1月11日、野生生物探検隊で白銀林道を歩いたとき、唯一哺乳類の毛や骨と節足動物の外骨格が含まれていたテン糞である。他の糞の内容物の種子に関しては1月16日にアップ。
哺乳類の毛は10ミリ以下のものが上の糞内容物の80%くらいあった。
乾かして一部の毛と節足動物の外骨格を含む全てを方眼紙上において撮った。
緑の線で囲まれたA、B, Cはカマキリのカマの刃だろうか?Dは二つの産卵管?。縦長の1本は15ミリにも及ぶ長さである。
赤い線で囲まれたBは哺乳類の骨の一部であり、2個の骨だ。このような骨は手根骨か足根骨だ。ノウサギのものより二回りも小さく、アカネズミのものよりも大きい。リス?の物?赤線Aはアカネズミかトガリネズミなどの爪?と思ったが、手持ちの標本を見るとまるっきり異なる。アカネズミたちの爪は平爪だし、この3分の1以下だ。試みにメジロの爪も見たがメジロの爪は細くて長い。
これは爪ではないのか?何だろう?
黄色の線で囲ったものは毛を除いて薄ペラなキチン質のものだ。
他のたくさんの小骨や骨の欠片は哺乳類のものではない。長骨の中は空洞になっている。
これはほねやさんに見てもらうしかなさそうだ。
見ていたらお願いします。
4 件のコメント:
アカで囲んだツメは、どう見てもネコのツメそっくり。でも小さいですね〜。
で、ネコのように木登りできるテンやハクビシンの子供ではないかと調べてみたのですが、分かりませんでした。
ハクビシンを調べていて隊長の写真が出てきましたが、ツメは撮ってませんか?
take隊員へ
手根骨の大きさからして、コドモのハクビシンかタヌキ?と思って今あの事故死したハクビシンの子供の小骨を入れているビニール袋を見たが、爪は残していない。
うーん、爪があれが、、、。
これからは動物死骸の全てを標本として取っておく必要があるようだ。
こんにちは
難しいですね。これだ、と言えません・・・。
リスもこんなような爪をしていますが、解剖して根元から見たことがないので何とも・・・
また、ムササビもこのような立派なカギ爪をしているようです
どちらも実物を持っていないので、あてずっぽうになってしまいました。
参考までに、ムササビを紹介しているページを挙げておきます。
http://www.pz-garden.stardust31.com/gessi-moku/risu-biba-ka/musasabi.html
ほねやさんへ
コメントを強制して御免なさい。
ムササビのサイトの紹介ありがとうございます。
ムササビを拡大して爪を見てみました。なるほど、良く似ている。大きさが分からないのが残念、上野動物園にニホンリスを飼っているので、そこでじっくり見てくるかな?
木登りする動物は、立派なカギ爪なんですね。リス科の動物かヤマネも怪しいのかな?
いずれにしても、山で拾ったものは全部貴重な標本なので、これから大事に保管しておきます。気が付くのが遅かったかな?でも仕方がない。
コメントを投稿