「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

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原発不要・核廃絶


2022年3月8日火曜日

白い皮下脂肪のメスのハクビシン  A female palm civet with white subcutaneous fat

伊豆高原に着いた日にいつも野菜を届けてくれるNさんから電話があった。畑の鳥避けの網にハクビシンが絡まって死んでいると云うのだ。折角電話をくれたので、ぼくが帰るまで畑に穴を掘って埋めといて欲しいと頼んだ。
昨日、Nさんの畑に行った。ハクビシンが絡まっていた網のところに行くとヒヨドリが2羽絡まって死んでいる(図1)。この絡まったヒヨドリを取ろうとして絡まったのかもしれない。この網、鳥を獲るカスミ網のように糸が細い。
図1.ヒヨドリが2羽
ハクビシンはビニールの堆肥袋に容れられて穴に埋められていた。ビニールから取り出す(図2)。2日前に死んだばかりなので死後硬直で筋肉が固まっているせいで、手足を広げることができない。性別はメスだ。持ってきた座椅子に座り、解剖セットを置き、この可哀そうなハクビシンを持ってきたビニールの上に置く。身体を揉むように柔らかくし、お腹の毛皮を摘みメスを入れてスーット前足の方まで切る。そして毛皮を剥き始める。が、上手く剥けない。毛皮の裏には真っ白なラードのような皮下脂肪が2ミリから1センチちかくも厚く覆っている。冬季はこうやってハクビシンを含む野生動物たちは皮下脂肪を蓄えて厳しい冬に耐えて生きているんだ。 固いのはこの皮下脂肪が寒さで固まっているせいかもしれないと思う。
図2.メスのハクビシンも
皮を剥き、肩甲骨を含めた前肢部分を体から離し、下肢部分の大腿骨頭を寛骨臼から離し、お腹を裂いて内蔵を見る。胃内容物は殆ど無い。腸内容物も少ない。が、肝臓や腎臓が凄く大きい。内蔵を取り出し、頭部と第一、第二椎骨をつけて離す。上肢や下肢、頭部の肉を除きビニール袋に容れる。毛皮や内臓、取り除いた肉は穴に埋め戻し、脊柱や肋骨、座骨や尾の部分は埋め戻した土の上に置き、さらに土をかける。

畑仕事をしているNさんには、胴骨部分も埋めたので、もう学校が無いので毎週一回は様子を見にくることを伝える。頭骨や肢部分は持ち帰る。今日は、これからこれらを煮て、さらに除肉して水に浸して腐らせる。

今日も、狂犬プーチンの侵攻が続いている。戦争を止めさせなければ大勢のウクライナ人たちが死に、怪我をし、親子や夫婦が引き離される。


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