「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2019年4月18日木曜日

ヒヨドリが運んでくれたサンショウとタラノキ The Japanese pepper and the Taranoki Aralia elata that the brown-eared bulbul carried.

10日くらい前にサンショウの柔らかい新葉を摘んで、すり鉢に容れてすりこ木でゴロゴロと擦って、砂糖を加え、味噌を加えて山椒味噌を作った。これは毎年やっていることだ。今年は、葉を摘んだのが連れ合いであり、葉だけを摘み、新芽を残したので、今、薄黄色の花がたくさん咲いている。
ぼくは、毎年、花芽のついた新芽ごと摘んでいたので、花を見ることも少なく、実がつかないのは、花ごと摘んでしまうからだろうと思っていた。
しかし、取り残した花が咲いているのを何度となく見ていた。
連れ合いは花芽を摘まなかったのでたくさん花が咲いている。
ちょっと気になった。もしかしたら、サンショウはサルナシと同じようにオスの木とメスの木があり、我家のはオスの木ではないだろうか?
早速、調べた。
この線香花火の火のようなものは雄花なのだ。
どうりで実はならない訳だ!
でも、ヒヨドリの運んできてくれたこのサンショウにはいろいろと我家の食卓を賑わせてくれている。
ヒヨドリとサンショウに感謝!
今、庭にはタラノキの芽生えがある。これもヒヨドリだ!
親指くらいに太い幹になるのは何年かかるだろうか?
でも、狭い庭なので邪魔になって切ってしまうかな?
庭のサンショウZanthoxylum piperitumの雄花
タラノキAralia elataの芽生え

2019年4月15日月曜日

テンにとって一番食糧の少ない時季は今だ! The most scarcity of foods for the marten is this season!

4月9日の伊勢沢林道・焼小屋沢橋・焼小屋沢左岸尾根・登山道・黍殻山避難小屋・大平分岐・奥野林道・水沢橋と歩いて、拾ってきた2個のタヌキ糞と9個のテン糞の内容物について記す。
伊勢沢林道では前夜から明け方までが雨だったため、テンが巣穴に閉じ籠っていたために糞を見つけることはできなかった。
タヌキ糞1、2及びテン糞1~6は全て焼小屋沢左岸尾根で。テン糞7,8,9は奥野林道で見つけた。
どの糞にもキブシの種子が混入していた(表1を参照)。まだ、尾根でも奥野林道でもテン糞の内容物にはヤブツバキの雄蕊の葯や、小動物の毛が含まれていた。
それぞれの糞とその内容物を下記した。
また、それぞれの糞を見つけた場所をGPS上のウェイポイントで落とした(図1参照)。

10:03 タヌキ糞1
キブシ種子・果肉果皮、ケンポナシ種子、サルナシ種子、腐葉砕片、節足動物脚・外骨格・外皮、膜翅目翅・肢、砂泥

10:14 タヌキ糞2
キブシ種子・果肉果柄、腐葉砕片、節足動物脚・外皮、砂泥

9:07 テン糞1
キブシ種子、硬い殻の砕片(ヤマフジorジャケツイバラの果実?)、腐葉砕片、膜翅目翅

10:19 テン糞2
キブシ種子果実、腐葉砕片、小哺乳類毛

10:21 テン糞3
アカネズミ左右の下顎骨切歯・左下顎骨第一臼歯・左右上顎第一臼歯・臼歯3本・左右寛骨窩・大腿骨骨頭・頭骨片・骨片、毛
図1.A:カヤネズミ右上切歯(テン糞5から) B:アカネズミ右上切歯

10:36 テン糞4
ヤブツバキ雄蕊の葯、キブシ種子、腐葉砕片、ムカデ4センチ、砂泥

11:07 テン糞5
キブシ種子・果実、ヤブツバキ雄蕊の葯、腐葉砕片、カヤネズミ右上切歯(図1.参照)・骨片・毛

11:09 テン糞6
小哺乳類毛・骨片、キブシ種子1個、砂泥
以下は奥野林道で
14:47 テン糞7
キブシ種子果実、小哺乳類毛多

14:52 テン糞8
キブシ種子果実、ヤブツバキ雄蕊葯、カヤネズミ毛・大腿骨片骨片

14:54 テン糞9
キブシ種子果実、ヤブツバキ雄蕊葯、硬い殻の砕片、ヒノキの芽、小哺乳類毛骨片

今回は尾根上で見つけたテン糞5と奥野林道で見つけたテン糞8からカヤネズミの歯や骨と思われるものが出てきた。さらに5個の糞からアカネズミを含む小哺乳類の毛などが出てきた。つまり、テン糞9個の内7個にもあたる。この時季は小哺乳類も活発に動き出すためにテンに狙われるということなのだろうか?それとも、この時季は他の時季に比べて、テンたちは食糧不足で血眼(ちまなこ)になって動物を探しているということなのかもしれない。
小哺乳類の毛が見つかると、目を皿のようにして歯や骨を探す。テン糞3と5と8からは歯が出てきたので小哺乳類を同定できたが、上肢や下肢の長骨の部分が見つかるとかなり同定できるのだが、そうでない場合はジネズミ、カワネズミ、ヒミズかネズミ科さえも区別できない。毛で判ると良いのだが、「日本産哺乳動物毛図鑑」北大出版を買ったが、走査電子顕微鏡の世界の毛の図鑑だった。ぼくには使えない代物だ!

2019年4月14日日曜日

こんな物をテンは食べている! A marten is even eating such one!

4月9日に奥野林道で拾ったテン糞の中に、マツ目PINALESの花?と思われる物が出てきた。テンはこれを食べたようだ。
これは何なのだろう?どなたか教えて下さい!
どうもぼくはこれは以前にも出てきたが見落としていたきらいがある。
テン糞10の中の内容物

さらに、硬い殻の砕片がまたもや出てきた。ジャケツイバラの硬い果実の殻かフジの実の硬い殻のように思えるが、、、、。
これもどなたか教えて下さい。
複数のテン糞から出てきた硬い殻

テンは、もちろんタヌキや他の食肉目の動物たちも、多くの植物の蕾、花、果実を食べていると云える。ノウサギやシカのようなウサギ目やウシ科やシカ科の草食動物ばかりでなく、食肉目の動物たちも植物を直接食べることによってこそ命を長らえているんだ!時々、ヒノキの葉が糞の内容物としてあるが、テンはヒノキの葉も食べているのかもしれない。
テンに限らず、タヌキやアナグマの糞内容物には多くの黒っぽい腐葉砕片がある。この腐葉砕片を細かく分析したことなどぼくは出来ないが、特別に多くの同じ物、例えばヤブツバキの雄蕊の葯だとか、今日アップしたマツ目の花?や硬い殻、ヒノキの葉などが特に目につく程多ければ何だろう?っと云うことになる。
もしかすると、ぼくは大変重要な食物のいくつかを見落としているのかな?

2019年4月13日土曜日

アナグマの巣穴とアナグマについて The den of Badger and about the badger

 4月9日に焼小屋沢左岸の尾根を登って行く時に、現在もアナグマが使っていると思われる巣穴の口を見つけた。恐るおそる右手を入れてみたが、左の方に向かって肘の辺りまで入る。
 そう云えば最近はアナグマどころかアナグマの糞も見つけていない。アナグマの糞を見つけるところは尾根よりもむしろ斜面にできたトラバース道の斜面上部にあるのを見つける(これは道の下にあっても気が付きにくいためだ)。しかも、大抵は直径10センチくらいの穴を深さ1、2センチ掘ったところにしている。つまり、自分でトイレ用の穴を掘ってそこにしているのだ。
 もちろん、穴を掘らないでしていたり、タメ糞をしている場合もある。
 アナグマ糞を洗うと、大半が土砂と果実の種子、腐葉砕片や節足動物の脚・外骨格となり、独特の臭いを発する。タヌキ糞のようにドックフードを食べた飼いイヌの糞のような形状をしていない。つまり、下痢便状なものが多い。
 アナグマは山を歩いていて5,6度写真を撮っており、写真は撮れなかったが、見ただけなら10回以上ある。しかし、タヌキは見たのが1回だけ、テンは見たことがない。
2006年4月1日 早戸川林道で
  見つけて拾う糞の数からするとテン、タヌキ、アナグマの順となり、圧倒的にテン糞が多い。尾根歩きが多い為アナグマ糞は特に見つけられない。しかし、アナグマを見かけるのがテンやタヌキと比べて多いのは、アナグマは他の二種に比べて、視覚や聴覚が悪いと思っている。嗅覚は他の2種に比べて優れているだろう。しかし、それもどうかな?っと思うこともあった。
 アナグマの視覚や聴覚が悪い為に、ぼくが歩いていてもぼくに気が付かないので、ぼくが目にすることができ、写真まで撮っているのだ。
10:25 アナグマの巣穴の出入口

2019年4月12日金曜日

山を走る! Trail running!

9日に奥野林道を歩いていたら短パンにタイツを履き、小さなザックを背につけたトレイルランの男女に追い越された。ぼくはてっきりレースが行われているが、最後の方のランナーだと思っていた。
松茸山口に着くと、トレイルレースコースと書いた紙が貼られている。
 更に、詳しい案内の張り紙があった。何と、開催日は21日なのだ、彼らはコースを下見に走っていたのだ。
このコース案内を見ると、
宮ヶ瀬湖畔園地(スタート)→早戸川林道→早戸川橋→魚止森の家→伝道→榛ノ木丸→姫次東→大平分岐→大平→奥野林道→松茸山→早戸川橋→早戸川林道→宮ヶ瀬湖畔園地
となっている。
で、トレイルランについてネット検索した。この東丹沢宮ヶ瀬トレイルレースでは、32.1キロを制限時間7時間で走るのだ。
以前、榛ノ木丸に登った時も、トレイルランをしたと思われる跡があった訳だ!
山の動物たちはさぞかし驚いていることだろう!走っている選手がツキノワグマに追いかけられて怪我しないことを祈る!

今日は、月に一度通う近くの内科で頸動脈検査と云うのがあった。その後、いつも処方される降圧剤の他に2種類もの薬が出た。血の流れを良くし血中の脂質を低下させる薬と腸の働きを助ける薬だ。更に、食事についての注意事項を書いたものも渡された。
果物は食べるな、ケーキやチョコを食べるな!とウルサイ。幸いウィスキーの注意は無い。好きな物を食べて飲んで、時々、山歩いて生活していきたい。

2019年4月10日水曜日

カモシカに逢えず! I did'nt meet the Japanese serrow, since 2015.

このところ、正確には2015年6月にハタチガ沢林道でカモシカに出逢って以来、全くその姿を見ていない。
8:52 カモシカの角砥ぎの痕
10:06 カモシカの糞が至る処に! 
 この日も、角擦りの痕や糞などを見て、新しい糞を見つけたので、今回は久しぶりにカモシカに逢えるかも知れないと、音を立てないように、また、絶えず回りを見渡しながら登っていたのだが、カモシカに出逢えなかった。
 シカは、伊勢沢林道で小さな小鹿を連れた十数頭のメスグループに出逢ったが、シカはこちらが気づく前に警戒音を出してくれるのですぐ存在を確認できる。しかし、カモシカは啼いた声を聞いたことがない程、カモシカは音声を発しない。
 カモシカに逢ったのは2015年6月ハタチガ沢林道が最後だ。もっとも、ハタチガ沢林道や堤川林道、さらには宮ヶ瀬金沢林道を歩く機会が少なくなったこともある。以前は簡単に早戸川橋を渡ることもできたのに、ちょっと宮ヶ瀬湖周辺の林道へのアクセスが難しくなっていることも一因だろう。
2015年6月10日ハタチガ沢林道山側斜面のカモシカ
 カモシカが林道の山側斜面にいて、シカのメスグループがハタチガ沢の左岸の斜面で採食していた。

今日も寒い! It's also cold today!

昨日も寒かったが、今日はさらに寒くなっている。我家の近くにある八重桜が7日の地方選の投票日に咲きじめていたので、デンドロを庭に出したがこれでは風邪を引いてしまうだろう。
 昨日、伊勢沢林道を歩いている時に見つけたモミジイチゴの花は、冷たい雨に今日も打たれているのだろう。植物はすぐには隠れることができないので気の毒だ!
7:32 モミジイチゴの花
 昨日は、往きの伊勢沢林道上では全くテン糞を見つけられなかった。歩きながらその答えを出した。前夜から朝まで雨が降ったので、テンたちは雨の中を餌を求めて歩き回るなどというバカな事は止めて、巣穴にじっと引き籠っていたのだろう。
 それでも、ぼくが焼小屋沢の左岸の尾根を登る頃には陽が射して温かくなってきたので、お腹が空いているのでエサを求めて動き出したと思われる。
9:07 尾根に上がってこの日初めて見つけたテン糞
そうそう、焼小屋沢橋から沢沿いに入って行ったら、日当たりにキンポウゲ科の小さな花が咲いていた。
8:30 沢左岸の日当たりにキンポウゲ科と思われる小さな花が!
シロカネソウ属の花かな?
どなたか御存知の方教えて下さい!

2019年4月9日火曜日

焼小屋沢橋から黍殻山避難小屋へ  From the Yakigoyasawa bridge to the Mt.Kibigara refuge.

 今日は、水沢橋を渡った林道ゲート前に車を置いて、黍殻山避難小屋まで行ってきた。
 伊勢沢林道を歩いていると寒く、しっかりした手袋を持ってくるんだと思った。寒い、1、2月のような手のカジカミようだ。何度かセーターの上にアノラックを着ようとと思ったことか!
昨夜の雨で、林道は濡れており、山に入ると濡れるかな?っと思ったので、焼小屋沢橋のところで、スパッツをつけ、もってきたパンを齧った。
沢の左岸沿いを少し歩き、焼小屋沢左岸の尾根に取り付いた。ここは、3月6日に来た時、降りたところなので、焼小屋沢左岸の尾根に取り付くには一番楽である。途中にキクザキイチゲやヤマトリカブトともう一種のキンポウゲ科の植物があった。
ともかく、尾根に登り、焼山・姫次の登山道を目差した。
8:26 焼小屋沢橋を出発
8:40 ここから右の尾根を獣道に沿って尾根まで
日向は温かいが、日陰や尾根は風があるので、寒い!
8:52 シカの食痕から樹液が染み出る
9:05 尾根を遮るようにシカ柵が、、、ここを潜る。
シカ柵を潜ったあとも、尾根に沿ってシカ柵が延々と続く。
10:01 壊れたシカ柵の扉を潜ってシカ柵から出る。
上を見上げて、まだか、もう少しだろうと思いながら登る。
ゼイゼイと息遣いが荒いので、軽やかに登ろうとするが、すぐにゼイゼイとなり、腿が上がらなくなる。
10:27 倒木がまたある。
11:30 登山道に出る。
登ってきた尾根を振り返る。
寒い、寒いと思ったら登山道は霜柱だ!
11:31 霜柱の上を歩く
今回は黍殻山避難小屋に行ってカップラーメンを食べる。が、あまり旨くない。半分くらいは捨てたかったが、捨てても持ち帰らなくてはならないので食べてしまう。避難小屋にいると単独行の男性が入ってきた。
およそ30分くらい小屋いたことになる。小屋は綺麗で温かい。
13:03 避難小屋を出て、振り返る。
帰路は大平分岐から登山道を下って奥野林道に出る。
トレイルランの男性一人に追い抜かれ、その後女性一人にも追い抜かれる。凄い、山を走って登って、走って降りているのだ。

2019年4月7日日曜日

テン糞の内容物  The contents of marten's droppings

4月1日にMaruさんと伊勢沢林道を歩いた時に拾った、テン糞12個の内容物を明らかにする。5個の糞からヤブツバキの花芯を食べたと思われる雄蕊の葯・花糸が出てきたり、4個から哺乳類の毛や骨、2個から鳥の毛、さらにテン糞⑩の1個からヒメネズミとカナヘビかトカゲを食べたと思われる歯と骨が出てきた。このテン糞⑩の爬虫類のものと思われた歯と骨はヤマアカガエルの骨・歯であることが同定できた。

キランソウやヤマルリソウ、タチツボスミレが咲き始め、テングチョウなどがひらひら飛び始めると、テンはヤブツバキの花芯を食べ始める。しかし、まだまだキブシの果実食いに頼り、林床の腐葉層をも漁っているようだ。その為土砂が出てくる。今回はテン糞⑫を水洗いしていて小さな釣り針が出てきた。この糞の不明な動物質は魚(ヤマメ?)のものと思われる。
これまでにも干上がった沢に僅かな水溜まりにいた魚を食べているだろう。12個の内容物を表1にしてまとめた。

テン糞①
キブシ種子・果肉果柄、腐葉砕片、土砂

テン糞②
キブシ種子、サルナシ種子・果肉果皮、ケンポナシ種子1個、腐葉砕片、土砂

テン糞③
ヤブツバキの雄蕊の葯・花糸、キブシ種子、羽毛多数、ムカデ、節足動物脚、土砂

テン糞④
キブシ種子・果実果皮、ヤブツバキの雄蕊の葯・花糸、ノウサギの毛多数・骨片、カマドウマ脚

テン糞⑤
キブシ種子、ヒメネズミの毛多数・上腕骨・下顎骨・尺骨・橈骨・尾椎・骨片

テン糞⑥
キブシ種子・果肉果皮、腐葉砕片、土砂

右の3個:テン糞⑦、左の古い4個:テン糞⑧
テン糞⑦
キブシ種子・果肉果皮、ヤブツバキ雄蕊の葯、腐葉砕片
テン糞⑧
羽毛・軸・脚指爪、骨片

テン糞⑨
キブシ種子・果肉果皮、ヒノキ葉、腐葉砕片、土砂

テン糞⑩
キブシ種子・果実果皮、サルナシ種子、ヤブツバキの雄蕊の葯、ヒメネズミ毛・骨片・尺骨・頚椎・第一臼歯、ヤマアカガエル歯・骨片

テン糞⑪
キブシ種子、サルナシ種子、ヤブツバキの雄蕊の葯・花糸多数、腐葉砕片、小哺乳類毛、土砂

テン糞⑫
キブシ種子・果実、腐葉砕片、不明動物質・骨片、釣り針
何と釣り針が出てきた。この不明動物質や骨片はヤマベのものか!
テンが干上がった沢にいたヤマベを食べのだ。

表1.テン糞①~⑫の内容物