先日、ビーグル犬やマウス、カニクイザル、カイウサギなどの頭骨などを持ってきてくれた
教え子のMarikoさんが、この骨は何の骨ですか?
とメールしてきた。
骨を摘まんでいるのは彼女の指だ。
哺乳類の骨でこのような骨はどの部分でもありえない。
鳥類の骨でもこんな骨はないだろう。
真鶴の磯場で見つけたようだ。
で、魚類の骨だと思うと答えた。
では、どこの骨だろう?
今年の1月8日にコイ科の魚の咽頭歯という不思議な歯を初めて知った。
ほねやさんが教えてくれたのだ。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2014/01/what-bones-is-this.html
この骨も魚の頭部の鰓か喉の辺りにありそうだが、どうだろうか?
ほねやさんが教えてくれたのだ。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2014/01/what-bones-is-this.html
この骨も魚の頭部の鰓か喉の辺りにありそうだが、どうだろうか?
3 件のコメント:
こんにちは、ご無沙汰しております、ほねやです。
一枚目の写真では、もしかして・・・と思い、二枚目は決め手となりました。
これは、ウツボ科魚類の神経頭蓋だと思われます。
シンプルに言うと、ウツボの仲間の頭蓋骨です。
一枚目の写真に写っている面が背側で、手に持っている方が吻側です。
二枚目の写真の、手に持っている方ににある穴ぼこは、本来歯が生えていたところです。
この穴が、辺縁部に規則正しく並んでおり、かつ比較的大きいことから、アナゴやハモなどの、ウツボと似た魚類と区別できます(アナゴはもっと歯が細かい、ハモはもっと歯が少ない)。
ちょうど似たものが掲載されたページを見つけておきましたので、参考までに・・・。
http://homepage2.nifty.com/h-shibata/utsubos.html
真鶴で拾われたとのことでしたので、サイズや分布から考えると、ウツボまたはトラウツボの可能性が高いかなと思います。
ほねやさんへ
え?またまた大感激です。
ウツボまたはトラウツボの可能性が高いとのこと、う~ん、これが頭蓋骨なんて驚きです。
紹介されたサイトを「お気に入り」に登録しました。
魚類の頭骨の類似性を見つけなければ。これから、イワシやアジや大好きなカレイもしっかりガリガリ頭から食べないで、頭の骨は食べ残して見なくてはいけない。
先日のコイ科の咽頭歯と言い、今回のウツボの仲間の頭蓋骨と言い、何だか脊椎動物の基本となる魚類については身近なのにいい加減にしか知らない。
わー、知りたいことがイッパイある!
それにしても、ほねやさんに感謝です。
ほねやさんへ
東京海洋大のサイトの紹介ありがとう!
もちろん、すぐ「お気に入り」に登録しました。
魚を含めてこれからもいろいろ教えてください。
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