昨年9月22日に載せた、丹沢の小鹿の頭骨を
女子学生のA.Mさんが持ち帰り綺麗に晒骨した。
左のがそうだ。右は大人メスの頭骨
成長しても眼がある眼窩から後の方は大きさが変わらない。
それを上面から見よう。
頭骨が子供から大人に成長して大きくなるのは、眼窩から先の鼻や、口の口吻部分である。
つまり、鼻骨・上顎骨・前額骨・下顎骨は大きくなるが、他の部分はあまり大きくならない。
前頭骨・頭頂骨・側頭骨など脳容量の大きさは子供の時期と大差ない。
動物は成長に伴って、先ず食物や空気の取り入れ口としての鼻や口の部分を大きくさせていくが、
脳容量が余り変わらないのは、脳を大きくすることよりも脳を使うことによって
生活をさらに豊かにしていくというように進化してきたのだ。
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