24日の丹沢実習で見つけたタヌキ糞を水洗いした。
タヌキ糞①
トカゲ頭脚尾、シカ毛皮
下の真っ黒の糞は2日くらい前のものと思われた。洗っても流れ出るものは殆んど無く、
大半が1センチ前後に折れ曲がった毛と消化されて溶けかかった皮であった。
タヌキ糞②
キブシ種子、節足動物外骨格、シカ毛
古い2、3週間前のもののようだった。
古い2、3週間前のもののようだった。
タヌキ糞③
キブシ種子、ムカデ外皮2匹分、腐葉細片、土砂
右の黒い塊を洗った。
右の黒い塊を洗った。
タヌキ糞④
キブシ種子、腐葉細片
コインのすぐ左上のものを拾った。
コインのすぐ左上のものを拾った。
タヌキ糞⑤
マメガキ種子13個、サルナシ種子、ケンポナシ種子果柄、腐葉細片
かなり古く、ほとんど乾ききっていた。
かなり古く、ほとんど乾ききっていた。
5個のタヌキ糞では、タヌキ糞①を除いて、4つともまるで厳冬期の糞と思われる内容物であった。それは、キブシや腐葉土を漁ったと思われる腐葉細片が多かったことである。
タヌキ糞⑤はどの場所にマメガキやサルナシ、ケンポナシが落ちていたのかと思われるくらい、
腐葉が積もり重なったところにマメガキやサルナシ、ケンポナシなども一緒に
転がり落ちていたのを偶然見つけて食べることができたんだ。
タヌキ糞①から出てきたトカゲの足や尾は皮がついており、肉は消化されていなかった。
シカの毛が出てくるのは猟期が終わって間もないので、現場で解体されて、皮が捨てられることがあるのでそれを見つけて食べたのだろう。
シカなどの草食動物が餓死するのは今頃の時季なので、①の糞ではその餓死した個体を食べることができたのかも知れない。
そうすると、①の糞はトカゲも食べており、もっとも春らしい内容物とも云える。
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