昨日、GPSを持って、散歩した。
境川沿いの土手に日大の生物資源学部の演習場がある。そこの端にコブシの木が一本ある。
そろそろ咲いているだろうと向かうと、この木の樹高は高いので、遠方からでも白い花がたくさんついているのが判った。
40年くらい前にこちらに引っ越してきたときは、近くの地元の農家の庭の周辺には必ずコブシの大木があり、この時季には白い花が楽しめたものだ。が、今は、ぼくと同じように移り住んできた人々の庭に刈り込まれた小さな背丈のコブシを見るくらいになった。
コブシやモクレンは大きな屋敷の大きな庭に高々と咲いているのがコブシらしい。
キンシコウ調査でお世話になった秦嶺山脈の麓の楊さん宅に小学校低学年の女の子がいた。
名前を暁風といった。Xiaofeng(シャオフン)という音が耳に心地良かった。
毎朝、暗いうちから起きて大きな声をあげて本を読んでいた。学校の成績が良くて飛び級で進級し家族とは離れたところで寄宿生活をしながら学校に通っていた。
夏休みは家族の元に帰ってきた。2012年8月に行ったときも戻ってきていた。
その時はもうお姉さんになっていて、西安の外国語大学で英語を学び、日本語も勉強していた。
そのシャオフンからe-maleがきた。
2年前に大学を卒業して、今はDHLエクスプレスの北京支店に勤めているが、夜勤で身体を壊したので、4月になったら会社を辞めるようだ。
1、2年したら日本を訪れたいようなので、家族で歓迎すると返信した。
彼女はぼくのことをGrandfather Fumio と呼ぶ。
彼女の家の前庭にも大きなコブシの木があったのを思い出した。
0 件のコメント:
コメントを投稿