカラスウリは緑色をしているが、すでに果実が独特の形になっているために、糞の中にこの種子が混じっていればすぐ判る。

カラスウリの種子は①クロワッサン状、②カマキリの頭状、③着物の帯留め状、④打ち出の小槌状と言われ、独特の形をしている。

サルたちは、夏場にこのカラスウリの果実を食べるが、熟した秋の実は食べないのだ。カラスウリは市街地の公園のような思わぬ場所でも生っていることがあるので、やはり名前のようにカラスやヒヨドリが啄ばんで糞として種子を分散させていることが解かる。
しかし、カラスウリの種子分散の戦略は、どこかで間違ったのだろう。せめて果汁を甘くしていればこんなに大きな果実だし、テンなどにも食べられもっともっと繁栄していたであろう。それとも、かっては、今のカラスウリの熟した味が好きな鳥か哺乳類がいたのだろうか?

2017年11月10日金曜日

テンはサルナシ、タヌキはギンナン  Marten eats arguta, and racoon dog ginkgo nut.

一昨日の魚止め橋から榛ノ木丸の往復では、カモシカの糞を2ヵ所で見つけたものの、食肉目の糞は山中ではタヌキ糞①と②で、伝道からの帰路の林道でテン糞を見つけただけであった。
テン糞
サルナシ種子・果肉・果皮
このテン糞を拾った時は、サルナシと他に何を食べているかな?と楽しみであったが、洗うとサルナシの種子と果肉付き果皮以外には何も出てこなかった。
タヌキ糞②
ギンナンと果肉・果皮、サルナシ種子、不明植物破片、直翅目脚・産卵管・翅
タヌキ糞②からはギンナン10個と果肉のついた黄褐色の果皮が多数でてきた。さらに、サルナシの種子や大量の不明植物破片と脚の模様からするとカマドウマではないかと思われる直翅目の脚や産卵管、翅が出てきた。
ギンナンは陽に干して、封筒に容れてレンジで20秒くらいチンして種皮を剥いて、茶碗蒸しを作った。もちろん、タヌキの糞から出てきたギンナンだとは家族に話していない。

2017年11月9日木曜日

イヌブナハボタンフシの虫瘤がいっぱい! A lot of the galls of Japanese Blue Beech's leaf!

ー昨日の榛ノ木丸の続きー
魚止め橋からヘアピンカーブのところで急峻な登り、初めはスギの植林地帯であるが、植林地を過ぎるとさらに険しい登りになり、ストックはしまって両手を使って立ち木を支えにして身体をグィーッと引き寄せて登る。右肩が肩鎖関節脱臼しているので、肩の動かし方を整えながら右手を使う。こうやって登ると身体全体の細胞、組織が生き生きするような感じがする。霧雨が間断なく降り注ぐが汗が出て気持ちが良い。
9:02 登ってきた方を振り返る、落ち葉で埋め尽くされている。
足元を見ると、塩水林道にたくさん落ちていたイヌブナハボタンフシの虫瘤がイヌブナFacus japonicaの葉に付着して落ちている。塩水林道では、この虫瘤が葉と離れて落ちていた。しかし、ここでは葉についている。何と、気が付くともうこの虫瘤がついたイヌブナの葉だらけ!
ぼくは、滑らないように登山靴をしっかり上に乗せて歩く。登る。
9:16 あのイヌブナハボタンフシの虫瘤だ!
10:35 出発して2時間余りでようやく1292のピークを過ぎる。風が強い。晴れて風がなければ気持ちの良い場所なのだが、、、。周りの景色を撮る。ここから榛の木丸まで10分位だ。
ピーク1292付近の平なところ。
10:44 朝鮮語由来の山名の榛ノ木 
榛ノ木丸で自撮りをしてすぐ下る。凄い風の強さだ。時折、雨ではなくアラレかヒョウのような物が飛んでくる。蛭ヶ岳は雲で覆われそこから吹いてくる風が冷たく強烈だ。軍手を取り出す。
11:10 ようやくシカ柵の扉のところまで下りてきた。風は頭上を吹きすさぶ。途中で、東丹沢トレイルランと書かれた白い紙が透明なプラスチックに挟まれて木の幹に縛り付けられていた。下の扉の右の木の幹に赤ペンキの目印もその時のものだろう。
しかし、トレイルランをする人たちはぼくが登り下りているルートを走るのだ。先日、円山木ノ頭でお昼をとっている時もランニング姿で走り過ぎる人がいた。
11:10 シカ柵の開け放された扉
11:15 風が当たらなくなったのでほっとしてミヤマシキミの赤い実を撮る
風が全く当たらない場所で、蛭ヶ岳とは反対方向の山並みを撮る。落葉広葉樹が赤茶けた秋の色になっている。
11:28 魚止め橋の方を撮る
12:22 伝道に降り立つ。今回は、膝が痛くならないように2、3度膝を伸ばすようにしたせいか、膝が痛くならないで降りてくることができた。早戸川の沢音が激しい。
12:33 もう、寒そうな沢
12:36 テン糞だ!林道に転がっている1メートルくらい大きな岩の上にあった。
車の置いた場所には12:49に着いた。ぼくが来た時にあった横浜ナンバーの白い車はまだあった。今回は、十分汗をかいたし、ギンナンが入ったタヌキ糞を拾ったので、充実したものとなった。家について車から出る時も膝が痛くはなかった。嬉しい!

2017年11月8日水曜日

タヌキはギンナンを求めて2キロ移動する? Did the racoon dog move 2km for the Ginkgo's nuts?

今日、魚止め橋付近に車を置いて、榛の木丸に行ってきた。GPS上では9.2キロ歩いたことになる。
家を出た時から、時々フロントガラスに雨粒を取り去るためにワイパーを作動させなくてはならないような雨曇りの天気であった。傘を差しながら登れるようなルートではないので、最初からスパッツをつけ、雨具の上着を羽織り、赤いザックカバーでザックを覆い、魚止め橋から林道を歩いてヘアピンカーブのところから取り付いた。ロープが張られているので、今回はそれを頼りに登った。楽チン!
時々、雨粒が大きくなるので、何度か中止しようかなと思った。しかし、今回は両腕を使って立ち木を手繰り寄せながら登って、汗をかくのが目的の一つなので登り続けることにした。
9:37 タヌキのタメ糞①ギンナンNuts of Ginkgo bilobaが5個浮き出ている。
10:26 再びタヌキ糞だこれもギンナンのようだ。
 登りのルートで、タヌキのタメ糞を見つけた。いずれもギンナンが入っている。タメ糞①のギンナン5個はもちろんゲットし、タメ糞②のギンナンが入ってると思われる糞塊を全部拾ってきた。明日は糞を洗ってギンナンを取り出し、茶碗蒸しの実だ。茶碗蒸しを作ることをを考えながら榛の木丸まで登った。
歩いたルート、①、②はタヌキ糞を見つけた地点
ずーと、ギンナンを見つけた時から疑問が膨らんでいた。人が植栽したイチョウの木なら分かるが、この付近に自生のイチョウの木があるのだろうか?イヤ、ギンナンが実るイチョウがあるということだ。じゃー、どこだ!????丹沢に自生しているイチョウの木あるのかな?あるいは、今は閉鎖されてしまった「丹沢観光センター」に植栽されたイチョウの木があるのだろうか?もしあるとなるとタメ糞②をしたタヌキは直線でおよそ2キロ離れた「丹沢観光センター」まで移動していることになる。

2017年11月4日土曜日

動物たちにとってはサルナシの季節だ! It's the arguta season for Carnivora.

1日(水)に高取山・仏果山・土山峠を歩いて、見つけ、拾ってきたテン糞4個、ハクビシン糞、タヌキ糞を庭の水道栓で洗って、内容物を調べた。
8:33 テンJapanese marten糞①
サルナシActinidia arguta種子・果皮
拾う時に既にサルナシの種子が見えているので、他に何か食べているかなぁーと思ったが、サルナシと果肉付き果皮だけであった。

8:50 テン糞②
アケビ種子Akebia quinata、マメガキDiospyros lotus種子、双翅目or膜翅目翅・脚
これは、外見を見ただけでアケビを食べたことが一目瞭然だったが、一応持ち帰った。水洗いしたら、マメガキの種子も4個でてきたし、双翅目か膜翅目の翅と脚も出てきた。

8:54 テン糞③
アケビ種子、マメガキ種子・果肉、サルナシ種子・果皮、双翅目翅・脚
これも、見ただけでアケビを食べた糞と思ったが、洗うとマメガキの種子2個とサルナシの種子や果皮、さらには双翅目と思われる翅と脚が混じっていた。

9:44 ハクビシンMasked palm civet糞
サルナシ果皮・種子、ムカデCentiped2匹
これはかなり量があったので、小指の大きさ位の糞粒を2個取ってきた。拾う前にサルナシの果皮とサルナシの種子が判ったが、洗ったらさらにムカデが2匹でてきた。

10:12 テン糞④
サルナシ種子、アケビ種子
これは、外見だけでは何を食べたものか判らなかった。が、あまりにも柔らかそうなので、糞を採集するときに木の枝を箸代わりにした時、アケビの種子が判った。が、サルナシの種子まではその時気が付かなかった。しかし、どうして、このような色になるのか?

10:32 テン糞⑤
サルナシ種子
テン糞④と同じくらい柔らかな糞で、これも枝を箸代わりにして取った。洗うまで、何が出てくるのか分からなかった。

12:30 タヌキRacoon dog糞
サルナシ種子、不明植物破片、昆虫外骨格・脚、ヒミズUrotrichus talpoides毛・爪・脊椎骨、土砂
これは、コインのすぐ左上の親指くらいの糞を取ってきた。柔らかさから判断して当日の朝排泄されたものだった。サルナシの種子がかなり入っていた。まだ、サルナシが落下しているのは少ないので、テンなどがサルナシを食べている木の下にいて、落ちてくる実を拾い食いしていると思われる。ウラジロノキの実か、カマツカの実を食べたと思われるような不明植物の破片がたくさんあり、さらに、ヒミズを丸々一匹食べたようで毛玉となってたくさん混じっていた。今回は、毛玉でヒミズだと考えながら、不明植物の破片などを取り除いていたら小さな脊椎骨や爪が見つかった。この爪でヒミズだと確信できた。
ヒミズの毛とネズミの毛の違いが分かったかな?その内、アップしたい。

今回拾ってきた糞の内容物を表にした。テン糞②を除く他全ての糞にサルナシの種子が混入しており、次に、アケビ、マメガキとなった。いずれにしても、この地域ではサルナシが一番多い今の時季の食物と言えそうだ。アケビの時季は過ぎたのかもしれない。また、マメガキはこれから増えてきそうだ。

テン糞①~⑤、ハクビシン糞、タヌキ糞の内容物表

今回歩いたルートで見つけた糞の位置(GPS TripRecorder 74proに依る)。
今回のルートで見つけたテン糞①~⑤、ハクビシン糞〇とタヌキ糞△の位置
上のGPSの軌跡ルートで、土山峠から大棚沢駐車場へのルートが湖の方に大きくズレている。これは、どのような原因によるものなのだろうか?2015年5月に同じルートを歩いているが、土山峠からの軌跡ルートは実際に歩いた道路上である。

2017年11月2日木曜日

高取山・仏果山の1日  The one day of the climbing Mt.Takatori and Mt.Bukka.

今日も快晴だが、昨日も久しぶりに終日晴れ渡っていてしかも温かかった。このところ、丹沢に行きたい行きたいとは思うのだが、どこに行こうか迷っている。一番行きたいのは土山峠からの宮ケ瀬尾根や鍋嵐方面の歩きなのだが、車を置く場所が無い。もっとも近くの場所でも大棚沢の駐車場だ。昨日も、初めは鍋嵐方面に行こうと思っていたが、車から出て歩き出して舗装道路に出て音を立てて走る車を見たら、もう土山峠まで歩く気持ちが萎えてしまった。バス停の時刻表を見ても1時間近くしないとバスは来ない。
仏果山も今年は登っていないかな?っと思ったので仏果山に上ることにした。これで、サルに出逢ったのだから、土山峠までの歩きに日和ったのが幸いしたのだ。
7:24 仏果山登山口の3メートルほどのコンクリートの階段を登ったところにある道標
登り初めてからは、もう、12時前に車に戻れるかな?っと思いながら歩き、汗がじわっと額や首筋に出てきたので、もう、気持ち良く登ることができた。
8:16 コウヤボウキが咲いていた
花が終わったコウヤボウキがあって、コウヤボウキの花の季節は終わったのか、でも上に行けば咲いているかもしれないとい思っていたので、この花を見つけた時は嬉しかった。
8:33 テン糞だ!
8:35 朝日を受けているコウヤボウキの花
テン糞を拾ってからは、首に巻いていたハンカチを取り、登りの杉林の中で陽射しの中に咲いているコウヤボウキの花を見つけて嬉しくなってしまった。
8:46 宮ケ瀬越だ!
8:49 花が終わったカシワバハグマ
8:50 テン糞だ!もちろん喜んでゲットする。アケビの種子だ!
8:53 ン?アナグマが何か爪を立てて探したか?
8:54 おー、またまたテン糞だ!
9:09 高取山展望台から正面の大山を望む 
丹沢山・蛭ヶ岳方面を望む 
甲斐駒ヶ岳がぼんやりと見えた
これから行く仏果山山頂
高取山山頂近くで単独行の男性に会う。クマ避け鈴を派手に鳴らしながら歩いている。高取山山頂のテーブルの上に彼のものと思われる軍手が一揃い置かれていた。仏果山に行く途中や土山峠への道でもそれらしきそ足跡が無かったので、彼は宮ケ瀬越から仏果山登山口に下りたと思える。
9:32 イノシシの掘り起こしの痕だ!足跡が残っている。
9:44 ン?ハクビシン糞だ!サルナシの果皮が見えている。
10:12 テン糞だ!ん?何を食べた?
18:17 仏果山山頂に着く。山頂にあるテーブルの上に寒さで動きが鈍くなったナナフシがいた。このテーブルに座って、オニギリを食べているとサルの木揺すりを伴った示威行動のガッカガッカガッカ!という音声が鳴り響く。久しぶりにサルの木揺すりの音と音声を聞いたので、もう、少しでも早くサルを見たいと思い、オニギリを急いで食べ終え、水もたっぷり飲み。山頂での自撮りをして、音声が聞こえたこれから向かう登山路を進む。
10:18 ナナフシだが、名前は?トビナナフシ?
10:23 体重を5キロは減らさないと、、、歩きが辛い
山頂から土山峠へ向かう尾根道は陽がさんさんと注ぎ、暑いくらいである。岩場の急な道なので慎重に足を下す。又もオスザルの示威と誇示の音声だ。発情季特有の発情オス音声だ。ゆっくり下る。すると、目の前に若い発情メスがいて、ぼくを威嚇する。
威嚇する7,8歳メス。オーヨシヨシという感じだ。
離れオスのヒトリザル、ソリタリーが一度、ぼくの方に向かい、斜面の下の方を見て、再びこちらに向かってくる。下にいるメスたちに対して人間など怖いものか!っと格好をつけているのだ。
10:50 オスザルが左下にサルたちに格好をつけている
11:32 革籠石山だ、これから直滑降のような下りだ
12:02 坂尻方面への道との分れ道
12:30 タヌキのタメ糞だ!一番新しい糞塊を1個ゲット
12:43 土山峠着だ!
ここから歩いて13:16に大棚沢駐車場に着いた。GPS上では12.4キロ歩いたことになる。帰宅後、風呂に入って、ウィスキーを飲んだら眠くなったので1時間くらい寝る。サルの群れに出逢い、発情したオスとメスとに会ったし、テン糞、タヌキ糞なども拾えたのでとても充実した1日になった。8時間の行程であったが、サルを30分くらい見ていたことになる。