「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年4月20日木曜日

エビが卵を持った! The shrimp is incubating eggs.

 ネット通販で買ったミナミヌマエビ Neocaridina denticulata が卵を持った。腹の下に30個位の卵を抱えている。嬉しい。もう、朝、晩見ている。
お腹の卵が分かるネ

 グッピーにチビが食べられるので、焼き海苔が入っていたプラスチック缶に穴を開けてその中に移し替えた。
グッピーに食べられないように!

 水槽を見ていたら、5ミリにも満たない小さなエビが水槽の底にいる。1匹だけではない。2匹見つけた。前に生まれたチビが食べられずにいるんだ。このエビは1年の命のようなので、それだけ世代交代が早く、繁殖も頻繁に行われるということだ。このまま、グッピーと一緒にして食べられる個体がいても一回の繁殖で3匹以上オトナになれれば確実に増えていく。お腹に卵を抱いている個体をもう隔離する必要はないかな?静岡以西に生息しているようなので、もう少し、水が緩んだら外の水連鉢にも入れよう。

2017年4月16日日曜日

コゴミ、クサソテツ Ostrich fern

 昨年秋に横浜の友人から一株貰ったコゴミMatteuccia struthiopterisが冬は地表近くで固い頭をおしくら饅頭のように並べていたが、4月に入って急に動きだし青い頭が膨らんで持ち上がってきた。

 これは、御浸し、胡麻和え、天婦羅、味噌汁の実などすると美味い。子供の頃は、コゴミにゼンマイにワラビを採ったものだ。その中でもコゴミは採ったその日に内に食べられる。あく抜きなどする必要がない。ゼンマイ、ワラビは手間が掛かり、春には食卓に登らないで秋や冬に食べることが多い。

 タンガニーカ湖畔のマハレ山塊にもぼくの親指くらいの太さのワラビが群生していたので採ったが、シアトルに住んだことがある高校同期のTG君は、やはり巨大なワラビを堪能したようだ。ぼくは、あく抜きはせずそのまま茹でて御浸しや味噌汁で食べた。
このコゴミ、まだ、頭が小さいので、来年くらいには大きいものが出てくるだろうし、株も増えるものと期待している。庭が狭いので、鉢植えにしなけれならないのが辛い。

 パソコンの調子が悪い。突然、シャットダウンしたり、ポインターが動かくなったりする。だから、急いで、不安な気持ちでタイプしている。
 解決した。PC内臓のボタン電池のリチウム電池(CR2032)を買ってきて交換した。近くのパソコンショップで2個で540円だ。もう、上記のような不具合は生じない。大体3年目毎に交換した方が良いようだ。ノートパソコンの方も交換しよう。

2017年4月14日金曜日

カヤランとヨウラクラン Japanese wild orchids!

 庭の梅ノ木には、フウランとカヤランThrixspermum japonicum、ヨウラクランOberonia japonicaを吊るしている。さらに、今年は、まだ八重桜が咲いていないのに、デンドロビュームたちを吊り下げた。部屋の中はファレプシス、カトレア、セロジネ、パフィオペディラム、オンシジュームがある。今、花茎を伸ばしているオンシもある。でも、もうみな外に出してやりたい。しかし、まだだ!
 梅ノ木のフウランたちも一昨日の雨で葉が生きいきしてきたようだ。カヤランやヨウラクランも蕾をつけ始めた。
 2012年2月にやまぼうしさんやk-ta隊員らと山を歩いていて拾う。
今年は二つの花茎が伸びてそれぞれに花芽がついている。

このカヤランは、やまぼうしさんにいただいたもので大きい。

このヨウラクランも下のものも花芽が中央から突き出てきている。
これもやまぼうしさんから、、、。

2017年4月13日木曜日

庭の草むしり  Weeding out in the back yard.

 連れ合いが草むしりを始めた。ぼくは、春の草むしりは殆んどしない。春に芽生えてくる草が好きなのだ。というよりも土から出てくる新芽を楽しんでいるのだ。北海道釧路生まれのぼくにとっては氷の下から出てくる草は神秘的とも思えるほど、不思議な美しを持ち、可愛く貴重なものであったのだ。
 寒い道東地方の今頃は根雪となって氷も融けて青い草が出てくるころである。しかし、人々は3月頃から黒い土が見たいために、氷を割り、それを日向に出して融かしていく。凍った根雪の下に埋もれた厚紙や板切れの下に青い草の芽生えが出ていることがある。このような産まれたばかりの赤ん坊のように弱弱しい青い草を見つけると、夕方からは凍ってしまうので、また、紙や板を乗せて雪の塊でおおってやったものだ。
 だから、春に土から顔を出す萌黄色の柔らかい草を草むしりと称して抜こうなどという気持ちは全く起こらない。
 恐らく、スコットランドやアイルランドやロシア、アラスカの氷の国で生活する人々も春になって雪融け、氷融けとともに地面から表われる草に対しては同じような思いがあるだろうっと思っている。
庭のカエデの新葉は、柔らかそうだ!

これは、サンショウの新葉と花芽だ。皆、柔らかそう!

 が、そんな寒い釧路でも5月になるとサクラが咲き始め、原野は萌黄色の草で覆われる。こうなると、3月の頃の草の想いとは別に、水をたくさん含んだ泥炭層の土から出てきたアイヌネギ(ギョウジャニンニク)採りやスズラン狩りに夢中になる。

また、無精卵を産む  It gives birth to infertile eggs, again.

 昨朝、日課となっている小さな水鉢をのぞいた。いた、ヤマアカガエル のメスがいる。望遠レンズをつけて撮る。温かい日差しに当たって気持ち良さそうだ!
朝日に当たていたヤマアカガエルRana ornativentrisのメス。

 300mmまで拡大して撮っていたら、カエルの前に卵がある。無精卵だ! 3年前にもコヤツは無精卵を産んだのだ。彼女は無精卵の卵塊の上に乗っている。
ん?口先に卵がある。

 どうして無精卵を産むんだろうと思った。が、ニワトリは毎日くらい、ヒトの女性も思春期を過ぎると月一回くらい交尾に関係なく排卵している。それと同じ生理的現象なんだ。このヤマアカガエルのメスは、丹沢で通常見かけるヤマアカガエルよりも一回りも二回りも大きい。両性爬虫類は金魚のように生きていると身体が大きくなるのかな?そう思うと金魚の寿命も不思議!

2017年4月12日水曜日

ヒミズの白く長い毛 The long white mustache and fur of shrew-mole.

 9日、「天昭山のサルの会」の称名寺でのお花見の時に鳥の専門家のT.Maruさんから称名寺の裏山で拾ったヒミズUrotrichus talpoidesをもらった。
 月曜日と今日午前中にこのヒミズを眺め回した。
 ヒミズ背中側から

ヒミズ腹側から

ヒミズの上からみた口吻の周りの白い毛
鼻先の白毛は短く多数あるが、口の周りの白毛は長く12、3本である。

ヒミズの正面から見た口吻の周りの白い毛
顎の下には2本の8ミリ前後の毛と5ミリ前後の毛がある。

 ヒミズ右前足の裏 
黄色の→は白く長い毛、黄色で囲った部分は掌球
白く5ミリほどの毛は手首の内側の左右から4、5本出ている。

ヒミズ右後ろ足の裏
黄色で囲った部分は掌球

  前足と後足とでは、いくつか違いが見られる。前足首の内側に白く長い毛があるが、後ろ足首には長い毛は無い。前足の裏側の底(平)の部分は幅と長さがほぼ同じ長さだが、後足の裏側の底の幅よりも踵から指を除く部分は長い。さらに、後ろ足裏には大きな掌球が3個あるが、前足裏には第一指の下方に一つあるだけだ。

 鼻先の周りの毛は短いが、口の周りの毛は長い、さらに顎の下にも長い毛が出ている。さらに、前足の内側に長い毛もある。これらは、当然、触覚としてのセンサーとして働いているのだろう。それぞれの毛は別々の役割を持っているのだろうが、どのような時にそれぞれの毛が機能するのだろうか?
 棍棒状の尾も白くはないが長い毛がまばらに生えている。尾の長い毛の持つ意味がちょっと不明だ。
 また、足の裏には掌球(肉球)があるが、歩く時、ミミズなどの獲物に近寄る時に音を消して忍び寄るためについているのだろうか?
 ヒミズの外形をこれほどしっかり見たのは初めてである。いつもは剥皮し、内臓を取りだして骨にしていただけ。これは、記念に内臓だけ取り出して乾燥標本にして学生たちに「これがヒミズだ!」っと見せてあげよう。

2017年4月11日火曜日

新学期始まる It starts the first semester.

  今朝は、6時40分に家を出て、電車を乗り継ぎ、葛西にある専門学校へ行った。新学期が始まったのだ。始めは横浜市営地下鉄に乗り、戸塚でJR東海道に乗り換えだ。押されて電車の中ほどまで行く。回りの乗客の大半はスマホでゲームをしたり、電子ブックを読んだりしている。良かった!押された勢いで吊り革がつかまれるところまで来た。傘の取っ手(柄)をバンドに挿しこんで両手を自由にする。手で吊り革をつかむ。良かった!っと再び思う。歳をとってきたので、何も支え無しに電車の中で立ち続けるのは凄く大変なのだ。
 吊り革にぶら下がれるささやかな幸せさえ感じるのだ!
 横浜、川崎でもう無理だと思うくらいの人々が乗ってくる。ぼくの前のサラリーマンの若い男はゲームをしながら網棚の横棒につかまっている。押されるのでぼくの方を見る。でも、もちろん状況を判断して超満員になっていることが判ったようだ。
 ぼくの後ろや両サイドの男女は吊り革につかまろうともしないで、身体を電車の揺れに委ねている。ぼくは彼らの重みで指が千切れそうな感じさえする。後ろの女性が肩から下げているバックの角が固くて、まるで木刀の先でグリグリと脇腹が押されるような感じ。彼女は澄ましてスマホに熱中だ!
 品川でかなりの人たちが降り、新橋では大半が降りる。空席だらけとなったので、座りながら指を揉む。
 東京駅北口から大手町まで歩いて東西線に乗る。この電車に乗って一息だ!この安堵感が乗り過ごす原因でもある。
東西線南砂町駅を過ぎたあたりの車内の吊り革

荒川を渡ってもうすで西葛西だ!

西葛西駅の千葉方面のホームに立つ人々

 大手町から東西線に乗っても本を読まないことにしている。5、6度?もっとか?西葛西を通り過ぎて隣駅の浦安まで行ってる。帰りもそうだ、西葛西で乗って大手町を通り過ぎることが多い。本を読むとどうしても乗り過ごす。
 今日は、初めてのクラスが二つなので、学生もこちも緊張感で一杯だ!仲良く、上手くやっていけそうなクラスなので帰りの電車ではホットする。
気持の良い飼育専攻の学生たち
S君が手を挙げている。

上と同じクラスの学生たち
女子たちの笑顔が素敵だ!名前を覚えなければいけない。

2017年4月10日月曜日

称名寺で花見! Sakura viewing at Shoumyou Temple!

 昨日は金沢文庫にある称名寺に「天昭山のサルの会」でお花見に行ってきた。正午、文庫駅に6人があつまり、先ず、「ふみくら茶屋」で食べ飲み、霧のような雨の中のサクラを楽しんだ。
 学校は金沢八景にあり、金沢文庫駅付近に下宿したこともあるのだが、金沢文庫も称名寺も行ったことが無かった。学生時代はこのような雰囲気の中を逍遥するような気持を全く持っていなかった。
こんなに大きな阿字ヶ池があり、池の周りを散策できる。
  
 称名寺の由来、案内板

太鼓橋(反り橋)を渡ると正面に金堂が、、、

池の縁に立って待つ仲間

 サクラの木がたくさん植えられているわけではなく、さまざまな木立の中のいくつかがピンクの花を咲かせてサクラの木の存在を静かにアッピールしている。下旬になればサクラの木の存在は忘れられてしまうだろう。
 「天昭山のサルの会」は、奥湯河原で寝泊まりしながら一緒にサルを追っていたビュフトンさんが2013年10月に何年か振りに来日して以来、再び昔のサル仲間が合うようになった会である。温かくなったら天昭山野猿公園跡の藤木川の河原で昔をしのんで食事をしたい。

2017年4月8日土曜日

整腸剤としてのスゲの葉 Sedge's blade that racoon dog uses as intestinal medicine or regulator.

 4月5日に、倉沢・焼山沢・尾根・登山道・水沢橋と歩いて、見つけ拾ってきた食肉目の糞は4個だけだった。何故か、いつも見つけるテン糞は一つも見つけられなかった。見つけて拾ってきたのは、タヌキ糞3個とアナグマ糞1個であった。それぞれの糞があった地点を下図に示す。クリックすると拡大する。
タヌキ糞①~③とアナグマ糞●があった地点

 焼山沢の支流に分かれるところの尾根に入ったところで、タヌキの溜め糞があった。一番新しく少しテン糞に似た写真の糞①を拾ってきた。
9時5分、タヌキ糞①
キブシ種子、サルナシ種子、長さ5~11センチのスゲの葉が12枚、腐葉砕片、土砂
 これほどたくさんの単子葉植物(スゲの葉と思われる)の葉が出てきたのは珍しい。全く消化されていない。何故、消化されないスゲの葉を飲み込むのか?

10時56分、タヌキ糞②
キブシ種子、サルナシ種子、ケンポナシ種子、腐葉砕片、昆虫外骨格・脚・触覚・産卵管、土砂
 このタヌキ糞②は、厳冬期の食物の林床の腐葉層にあるキブシ、サルナシ、ケンポナシを漁って食べ、さらに動き出した虫たちを食べたものだ。

 焼山・平戸間の登山道が、至る箇所で崩壊しており、斜面につけられた廃道に6,7センチの穴を掘って糞をしていた。アナグマ特有のものだ。
11時2分、アナグマ糞●
キブシ種子果実果皮、腐葉砕片、土砂
 キブシの種子が大半で、腐葉層を漁ったと思われる黒っぽい腐葉砕片と土砂だった。

 下のタヌキの溜め糞③は廃道の真ん中にあり、廃道だから登山者からも踏みつけられないで残っていた。コインのすぐ右上の糞塊を1個採ってきた。
11時33分、タヌキ糞③
キブシ種子、膜翅目翅・腹部外皮・脚、腐葉砕片、土砂
 これもキブシの種子が多く、腐葉層を漁ったものだ。

表1 糞の内容分析の結果
 表1にこれら4個の糞の内容物をまとめた。タヌキもアナグマも腐葉層に上に落下している昨年のキブシやサルナシやケンポナシの腐って発酵している果実を食べ、ついでに腐葉層の中にいる節足動物を漁ったと思われる。タヌキ糞①からはスゲの葉がたくさん出てきたが、明らかにこれは薬草としての利用だろう。たくさん食べることにより、食べたものを吐き戻すか、あるいは胃腸を整腸するものだと考えて良いだろう。どうだろうか?

2017年4月7日金曜日

ガマガエルだと思ったが! I thought it was a toad, but,,,,,! 

 昨日は温かであったので、5日の山歩きで拾ってきた糞を水洗いしていた。どこかで、グーグーという小さく可愛いカエルの声が聴こえる。始めは水道栓の排水溝の中から聞こえるのかな?と思ったがそうではない。その音も途絶えた。
 3月31日に小さな水槽にヤマアカガエルがいたとアップした。以来、ぼくは朝、夕に見ているのだが、いる時といない時がある。いない時はとび出た跡が水槽の周りについている。その後、水の中にいる時にそっと見ると随分大きい。手の平くらいありそうだ。そんな大きな、ヤマアカガエルもアカガエルもいないのでガマだ!アズマヒキガエルだ!と思っていた。しかし、捕まえて見たいが、そうするとコヤツはもうここには棲まないかもしれない。
 昨日、糞洗いする時に水槽を見たがいなかった。お隣のAさんが草むしりをしながら、ぼくに声を掛けてきた。世間話しをした後、ぼくはこのカエルの話しをした。今日は水槽にいないので、Aさんのお庭にお邪魔しているかもしれませんと話したのだ。
小さい水鉢の中でじっとしているヤマアカガエル
 ぼくは、糞洗いが終わって、部屋で糞分析をしていると、インタホンが鳴る。連れ合いが出ると、Aさんはカエルを見つけたと知らせてくれたのだ。
 すぐ、庭にとび出るとAさんは、我が家の庭との境界の垣根の側に植えている彼岸花の葉を束ねようとしたら下から出てきたようだ。すぐ、カメラを取ってきてパチリだ。
彼岸花の葉の上に乗ったヤマアカガエル
  目元が葉で隠れているので、その葉をAさんがどけてくれたら、ピョンと我が家の庭に入ってきた。真上からパチリ。そして、ヤツはゆっくりと彼岸花の葉の下に入っていった。名前をつけようとなったが、オスかメスもわからないので、名前は後でだ。ネコが歩き回っているので、食べられなければよいが、両家のペットになるかも、、、。
 Aさんは、つい最近までは丹沢全域の沢登りをずーと続けてきた人なので、野生動物には好きなようだ。ヒキガエルにしてはオカシイ、ヤマアカガエルにしてはでかい。 
我が家の庭に跳び込んできたヤマアカガエル
 ヒキガエル?大きさはぼくの手の甲くらいだ!これから表面にイボイボが浮き出てくるのかな?でも、ちょっと待てよ。今年TCA専門学校を卒業したM.Tshurutaさんに訊いてみようと思い、早速、この二枚の写真を添付して送った。彼は学生中から一人で沖縄や小笠原に両生爬虫類の調査旅行をしていて、両性爬虫類には滅法詳しいのだ。卒業後は、生物調査会社に勤めており、昨日はトウキョウサンショウオの卵塊の保全と移植の仕事をしたようで、彼にはぴったりの職場だ!
 彼から、レスがあり、これはヤマアカガエルのメスとのことだ!我が家で孵化したヤマアカガエルの可能性が高いようだ。
 カエルは、ヨーロッパにいるヒキガエルで36年、アマガエルで16年も生きるようなので、このアカガエル、4年前に無精卵を産んだヤツなのかもしれないhttp://tanzawapithecus.blogspot.jp/2014/03/eits-montane-brown-flog.html。あと、10年は生きてくれそうだ。楽しみだ。

2017年4月6日木曜日

水の中の糞の意味は? Is there meanig that mammals drop their scats into the water?

 昨日、倉沢を少し遡上した。倉沢は朝日が射し込むので明るい沢だ。沢は伏流水とならないで表面水が流れているが、求めていたネコノメソウの仲間は見当たらなかった。
 下の写真は歩いてきた倉沢を振りかって撮ったものだ。ここから尾根に取りついた。 
 沢の右岸を歩いたり、左岸を歩いたりしながら遡上した。沢の流れが滞っている所にイノシシの糞があった。イノシシの糞は水洗いしても大半は植物繊維からなることが多いので拾わなかった。この写真の右上方の水の中にも糞があった。どうもイノシシは水の中にも糞をするようだ。同じような場所にシカ糞が落ちていたことも何度か見ている。
 下の写真は2011年11月、千葉県富津市宇藤原の休耕田の水の中にあったイノシシ糞だ!これは、わざわざ水の中にじゃぶじゃぶ入っている時に排便したのだ。
 イノシシだけが水の中に糞をするわけではない。2012年12月、ハクビシンが我が家の庭の水連鉢の中に排泄しているのだ。内容物はカキの種子と果皮果肉。
 馬や牛の排便時には特に尻を下げるようなことはない(子供の頃の牧場の牛馬を見ていた経験から)。同じように山羊もない。豚については記憶がない。恐らくシカやカモシカも排泄時に尻を下げるようなことはないのだろう。しかし、犬や猫は排便をする時に尻を地面に着きそうなくらいに下げる。恐らく、キツネやタヌキ、テンやアナグマやハクビシンも排便時には尻を下げるのだろう。状況証拠からそう考える。
 という事は、巣穴を持たない哺乳動物は排便時には尻を下げずに立ったままの姿勢でするが、巣穴を持つ動物は排便時に尻を下げるということだ。
 これはどのような理由に因るものなのだろうか? 
 巣穴を持つ動物は行動域が狭く単独性である。が、持たない動物は行動域が広く、シカのように集団を形成したりする。つまり、自分の巣穴を持ちその周りに行動域を持っている動物は、糞を自分の行動域の占有としての印として使っているので、狭い部分にもしっかりと印すために尻を下げて確実にしていると考えている。切り株の上などに糞をするにはしっかりと尻を下げなければダメだ。一方、巣穴を持たず、行動域が広い連中はどこでもトイレだ。採食場もトイレとなる。サルもそうだ!
 カモシカは、シカのように集団を作らないで、単独生活をし、狭い行動域をもつ、巣はもたないが、自分の行動域を仲間に知らせる印として糞を一ヵ所にする場合がある(つまり溜め糞)。

 さて、水の中に糞をするイノシシやハクビシンの問題に戻ろう。イノシシの糞については、移動採食中にしたくなったから排便したのだろう。しかし、ハクビシン糞はどうして水連鉢の水の中なのか?ハクビシンは我が家の二階のベランダにある鉢の中にも糞をしたことがある(2012年12月)。
 つまり、ハクビシンは狙いを定めて糞をしているのだ。水蓮鉢の中にしても自分の存在の証明である糞の匂いを同種の他個体に知らせることができない。これは間違って糞をしたのだと考えているが、皆さまはどう思いますか?

2017年4月5日水曜日

倉沢・登山道・柏原ノ頭 ー初めての沢と尾根ー  Firstl time the valley and the ridge!

 今日は、どうしても沢を歩こうと思っていたのだが、、、、
 朝、家を出たのが6時10分、遠回りだが近くのガソリンスタンドに寄って、レギュラーを満タン入れ、イザ出発。少し朝の通勤の渋滞が始まっている。裏通りを行く。
 水沢橋のところに車を置いたのが7時43分、GPSをオンにしてすぐ歩きだす。橋を渡り、倉沢に沿った林道を歩き、次の橋を渡り焼山沢を遡上する。焼山沢は川床が岩盤でその上を水が岩盤を舐めるように流れている。ミソサザイの囀りがうるさい位だ。この焼山沢は西から東に流れているので、沢なのに朝陽が当たり、水が流れているのに乾いた沢という感じだ。沢が二手に分かれるので、その間の尾根の手前の日向で沢を行くか尾根歩きにするか、迷う。この時には、カメラを持ってきたが、SDカードが入っていないことに気がついている。日向にはテングチョウが2頭絡み合いながら飛んでいる。
 いつものように尾根を行くことにする。割と急な登りだ。しかし、若者たちと一緒ではないので、ゆっくりと自分のペースで登る。今朝、起きた時から腰というよりも背中の辺りが痛く、屈みこんだ姿勢だと痛くない。電子国土によるとこの尾根は焼山への道があったようだ。
 10時42分、廃道になった登山道に出る。 
 こちらから見る丹沢方面は北斜面にあたるので、蛭が岳の北側は雪だ!写真は携帯!

2017年4月3日月曜日

ではイタチが食べているのは? Something that weasel eats?

 3月20日の大倉・マルガヤ尾根・鍋割山のルートで見つけ拾ってきたタヌキやテンの糞の内容物について話したが、イタチは何を食べているのだろう。見つけたイタチ糞は1個だった。場所については、前回のテン糞のところで図を見ていただきたい。

 9:29、イタチ糞には、コンニャク質の厚さ2,3ミリの1センチ四方のものと、10ミリから15ミリの固い毛と齧り取った中大型哺乳類の骨片(毛の固さや太さから、イノシシかな?)が出てきた。コンニャク質状の物は何か?もしかしたら、登山者やハイカーが捨てた弁当の残り物かもしれない。
Fig.1 9:29,イタチ糞
 ここで、今回の山歩きで拾ってきた、タヌキ糞(表1)やテン糞(表2)の内容物とイタチ糞のものとも比べると、タヌキ糞やテン糞の両者ともキブシの種子が必ず入っており、また、腐葉層を漁ったと思われる砕片や昆虫や節足動物が含まれるが、その割合はタヌキの方が多く思われる、さらにタヌキ糞には必ず土砂が多く含まれるがテンやイタチ糞から土砂は出てきていない。これは、テンは、腐葉層に生息している節足動物だけを選択的に食べているが、タヌキは土砂も一緒に食べているようだ。
 タヌキ、テンばかりでなくイタチも中大型哺乳類・有蹄類を食べているが、これは狩猟後解体されたシカかイノシシを食べたものだろう。テンではアカネズミやカエルを食べているが、タヌキではアカネズミやカエルを食べるのは難しいのだろう。
表 1  タヌキ糞①~③の内容物 *不明種子はゴマ

表 2  テン糞①~⑦の内容物

 東丹沢の山麓を歩いていてもテン糞に比べてイタチ糞が非常に少ないのは、ぼくの山歩きが、主に尾根歩きで、沢歩きや沢沿いに沿った道を歩くのが少ないのが原因であろう。尾根道にはタヌキの溜め糞があり、テン糞も多く見つかる。しかし、アナグマ糞は尾根道よりも斜面をトラバースする道に見つかり、イタチ糞は沢から5、60メートルくらいの範囲にある道に見つかる。このような動物たちの糞をする場所と生息地との関係もしっかり整理していきたいが、まだ、山麓を歩いて動物たちの糞を拾っていることが面白い。

 今日は、温かいので、室内の花が終わったデンドロを全て外に出した。八重桜が咲くまでは外に出さない方が良いのだが、、、。また、部屋に取り入れるかもしれない。

2017年4月2日日曜日

サクラが咲きはじめた。  The cherry blossom began to bloom!

散歩がてらサクラの様子を見に行ってきた。
2、3分咲きという段階だった。
それでも、この2、3日前の寒さとはうって変わって晴れて温かくなってきたので、ベビーカを押した家族連れや熟年夫婦、若いカップルなどが河畔に備えられている椅子などに座って食事をしたり、コーヒーなどを飲んでいて、一人で歩くぼくは何となく気恥ずかしい思いである。
 場所によってまだ2、3輪しか開いてない木をあった。
我が家の近くの商店街の側に小さな公園があり、そこには大きな3本のサクラの木があるが、それらは5、6分咲きであった。
釧路ではまだ雪が残り、サクラ(チシマザクラ)が咲くのは5月の下旬であるのに、こちらではもうサクラが咲き始めたのだ。庭のショカツサイやハナニラやヒヤシンスが咲き、ユキヤナギの白い花も満開だ!まだまだ寒い釧路の人たちにちょっと申し訳ない思いだ!