「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年2月15日土曜日

テン糞をたくさん拾った! I got many marten's scats.

テン糞1を見つけてからは次々に糞を見つけた。このところテン糞を見つけてなかったので、それを取り返すかのように見つけ拾ってきた。また、寒さがぶり返してきたので糞洗いが大変だ!
テン糞2
テン糞3
テン糞4
テン糞5
図1. 音見沢橋
図2. 音見沢橋の上にはシカ糞だ!
テン糞6
テン糞7
テン糞8
9:37 焼小屋沢橋だ。欄干下の主桁部分に座って、靴の紐を締め直し、スパッツを着ける。着け終わって立ち上がったら横にリスのクルミの食痕がある(図3)。リスがここを食事のテーブルとして利用したんだ。ここから焼小屋沢に入る。沢の左岸斜面に着いているシカ道を少し歩いてから斜面を鞍部を目差してジグザグに登る。
当初の予定はこの尾根を登って姫次・焼山を結ぶ登山道に行く予定だったが、時計は10時を過ぎているので、鞍部で腰を下ろし、ザックからガスストーブとコッヘルを出してお湯を沸かし、インスタント味噌汁とオニギリでブランチとする。食事後、鞍部一帯を歩き回る。至る処にカモシカの角砥ぎの跡がある(図4~7)。
図2.焼小屋沢橋
図3. クルミの食痕
図4. カモシカ角砥ぎ跡
図5. カモシカ角砥ぎ跡
図6. カモシカ角砥ぎ跡
図7. カモシカ角砥ぎ跡
カモシカ糞(図8)やヤマフジの樹皮(図9)を食べた食痕もある。ここはカモシカが良く利用するところなんだ。十分にこの鞍部を愉しんだので、斜面を下る。スギ林の中にヌタ場がある(図10)。詳細に目を凝らして調べて見なかったがカモシカのヌタ場なのだろう。
図8. カモシカ糞
図9.カモシカがヤマフジの樹皮を食べた痕
図10. ヌタ場
ヌタ場を過ぎてから沢に沿って枝を潜ったり、斜面に登山靴でステップを作ったりしながらゆっくり楽しみながら歩く。往きと帰路を少し違ったコースを取った。橋の下から這い上がるように上に出る。
図11. 沢から登ってきた。
音見沢橋を過ぎて歩いて行くとテン糞9だ。写真を撮るために目印となる常緑樹の葉を探したが見当たらないので、またまたオオバイノモトソウの葉を加工して撮る。その時に、可憐に咲いているタチツボスミレが目に入る(図12)。我家でもまだ咲いていないのに、山の日なたの方が先に咲いている。タチツボ、たくさん咲き出すと見向きもしないが、こうやって最初に咲くのは何故か愛らしい。そして、また往きでは見つけなかったテン糞10を見つける。
テン糞9
図12. タチツボスミレが咲いている
テン糞10
そして、オスジカの滑落死骸だ!
ゲート前に車が停められており、水沢橋下の河原に若者がいた。崩壊したところの横に着けられた仮道路の前にあった通行止めが横に置かれていた。ここから奥野隧道までは10分くらい掛った。ぼくの車の前後に車が止まっていた。車に乗り、「今、帰る」と連れ合いに連絡す。9キロ約4時間半の歩きだった(図13)。
図13. 歩いたルート

伊勢沢林道も台風19号で崩壊 The destruction of the Isezawa forest road based on Typhoon 19.

伊勢沢林道も酷くヤラレテいた。昨日、車を奥野隧道付近の空きスペースに置き、伊勢沢林道を歩いてきた。
水沢橋前の道路の崩落があるため林道ゲート前の広場には駐車できないのだ。
伊勢沢林道に入ってすぐの崩壊は既に知らせてあるので、今回はその次からだ。図1の崩壊地付近、川沿いにあった樹木が殆んどないので、なんだかすっきりした感じ(図2)。夏にはここで遊ぶ家族連れも出てきそうだ。
図1. 崩壊地
図2.登ってきた方を見る
この崩壊地の林道山側に「年災 令和元年 台風19号暴風雨災害」と書かれた杭がある。「年災」って何だ?その年の大きなの災害と云う事か?小学館の日本国語大辞典で調べたが載ってない。行政用語なのかな?
図3. 台風19号による災害と記録
ここから100mくらい土砂崩れや倒木などで林道が覆われている。小さな沢も大雨が長時間降ったため林道山側の急斜面を崩した。水の流れは恐ろしい!
図4. 崩れ
図5. オー土砂崩れだ!
図6. 倒木だ!
とても神奈川県は昨年の台風19号の災害に対して、今はまだどこで土砂崩れや崩落などの災害が起こった場所なのかを明らかにして、その場所にテープを張ったり、看板を出す事だけでも大変だろう。
図7. スギの木も沢を跨いで倒れている
スギの木が倒れているところから5分くらい歩いて、おー、テン糞だ!これ以降、テン糞をたくさん見つける。この辺りは沢沿いは二次林に覆われているので、テンのエサが多いんだ!帰路、この場所でオスジカの滑落死骸を見つけることになる。この時はテン糞を見つけた嬉しさ?のため周りを見ていなかった。このテン糞にシカ毛や骨片が含まれているかな?
図8. テン糞1

2020年2月14日金曜日

オスジカの死骸  The corpse of male sika deer

今日、伊勢沢林道を歩いて焼小屋沢まで行って、ちょっと沢に入って沢の左岸尾根に登ってきた。帰路、林道でシカの滑落した死体があった。もう、大半が食べられている。
暖冬で、積雪が少なかったので、地上に生えている採食植物は大抵食べただろう。このオスジカは栄養不足か否か調べてくれば良かった。大腿骨を石で叩いて折って、白黄色の骨髄の量を調べると判る。栄養不足なら骨髄量が少なく、スカスカになっている場合もある。こうなると餓死だ!来週、また行くか!
しかし、以前なら、このような死骸があれば即、頭を首から離してザックに容れたものだが、今はもうシカやカモシカ、イノシシ、タヌキ、アナグマは死骸を写真に撮るだけだ。鼻にギンバエがたくさん集っている。
        


2020年2月13日木曜日

河津桜が満開に! The Kawazu cherry blossoms become to be full bloom!

我家から西に500メートルくらい離れたところに引地川が流れている。3月下旬になると川の両岸の土手はサクラの花で埋まる。その時は乳母車を押す家族連れや、老人夫婦、若いカップルがサクラの花の下を歩く。ベンチに休んで太巻きを食べたり、地面にシートを敷いて酒盛りをしているグループなどもいて賑やかになる。

1月下旬にこの川辺に植えられている河津桜が一輪さいたことをアップした。今日のこの温かさである。もしかしたら、満開になったのでないかと雨がが上がったお昼過ぎに散歩を兼ねて見てきた。
河津桜は多摩大学湘南校舎の裏側の土手に6、7本植えられている。植えられた時は指の太さくらい高さ1メートルくらいものであった。しかし、今ではこうである。
 カワズザクラが咲いても人々は余り関心を抱かない。今回もぼくが写真を撮っていた時間は10分くらいではあったが、散歩者も寄って来なかった。これほど艶やかに咲いているのに少し可哀想でもあるが、ぼくが少しの時間だけでも一人占めしたような気持ちで嬉しくもある。
今夜も貰ったフキノトウの味噌和えと天婦羅を食べて春の薫りを愉しもう。

2020年2月12日水曜日

テンはノウサギやジネズミを食べていた  The marten has eaten a hare and a dsinezumi shrew.

お昼過ぎに、ようやく懸案のテン糞を洗った。どうも、このところ自分を奮い立たせないと庭に出ることもできない感じだ。寒いせいもあるが、これではいけない。
今日は、午前中に金沢文庫に住む友人が彼の家の庭に出たフキノトウとたくさん持って来てくれた。フキノトウを含む苦みのある山菜は大好きだ。感謝しかない。
もらったフキノトウの半分を蕗味噌にするため洗った

さて、先日の山歩きの帰路の奥野林道で拾った、テン糞の内容物について報告する。
図1. テン糞1
多数の灰白色の毛2~5cm、骨片(頭骨の一部、肋骨)
毛と骨片の大きさから(図2)ノウサギかな?
図2.テン糞1から出てきた骨片
①:肋骨 ②下顎骨の筋突起 他は頭骨の一部と思われる
図2. テン糞2
灰白色毛・5mm毛付皮・骨片、トガリネズミ目下顎骨・臼歯、ムカデ尾部、キブシ種子2個、砂泥、
図3. テン糞2の内容物の一部
左の二つの大きな骨片はノウサギの骨の一部か?
中央と右二つはジネズミの下顎の臼歯と下顎骨の部分

テン糞1とテン糞2の距離は直線で200mも離れていないので同一個体だろう。テン糞1はノウサギの毛と骨片がでてきたが、テン糞2にもノウサギの骨片と思われるものが出てきた。さらにテン糞2からはジネズミの臼歯と下顎骨やムカデやキブシの実を食べた物が出てきた。
図3. 歩いたルートをテン糞①、②の位置

2020年2月11日火曜日

キツネの糞内容物を調べる Assay the content of fox'scats

今回は久しぶりにキツネ糞を拾ったので内容物に何が出てくるか楽しみだった。が、糞そのものがシカ毛(ノウサギではなく固く、黒、茶、白の長く固い毛)の塊りのような状態であり、毛玉をピンセットでほぐして調べた。
水洗いした物を鉢受けに空けて机の上に置き、ピンセットで毛を選り分けながらだった。ネズミのような小哺乳類なら毛も短いのですぐ毛が解れるが、5,6センチも長い毛は解れづらいので面倒だ。さらに、キツネ糞はキツネの独特の臭さがあり、長く机の上で顔を近づけて調べるのが苦痛だった。
キツネ糞を楽しみにしていたのは、齧歯類やモグラの仲間のような小哺乳類を食べていることを期待したからである。
図1. キツネ糞1
10円玉の右の糞塊:シカ毛、毛皮(5mmx2cm)、不明動物質(皮か?1cmx2cm)、4cmムカデ2匹、土砂
10円玉の上の糞塊:シカ毛、5cm線虫、節足動物外皮・肢、土砂
図2. キツネ糞2
10円玉の右上の大きな糞塊:シカ毛、土砂
10円玉の下の小さな糞塊:シカ毛5本、昆虫外骨格・肢・触覚・内翅、土砂

キツネ糞①と②は尾根上の距離では1.5キロあまり離れている(図3)。Animal Diversity Web(ADW)によると、アカギツネの行動域は質の良い生息地で5~12平方キロで、そうでない所では20~50平方キロとあるから、恐らく同じ個体だろう。この個体はシカの死骸を食べ、さらにタヌキやテン、アナグマのように腐葉層にいる土壌動物を漁っている。キツネは腐葉層にいる節足動物など見向きもしないで、もっぱらネズミやウサギや鳥などの脊椎動物を狩って食べていると思っていたが、そうでもないんだ!死んだシカを食べ、腐葉層にいる節足動物も漁っている。まー、厳冬期だもの仕方がないとも云える。シカの死骸は倉沢(焼山沢)の上流部にでも転がっているのかな?
ADWによると、アカギツネは脊椎動物やその死骸ばかりでなく、昆虫、昆虫以外の節足動物や果実などを食べる雑食だ。ぼくは勘違いしていた。なーんだ、これだとテンやタヌキと代わりない。
図3. 歩いたルートとキツネ糞の位置(①、②)
新型コロナウィルスによる死者が中国では1000人を超えた。この感染症は重症になると肺炎の症状になるようだ。肺炎の症状で死んだ人たちは息を吸う事がどんなに苦しかっただろうっと思ってしまう。ぼくは20代前半の時急性肺炎に2度なっているので、息を吸うときの胸の痛さ、苦しさを経験しているので、今、この新型コロナウィルスによる感染症に罹ると死と直結するかな!っと思っている。

2020年2月10日月曜日

桃ノ木林道から姫次・焼山登山道、奥野林道へ3) from the Momonoki forest road

14時33分に、大平分岐に着いたら、またもや通行止めの案内が付けられている。が、土砂崩れは奥野林道だ。ここまで来てもう戻ることはできない。兎も角、奥野林道の土砂崩れの現場に行き、その現場を見て対応策を考えれば良いのだ。
図1. 14:33大平分岐の奥野林道通行不能の案内
大平へ向かう。先行者の足跡がある。単独行の足跡だ。降雪後にこの道を下りたのだ。当然、奥野林道の土砂崩れの場所も通過している。土砂が崩れて林道を覆っているなら、人が通るのは問題外だ!問題なのは林道ごと崩壊していることだ。これだと、周り込むのに大変だ!
いろいろな思いつく林道の土砂崩れ現場を考える。
寒い。上に一つヤッケを羽織ろうと思うが少しでも暗くなる前に奥野林道に行かなければと思う。雪上の斜面を登山靴で滑るように下る。大平1.1キロの標識の所にくる(図2)。ここから尾根を巻いて黍殻避難小屋の直下まで行ける巻道が14,5年前にはあったが、幾つも沢を渡るので崩壊していてダメだろう。この標識では大平・分岐間が2キロだ。分岐の標識では2.3kmだった。
図2. 15:01大平1.1キロ 大平分岐0.9キロの標識
 山仕事の人たちが使うモノレールと道が交差する道標のところにくる(図3,4)。図2の道標のところよりも大平が100m遠くなっている。
図3. 15:11モノレールの下を潜る
 図4. モノレールを潜るとことにある道標
杉の植林地内の嫌な下りの道、嫌な階段の道、下草の殆んどはシカたちが食べない今は枯れているテンニンソウに覆われている。台風19号の時の崩壊か、沢を渡る道がところどころ崩壊している。やはりシカが食べないミツマタが出始めたので、大平が近い事をしる。左方の眼下に大平が見え始める。もう、着いたも同然だ!
図5.16:00大平に着いた!
結局、残雪があったところは900m以上のところだ。一度もアイゼンを使おうとは思わなかった。多分早朝ならアイゼンは必要だろう。
コンクリートのなだらかな坂を下って、奥野林道を進むと井戸沢が崩壊して岩が道に転がっている(図6)。あの水を噴出しているいる塩ビ管は健在だった(図7)。
図6. 井戸沢の崩落
図7. 16:11山側斜面の石垣の下の塩ビ管から水が噴き出ている
まもなく、目の前に林道を土砂が覆っている場に出た(図8)。何の事はない、あの上を歩けば良いのだ。登ると、ちゃんとトラロープが張られている(図9)。上を見上げると、派手に斜面が崩れたことがわかる(図10)。工事の人たちが来て、このような作業をしてくれているんだ!感謝!車の新しい轍の跡がある。ん?するとここが大平分岐の道標に下がっていた交通不能箇所なのか?作業予定の札も立っている(図12)。ここが林道の土砂崩れ現場だ!何だか力が抜けた。
おっと、テン糞だ(図11)!テンもこの土砂崩れを前にして立ち止まったかな?
図8. 16:20オー!土砂崩れだ!
 図9. 16:23トラロープが張られている
図10. 崩壊斜面
図11. 16:25テン糞
図12.16:27工事は3月31日までの看板
図13. 16:35またもテン糞だ!
16時25分にテン糞を拾ってからは、遠くの山並みの稜線付近が沈む夕日に照らされて金色に輝いている。歩く正面には白い月が浮かぶ。あー、膝が痛い。疲れた早く車に着きたい。馬ノ背を過ぎ、松茸山登山口まではまだ林道がはっきり見えた。が、林道ゲートを越える頃には、月は橙色となり、月の明かりが車まで導いてくれた。車には18時10分着だった。車のキーをスマホのライトでザックのポケット内を探す。朝7時18分からの約11時間の18.5キロの山歩きだった。早速、携帯で連れ合いに連絡。20時になる前に帰宅できた。ふー、疲れたが、山歩きをすると充実した気分になる。
今回の山歩き1)、2)、3)の主な写真の位置を図14に示す。
図14. 桃ノ木林道から奥野林道のルート
②から⑬は3)でアップした図の位置