「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年7月9日金曜日

我家のヒル騒動!  Leech uproar in my family!

昨日は霧雨の中、左手に傘を差し、右手にストックという歩き方だった。松茸山の山頂まではまだしも、下りは滑りやすいので、ストックで押さえながら下った。恐らくそのせいだろう。普段使わない上半身の筋肉を使ったため、背中の下、腰の上が痛く、昨夜は寝返りも打てなかったくらいだ。
昨夜は、ぼくが寝てから風呂場ではヒルの出現で大変だったようだ。ぼくはズボンを風呂場で脱いで飽和食塩水でヒルを落とし、身体についているヒルも飽和食塩水を噴霧するとポロポロとおもしろいように落ちた。それら落ちたヒルたちを拾い集めてビニール袋に閉じ込めておけば問題は無かったのだ。が、ぼくはシャワーで洗い流した。それが、家族が風呂に入る22時頃に這い上ってきていたので大騒動になったようだ。先ほども起きてきた連れ合いは文句を云っている。風呂場の下水に通じる穴にでも塩を振りまけばそれで済む筈だが、背が痛くて思うように動けず。

さて、昨日はヤマユリを見に行ったのだが、薄暗くてピントが合わず、フラシュと点けて撮らざるを得なかった。
7:24 ヤマユリ
帰路、宮ヶ瀬やまびこ大橋の手前で大きなヤマユリの花が地面すれすれに垂れ下がって咲いていた。車を停めて撮りたかったが、後続車があったので、それも叶わず。

8:34 山側の斜面からキハギが咲いていた。

大きな枝ぶりのキハギ
林道の沢沿いに盛土がされている場所があり、そこにイラクサやオオバイノモトソウが生えているが、イラクサだけがシカに食べられている。

8:36 イラクサの葉がほとんどシカに食べられている。茎だけだ!
7:45 沢側のシラキの葉が一枚、葉巻状にまるまっている。昆虫が卵を産んだんだ。開いて見たが、葉先の方に卵状のものが2個あった。
シラキの葉が葉巻状になっている
開くと卵?
ダメだ!背中が痛い!電車に乗って手もみサロンに行けるものなら行きたいが、駅まで歩けるとは思えない。月曜日に予約しているのでそれまでは回復しているだろう。歳をとるとはこういう事の連続だ。

2021年7月8日木曜日

ヒルがゴッチャリ! Lots of Leeches!

 今日、5時半に家を出て、奥野林道ゲート前の水沢橋のところに車を置いて、ヤマユリを見にいった。霧雨模様なので、傘を差しながら歩いた。ヤマユリは2株咲いていた。が、まだまだ蕾が多かった。

途中から松茸山に向かうことにした。それは帰りに水沢橋のところでやまぼうしさんがアップしていたシナノキの花を見て行こうと思ったからである。傘をさしながらの急登は厳しかった。山頂の東屋でインスタントラーメン半分と稲荷寿司を食べ、ストックを1本だけ伸ばし、再び傘を持って下る。

川は跳び石伝いには渡れないので、一番浅いと思われるコースを大股で渡る、右足2歩、左足2歩が川底の石を蹴る。靴の紐をきつく締めていたせいか靴の中には殆んど水は入らなかった。が、驚いた。ズボンの裾から膝くらいまでヒルがゴッチャリ付いている。どうりで、首や顎にまでヒルが登ってきていた訳だ。ザックやストックを車に入れ、帽子やシャツも取ってヒルを落とし、飽和塩水をズボンに噴霧する。面白いほどボタボタとヒルが落ちる。雨で身体が濡れるので、車に入っても噴霧する。靴を脱ぐと靴下が血で赤く染まっている。久しぶりの大量のヒルによる出血だ。

帰宅しても、連れ合いが玄関に入れてくれない。何と、尻や背中からも出血していた。石鹸をつけてシャワーを浴びると、コロコロに太ったヒルが落ちて流れていった。しばらく、血が止まらないのでパンツ一枚になってウィスキーを飲む。何故か、腰が痛い!連れ合いがサロンパスを貼ってくれる。何となく、落ち着いた。それにしてもヒルは首に登ってきたヤツだけをツマミ取っていたが、松茸山山頂ではヒルは一匹も着いてなかったのに!、、、、、。

シナノキの花が満開

2021年7月4日日曜日

自然災害が怖い We, Japanese are afraid of natural disasters.

昨日の早朝は何故かぼくの携帯に横浜市から1度、藤沢市から2度の洪水・浸水・土砂崩れなどの緊急警報が鳴り響いた。前夜から雨が降り続いているし、ぼくが住んでいる地域の西500mに引地川、東1Kmに境川があり、我家は二つの川に挟まれた尾根にあるようなものだ。
熱海の伊豆山も含め、日本各地の住宅地は山の斜面にあるので土石流や土砂崩れか、川の堤防の決壊によって洪水被害に遭いやすい地域に住んでいる。津波や地震を恐れ、最近は竜巻による強風災害も怖れなくてはいけなくなった。
午後3時頃、雨が止んだので、連れ合いと引地川のそばのスーパに散歩を兼ねた買い物に出かけた。
図1.増水時はこの階段の下の段まで水がきたようだ。
土砂が運ばれてきている。
図2.いつもは土手の鉄板が1mくらい剥き出しで川床がでている。
鉄板上の根クリートの上50センチくらいまで水がきたようだ。まだ、濡れている。

いつもは大きなコイが背ビレを湖面に出しながら泳いでいる。こんな増水時はコイなどの魚はどうこでどうやって勢い良く流れて来る土砂やゴミを凌いでいるのだろう。
この引地川の川床はコンクリートで埋め尽くされており、毎年?ブルやトラックが入って川底の土砂を取っている。
引地川の下流には遊水地公園があり、上流域にも遊水地がつくられている。それは境川流域も同じだ。両河川の下流域では河川の氾濫による洪水などは生じないであろう。しかし、最近の50年に一度、100年に一度の雨量が怖い。
道路の両側の街路樹がモミジバフウであった。日本の街路樹は日本古来の樹木にしてもらいたいものだ。モミジバフウはユキノシタ目のようだ。
図3.モミジバフウ(アメリカフウ)Liquidambar styraciflua

2021年7月1日木曜日

哺乳類の後眼窩突起は家畜では前頭骨頬骨突起  The postorbital process of mammal is the frontal jugal process of cattle

動物(哺乳類)の頭骨の各部分の名称はヒトの解剖学用語からきて、それが家畜解剖用語で用いられて、さらに欧米で哺乳類学が進むにつれて、哺乳類の頭骨の名称が新たにされたものがあると考えられる。その結果、欧米の新しい動物学を翻訳するさいに採用された頭骨の名称に変わってきている。

先ず、前顎骨や後眼窩突起が上げられる。ヒトの解剖学では前者は切歯骨、後者は前頭骨と頬骨が癒合合着する部分で特別な名称は付けられていない(図1のの部分)。しかし、家畜比較解剖図説(加藤嘉太郎著 養賢堂)では、後眼窩突起は前頭骨頬骨突起と名付けられている。 

図1.上野の国立科学博物館のヒトHomo sapienceの頭蓋骨
:前頭骨頬骨突起 :切歯骨 :眼窩下孔 ↑:オトガイ孔

切歯骨(前顎骨)はヒトを含む真猿下目のサルではアカンボウの時から左右の骨が癒合・合体しているが、他の霊長類や哺乳類ではゾウやハイラックス、イノシシなどの一部の動物を除いて下顎骨はオトナになっても左右はは合体しない。切歯骨(前顎骨)から出る歯が切歯だ!
図2.ホッキョクギツネVulpes lagopusの頭骨
:後眼窩突起 :前顎骨 :眼窩下孔 ↑:オトガイ孔
図3.ヒト♀の頭蓋骨左側面図(哺乳類頭蓋の画像データベース:獨協医科大学から)
:前頭骨頬骨突起 :切歯骨 赤丸部分:頤(オトガイ)
図4.カニクイザル♀Macaca facicularisの頭蓋骨
下顎骨の前にはヒトにある頤(赤い部分)がない。:後眼窩突起

サルになると後眼窩突起という語もちょっと合わないね(図4)。それは霊長類の眼窩は正面を向いているので眼窩の後ではなく横だからだ。しかし、他の哺乳類の眼窩は側面にあるから、眼窩の後に後眼窩突起がある(図2,図5)。
図5.イノシシ♂の頭蓋骨
:後眼窩突起 :前顎骨 :眼窩下孔 ↑:オトガイ孔
下顎骨にはオトガイが無い

そして、哺乳類の頭骨の実情に合わない眼窩下孔とオトガイ孔という名称もある。図2のホッキョクギツネや図5のイノシシの頭骨で判るように、眼窩下孔は眼窩の前方にあるので、眼窩前孔と命名した方が適切である。ヒトだけが下顎骨の前端部が突き出て頤(オトガイ)がある(図3)が、サルを含むヒト以外の哺乳類ではオトガイがない(図2、図4、図5)。オトガイがないのに、下顎骨の前部にある孔をオトガイ孔と名付けられている。英名は動物ではmental foramen、ヒトではforamen mentale。この違いが判らない。獣医学を修めた方なら判るかな?

2021年6月27日日曜日

エ!何故?果実の種子が含まれていないテン糞!  Why? The marten's droppings that did not contain fruit seeds!

25日の奥野林道・伊勢原林道歩きでは、奥野林道でテン糞2個を見つけたが、それ以外では見つけられなかった。
6:56 テン糞1
カマドウマ脚・外皮、昆虫脚、砂
テン糞1の内容物
カマドウマの脚が判る

7:33 テン糞2
テン糞2の内容物、大半がヒミズの毛であった。
左下側にヒミズの18mmの尾がある。
昆虫脚・外皮・頭部触覚、ヒミズ毛・尾(先18mm)、砂礫

ヒミズ亜科の2種の尾長は、手持ちの乾燥標本の毛先を除くと20ミリちょっとだ。ヒミズとしたのは18ミリの尾が少し途中で太くなっているからだ(参照)。
それにしても、今回は2個だけのテン糞だったが、二つともクワやニガイチゴなどの果実の種子が含まれていなく。昆虫やヒミズであった。彼らの食性が変ったとは思えない。今の時季はヤマグワの果実が熟しており食べ放題だと思うのだが、、、ちょっと、不思議だ。
歩いたルートとテン糞位置(①、②)

2021年6月26日土曜日

ヒルがいない。何処へ行った?  There are no Leech. Where did the leech go?

 水沢橋と林道との間の駐車スペースに着いたのが、6時50分であった。雨が降りそうなので、折り畳み傘を持ち、ストックはザックに付け、GPSをセットして出発だ。長めの靴下は十分に飽和食塩水を噴霧しているので下半身のヒル対策は万全だ。昨日は、奥野林道から山越えして伊勢沢林道を下ってきた。

6:56 奥野林道のゲートを越えて間もなく、真っ黒のテン糞だ!クワの実を食べた糞だろう。

テン糞1 
7:01 ん?これは奥半谷林道で6月2日に見たアカショウマだ。この花のピンが合わないので、落ち着いて撮る。ホタルブクロもまだ咲いている。
アカショウマ
ホタルブクロ
7:08 爽やかなシダだ!調べたが同定できず。
シダの仲間
ハコネシダ 
このヤマユリもまだ蕾だ!
7:23 法面のコンクリートの凹部に溜まった土砂などのところに毎年咲くヤマユリがある。これもまだ蕾だ。3株に増えている。
3株になっている。
7:27 先ほどからずーと松茸山の方からシカが警戒音を出している。こちらが見えているようだ。これはイラクサ科のイラクサそのもの?上で鳴いているシカのメスグループが食べたのだろう。
イラクサ科の仲間のシカの食痕
これは、イトマキカエデではなく、イトマキイタヤ
イトマキイタヤ
7:30 ヤブムラサキのピンクの花がたくさん咲いている。
ヤブムラサキ
7:32 こんな僅かな腐葉土の塊りでミミズか節足動物を探したのだ。アナグマではなく、イノシシの蹄跡がある。
腐葉土を誰が掻き分けた?
7:33 テン糞だ!これもクワの実を食べたものだろう。
テン糞2
7:37 工事の案内板が立っている。8月一杯まで、奥野林道と伊勢沢林道との間の斜面を治山で工事しているようだ。将来の山の斜面はコンクリートで覆われてしまい、動物たちの隠れ家も造れなくなる。
7:58 松茸山への入り口(奥野口)を過ぎ、馬ノ背も過ぎる。もう20年以上前にここで、10頭以下のサルの群れを見つけ、数年間この群れを馬ノ背群と名付けて追ったことが随分前の事のように思われる。
馬ノ背:ここから早戸川林道に尾根沿いに下りたものだ
8:08 山は今にも降りそうな雲で覆われている。しかし、梅雨なのに何となく乾いた感じだ。
本間ノ頭の方面を見る
8:16 コマツナギが咲いている。このように灌木でこじんまりとした草姿なので、以前、この豆を鉢植えしたが、暴れるように枝が伸びて鉢植えに向かない木であることが知った。
コマツナギの可愛い花
8:20 早戸川右岸の斜面が崩落している。気が付かなかった。これも一昨年の台風に因るものだろう。拡大して見ると、岩盤の上の植林していた表層土が流れ落ちたようだ。早戸川林道は土砂崩れや流れによる崩落が各所にあるが、ぼくはこのままの状態で良いとさえ思っている。それは、車は通行できないが、ぼくのような者でも歩けないことはないからだ。
8:24 伊勢沢林道へ山越えする地点の所に来た。今は、小型ブルが移動する道が作られているのでこの道を使う。しかし、尾根まで出るのに以前より時間が掛かるかなっと歩きながら思う。以前はこの植林地内をジグザクのケモノ道を利用した。
稜線で一休みしたいが、今回はそのままブル道を下り、伊勢沢に辿り着く。不思議、梅雨なのにこのブル道はドロンコ道な筈だが、登山靴は汚れない。滑らない。そして、なによりも不思議な事がある。
それは、タイトルにしたようにヒルがいない。このブル道に入る前にスパッツをつけてヒル対策をするつもりであった。が、ここまで歩いてきてヒルの姿を全く見ていないのだ。
ここから登って稜線に、そこから下って伊勢沢に!
8:26 ブル道に赤いキノコがぼくを迎えてくれた。子嚢菌類と云う事が判るがそれだけだ。
赤いキノコが、、、
8:54 稜線を過ぎて、ブル道は3つに分かれるが、右下へ行く道を辿る。何故、ヒルがいないのか不思議である。
伊勢沢右岸の岩に群生しているイワタバコの場所にきた。足元を見てもヒルの姿が見えない。インスタントラーメンの具にするためにイワタバコの柔らかそうな葉を3枚千切り取る。ヒルは出て来ない。しかし、やはり、ここではお昼にしたくない。
9:07 伊勢沢を石伝いに渡る。今までならこのような沢を渡るのにピョンピョンと跳んで渡れた。が、今は、足元をイチイチ確かめ、次に足を下ろす石が、滑らないかどうか考え、手は岩や木に置いてバランスをとる。どうしてこうなったんだと自分でも歯痒い。岩を滑って落ちて足を濡れることを恐れている?イヤ、違う。身体全体のバランスが悪いので、転んで岩に胸や頭を打つことを恐れているのだ。
伊勢沢の河床に岩がある
9:28 伊勢沢林道に辿り着く。しかし、この登りでもどうしてそんなに慎重になるのか判らないくらい慎重だ。あり得ないと思うが、転げ落ちることを恐れているのだ。林道に上がってズボンの裾を上げてヒルの有無を見たが全く一匹もヒルはついていない。どうしたんだヒルは?
奥野林道からブル道を歩いて沢を渡って伊勢沢林道に出るのに何と1時間も掛かっている。
登ってきて、このガードレールを跨ぐのも、、、
9:34 おー、サルナシの実だ!
9:48 たくさんのタケニグサが花が咲いている。タケニグサの写真を撮ったのは初めてかな?
9:53 アケビだ!ミツバアケビだ!
10:10 ん?また、あの蛾だ!違う。キンモンガではない。チョウではない。また、SAさんに訊いてみよう。
これはヒョウモンエダシャク(豊田さんのコメント参照)という蛾の仲間のシャクガ科で、幼虫はシャクリムシとなって移動する。
10:26 ん?この昆虫は?何の仲間だろう?
これはカゲロウ目のカゲロウ科かアミメカゲロウ科(豊田さんのメールによる)
GPS上では9.7キロも歩いたことになる。かかった時間は3時間46分だ。帰宅してから風呂に入り、30分くらい昼寝した。今日はこれから藤沢市の健康検診を受ける。