今、スロベニアに行われている国際捕鯨委員会総会で、
日本の調査捕鯨は反捕鯨国の反対にあっている。
クジラを伝統的に捕獲し食べ利用していたのとしても
捕鯨そのものが時代遅れの感がまぬがれない。
クジラは野生動物であり、しかもぼくらと同じ哺乳類だ。
動物園ではEnviromental enrichiment(環境エンリッチメント)の考えのもとに、野生動物は野外生活とできるだけ同じような生活環境のもとに生活してもらおうと努力が払われている。
しかし、何故か海に生息する哺乳類に関しては、
動物福祉はもとより生活環境を改善するような努力が見られない。
相変わらず、オットセイやアザラシなどの鰭脚類は狭いプールで泳ぎ回るだけ、
あるいは、イルカやシャチなども女性トレナーと一緒に芸をする見世物となっている。
上野動物園でゴリラやライオンにサーカスに見られるような芸をさせたらどうなるだろうか!
動物福祉の考えに逆行していると非難されることだろう。
しかし、海獣類は狭いプールで泳がせ、芸をさせている。
ゴリラやライオンやシカと同じ野生哺乳類なのだ。
海の動物たちに対する古い考えがそのまま出ているのが
日本の調査捕鯨だ。
クジラは海に棲んでいる野生哺乳類だ。
上の写真の「くじらすく」は先週兄嫁から御土産としてもらったお菓子だ。
このお菓子の説明書に
かって釧路は全国最大の捕鯨基地であり、1960年代までは鯨肉の消費量が
多く、歴史ある鯨の街釧路だと書かれている。
でも、今ではチョコレート味のクッキーとなって、クジラは名前についているだけだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿