昨日は、16日に登ってみようと思った尾根を前にして、何度となく見上げただけですごすごと帰ってきた。前夜は2万5千の地図をベッドに持って行って何度となく見たり、尾根上にマーカーで線を引いたりして地図を頭に入れていた。今朝、大山・三峰山登山口のところでスッパツを付けて準備万端となり、さぁー出かけるかなと立ち上がったら単独行の人が休みもしないで黙々と大山方面へ上がっていった。
どうして同じくらいの歳なのにあんなに軽やかにスピーディに歩くことができるのだろうか?っと思いながら一歩一歩歩く。あー、彼の歩きがカモシカならぼくは荷車を曳いた牛の歩みだ。
登ろうをする尾根が目の前に近づいてきた。ちょうどそこには、沢の右岸の道を歩き堰堤に掛けられた丸太を束ねた橋(図1)を登って、堰堤の上に落ちている橋を右に見て石伝いに沢を渡り、少し登り再び橋(図2)を渡ったところに道標がある。
図1.9:40 堰堤に掛けられた橋
図2. 9:43 再び堰堤近くに掛けられた橋
この左奥に道標見える(クリックして拡大)
図3. 9:44 図2の左奥にある道標。
この図3の道標がぼくが今日登ろうしている尾根の下にある。Geographicaを見て現在地を確かめる。ここだ(図6)!図6. 歩いたルート(赤線)と登ろうとした尾根(茶線)
10メートルくらい登山道を登ってトラバースして目的の尾根に登ろうと思い、尾根を見上げる(図7)。何だか気力が失われて溜息が出てしまう。登山道に2,3分たたずむ。図7. 9:50 尾根を登山道から見上げる
図3の道標の処まで降りて、尾根を見上げる(図8)。だめだ!登る気力が湧いて来ない。スギの植林地なので、恐らく尾根を登っていくと仕事道があると思うが、林床は枝打ちしたスギの枝がたくさん落ちている。それらを踏み越えていく気力が湧いて来ない。だめだ!図8. 9:54 道標の処から尾根を見上げる
酷い挫折、屈辱感を味わう。
ここを登ろうとやって来たのに!
わずか600メートルくらいの距離、300メートルちょっとの登りを諦めてしまう。
帰路は、ヒルが出てこない4月までに登ってみようと思いながら重い脚を前に出した。
さぁー、明日は先々週休講したための補講だ!
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