ウサギの仲間には、左右の前頭骨から眼窩を覆うように前・後眼窩突起が出ている(図1)。タヌキやネコにあるような後眼窩突起と相同の骨である。しかし、どうしてウサギの後眼窩突起は一つにならないで前後二つになったのだろうか?
赤線で囲んだ部分:前眼窩突起と後眼窩突起
タヌキの後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)は前頭骨の眼窩上部の後から出て頬骨前頭突起に向っている(図2)。ウサギの後眼窩突起は側頭骨に伸びている(図3)。図2.タヌキNyctereutes procyonoidesの後眼窩突起(赤線で囲む)
j:頬骨 s:側頭骨
さらに、タヌキの頬骨j側頭突起と側頭骨s頬骨突起が接合する先に、頬骨前頭突起が伸びている(図2)。が、ウサギでは頬骨側頭突起は側頭骨頬骨突起の下に潜ったまま伸びている(図3)。
図3.カイウサギOryctolagus cuniculusの後眼窩突起(赤線で囲む)
j:頬骨 s:側頭骨
一方、ネコでは後眼窩突起が伸び、頬骨前頭突起も伸びて眼窩輪が形成されそうになっている(図4)。図4.ネコFelis catusの後眼窩突起と頬骨前頭骨突起
結局、どうしてウサギの前頭骨から出る突起が前・後に分かれるのか分からない。ただ、図1に見られるように前頭骨から眼窩を覆う廂(ひさし)のように出ているのが気になる所だ!

%E5%89%8D%E5%BE%8C%E7%9C%BC%E7%AA%A9%E7%AA%81%E8%B5%B7.jpg)



0 件のコメント:
コメントを投稿