「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2014年2月16日日曜日

雪上に残された足跡 Some footprints which were remainded on the snow.

これは13日の見城山・日向山・弁天の森キャンプ場・駐車場と歩いた時に見つけた
足跡である。
1):下の写真は、登り始めて間もなくの足跡だ。
 2):これは、弁天の森キャンプ場口から林道に出たところにあった足跡だ。
3):これは、1)の足跡の近くにあった足跡だ。
4):これは大釜大弁財天近くにあった足跡だ。 
5):雪上ではないが、見城山三頂付近にあった跡。
今回のルートは動物たちのフィールドサインが少なかった。
これはハイカーが気軽に登るため、しかも飼い犬を連れた人たちもいるために、
野生動物たちがこのルートから遠ざかるのかもしれない。
1)と2)は飼い犬の足跡であり、2)は大型犬の足跡だ。
3)と4)はシカのものだ。シカの足跡はたくさんあった。この辺りでも管理捕獲が実施されている。
下は見城山山頂付近の様子だが、シロダモの幼木が繁茂している。
シカが食べないためにシロダモ林になっている。
5)はアイゼンをつけて歩いたヒトの足跡ということになる。

2014年2月15日土曜日

カモシカの歳をとると癒合する尺骨と橈骨  As serows are getting older, their ulna and radius become to fuse.

先日、ほねやさんは「ウシでは橈骨と尺骨が完全に癒合していた」とコメントをくれた。
ぼくは、いままでタヌキ、ウサギ、サル、ネズミなどの中・小型哺乳類の骨は
煎餅の入っていた菓子箱を開けるだけですぐ見られたので、しばしば見ているが、
シカやカモシカの骨は大きな衣装ケースに容れているので取り出して見ることはなく、
取り出すのが面倒なので骨格図だけに頼っていた。
頭骨コレクションのようにすぐ取り出して見られるようにしなければいけないと反省だ。
 
後肢の脛骨と腓骨が完全に癒合して一つの骨のようになっている動物には
カモシカやシカの仲間がいる。
この仲間はさらに前肢の橈骨と尺骨も癒合する。
下は、下北半島で拾ったカモシカの右の前腕骨(上腕骨)と橈骨と尺骨である。
赤で囲った〇の部分で癒合し、それが歳をとると上の方まで癒合する。
下は、シカの左の橈骨と尺骨だ。
上は右の赤丸から前腕骨間隙まで癒合している。
下は、若いシカの左の橈骨と尺骨だが、癒合しないで離れている。
尺骨の左右の赤丸部分には軟骨があり年齢とともに骨化して上のような
尺骨になるのだが、軟骨が剥がれ落ちている。 
下の尺骨の左上の肘頭の軟骨があった部分。
尺骨の右赤丸の尺骨頭の軟骨が落ちた部分。
性成熟前の動物の長骨の骨端には軟骨があり、そが骨化していく。

シカもカモシカも年齢を経るにつれて橈骨と尺骨は手首にあたる
尺骨頭の方から癒合していくのだ。
歳をとったヒトでは脊椎骨でさせも癒合してしまっていく。
 
だから、いつも体操をしなければ骨が固まってしまう。
ぼくは、前屈が子供の頃からできなかったが、今では足の爪を切るのが大変だ。
出かける時に靴の紐を結ぶが、結ぶ前に前屈運動ストレッチをしなければダメ。
それだけ動かなくなっている。だからエネルギーを使わない。
それでも以前のように食べ、飲む。だから太る。
でも、年寄りザルが死ぬは痩せた個体だ。
ちょっとした病気でも体力がないため死んでしまう。
酒は美味しいし、食事も美味しいし、ダイエットって難しい。
 
今回の積雪量は、ぼくが釧路からこちらに出てきて一番多いかな?
つまりこの49年間で一番の積雪かな?

2014年2月14日金曜日

昨日歩いたルート  The walking route in yesterday.

昨日のGPSの軌跡である。
広沢寺温泉無料駐車場からすぐ横の愛宕社の右側の山道を登っていく。
ピーク375が見城山(ミジョウと読む)でなだらかに下って鞍部にでて、再び登り
日向山404.4に出る。そこから西に下り、赤丸の鞍部にでる。
今回は梅ノ木尾根を登らないで、弁天の森キャンプ場をたどった。
先日は梅ノ木尾根から①の地点でキャンプ場へ降りたのだ。
腐って柔らかくなった上に汚れた雪を踏んでいく。
尾根上は陽が当たるので、雪が融けていたが、日陰は20センチ以上の積雪があった。
シカやイノシシ、イヌ、ヒトの足跡があった。
アイゼンを持っていったが使う必要がなかった。それよりもスノーシューがあれば、
楽しかったかな?否、折り畳み式の軽い山スキーでもあれば良いのにと思いながら歩いてた。
6.5キロの短いルートであったが、糞を3個見つけることができた。
また、キャンプ場を過ぎてから林道を歩いていると、向かって左の斜面の方から人の声がするので、そちらを注意しながら見ていると、岩場があり、ロッククライミングをしている人たちがいた。
ちょっと知られた岩場のようだ。

2014年2月13日木曜日

ファレノプシスが咲きだした。   The Phalaenopsis has begun to bloom.

今日は8時半過ぎに家をでて、広沢寺温泉無料駐車場に車を置いて、
見城山・日向山・弁天の森キャンプ場と歩いてきた。帰宅は15時半であり、わずか6キロちょとの距離なので物足りなかったが、雪を踏みしめたし、糞は3ヶ所で見つけたし、
まーまーの山歩きだった。
これについては明日アップしたい。
 
帰ってきて、部屋に吊り下げているラン鉢をみるとファレノプシスが咲き始めている。
 この鉢は株が一つで花茎が一本だが、もう一つの鉢は花茎が2本でている。
一本は花が終わった後、花茎を途中で切り戻していたのだ。
デンドロもそうだが、ファレノプシスも花芽が葉芽になって新しい株になる。
この咲いた株は小さな葉芽を育てて5、6年経ったものだ。
 


2014年2月12日水曜日

アメリカモモンガの腓骨は脛骨と癒合しているか? The fibula is fused with the tibia in American flying squirrel?

せっかく雪が降ってくれたのに、丹沢に行くことができない。
降った8日は専門学校の丹沢実習の日であったが、朝の電車は走っていたが、帰路の電車が運休になる恐れがあったので、丹沢実習は中止。翌日、電車は大丈夫だったが、路線バスが目的地までいけない。もちろん、ぼくの普通タイヤの車ではダメ。
昨日は専門学校で高校生向け授業。今日は、東京駅付近で4時から呑み会。
と山に行きそびれている。
 
山にいけない諦めもあって、このところ、骨を見る時間が増えた。
で、プラスティックのフィルム缶に入ってたアメリカモモンガの骨を探し出した。
1992年にペットショップで死んだアメリカモモンガをそこでバイトをしていた動物植物専門学院の教え子がわざわざぼくのためにもらってきてくれたのだ。
頭骨は壊れていたので、頭骨標本をつくることこはできなかったが、
他の骨はフィルム缶に容れていたのだ。
 
Rodentia齧歯目の腓骨は脛骨と足首の方で癒合合体していると間違ってアップした。
確かに、地上を這いずり回るラットやアカネズミやハタネズミ、さらにはハムスターは
トガリネズミ目Soricomorphaのモグラやトガリネズミ、兎形目Ragomorphaのノウサギと
同じように腓骨は脛骨と足首の方で癒合・合体している。
 
しかし、エゾシマリスでは、腓骨は脛骨と完全に分かれていたことをアップして誤りを正した。
この時のアップで、take隊員からムササビやモモンガ、カヤネズミでは?
というコメントがあった。
ぼくは、ムササビは木の枝にいるところや幹を這い登っていくところを見ている。
モモンガは下北半島で木から飛び幹を登りまた滑空するとことを一度みている。
ムササビやモモンガは滑空することを除いては、食べているものも木の実や樹皮でリスと良く似たような樹上生活をしている。もちろん冬眠はしない。頭骨もリスにそっくりだ。
リスと同じような足首と考えられる。
下はアメリカモモンガGlaucomys sp.の左大腿骨(左)、腓骨(右上)、脛骨(右下)
エゾシマリスと同じように腓骨と脛骨は離れている。
つまり、足首が前後、左右に動かすことができるのだ。
尚、アメリカモモンガとしてペットショップで売られているものは、
Southern flying squirrel かNorthern flying squirrelのどちらかであろう。

2014年2月8日土曜日

吹雪だ! Th snowstorm!

お昼を食べて、引地川まで足を運んだ。
なんだかまるで東北の雪景色かな?っと思うほどだ。
常緑樹が多く目につくからやはり関東南部の雪景色かな?
ビニール傘を差してきて正解だった。
引地川にはカルガモが悠々と泳いでるし、ハクセキレイが尾を上下に振り元気に餌を探している。
このソニーのCybershot DSC-HX300を持ってきたのが失敗だった。
マニュアルでピントの合わせ方を知らないのだ。
横殴りのような雪が降っており、機械自体がその雪にピンに合わそうとするために、
肝心のカルガモやハクセキレイにはピントが合わない。
動画にすると良かったかな?
何度もシャターを押してどうにか撮れたのがこれだ! 
帰路、カワズザクラの蕾の状態をみた。
だいぶ膨らんでいる。 
今日のような大雪でも確実に春は近づいている。 


 
 

 
 
 


湿雪だ! Wet snow!

とうとう本格的に雪となった。
今朝、5時に起きた時は本当に積もるのかな?っと半信半疑だった。
昨日の天気予報はテレビもネットも今日の大雪を予報していた。
今日は、専門学校の丹沢実習であった。
 
ぼくとしては降雪の中を学生たちに歩いてもらいたかった。
広沢寺温泉入口から山神隧道までの林道を歩くだけでも良いだろうと思っていた。
帰りの電車が運休になる可能性が高いので、今日の実習は中止にした。
庭を見てもこのくらい降ってくれれば満足だ。
山の動物たちもさぞかし驚いていることだろう。
 
庭の睡蓮鉢や昨年ヤマアカガエルが卵を産んだ水鉢に雪が積もっている。
しかし、零下ではないので、鉢の回りには雪が積もるが、水の中はシャーベット状に融けている。
満開の梅の花にも雪が積もっている。
枝から吊り下げているフウランやカヤランの鉢にも雪が積もっている。 
植物たちは、雪の覆いで寒さを凌げるかな?
湿雪なので、傘を差さなければすぐ濡れてしまうだろう。
お昼を食べたらカメラを持ち、長靴を入って引地川か境川沿い歩いてみよう。

2014年2月7日金曜日

部屋の中で咲くカトレア Cattelya's flowers which bloom in my room.

このところ何だか寒い。
机に向かっていると壁際から冷気が感じられる。
明日は関東南部も雪が降るようだ。
しかし、庭では水仙が咲き、梅は今が満開だ。
我部屋の吊り下げているカトレアの仲間も咲きだした。
先ほど鉢が乾いているので、室温くらいの温水をシャワーでじゃぶじゃぶかけて
水気を切ってまた吊るした。
デンドロやファレノプシスたちも蕾が大きく膨らんできた。
30年前は洋蘭たちは部屋の中でもフレームに容れて育てた。
が、今は室温で十分だ。庭のゼラニュームも以前は冬は部屋に取り込まなければダメだった。
でも、今は庭でも十分で、花さえ咲かせている。
我が家の庭に馴化したというよりも、寒いと云っても以前のように零下が続く訳ではない。
温かくなっているんだ。

テン糞の内容物  The contents of marten's scats.

このテン糞の写真は3度目のアップです。
2月3日に歩いた時のものである。
これを水洗いし、0.5ミリメッシュの茶漉し残ったものをプラの鉢受に空けた。
上部にサルナシの果肉付き果皮があり、中央部に種子が散在している。
右端には骨片をまとめ、下には毛をまとめた。
毛は以下のものであり、ネズミの仲間かトガリネズミの仲間か判断がつかない。 
ただ、毛束の上に一本だけ他の毛よりも太く長いものがある。
これは誰の毛なのだろうか?
骨片をみた。指骨が4個あり、
下の指骨に囲まれるようにしてある光沢のあるものは、歯の一部である。
これは、臼歯ではなく切歯の一部である。
該当しそうなアカネズミ、ハタネズミ、ヒミズ、トガリネズミの切歯を見比べた。
アカネズミやハタネズミの下顎の切歯の一部に酷似している。
が、一回りも横幅が狭いのだ。
つまり、このネズミはアカやハタよりも小さなネズミだと思われる。
ネズミ類の下顎の一対の切歯の内側には黄色の矢印で示したスジがある。
この動物はカヤネズミかもしれない。
 
 このテン糞
水洗いして茶漉しの残渣を鉢受に空けた。
サルナシの果肉つき果皮や種子の節足動物の茶褐色の薄いキチン質の外骨格がたくさんある。
上のさら中央の左側にある、ものを乾かしてアップした。
カマキリの鎌だ!カマキリの鎌はこれで2度目だ。

2014年2月6日木曜日

これは誰の糞? Whose scats is this?

先日の山歩きで見つけた糞です。
これは、サルナシの種子が見えていますね。
テン糞です。 
下の糞は大沢分岐を過ぎてからの岩場の尾根にあった。
テン糞と思って写真を撮った。
が、拾い上げたら異様に軽い。でも持ち帰った。 
何の糞だと思いますか?
水洗いした。
つぶつぶに見える小さな塊は指で触ると融けるように粉々になる。
これで、解かった。
これは、引地川沿いの遊水池付近で拾ったと同じカモ科の鳥の糞だ!
糞の内容物は水草?を食べたものだ。
 まだまだですね。
見て、写真を撮ったときにもテン糞だと思っている。しかし、拾い上げないと判らないのだ。
見ただけで判断できるようになるにはまだ修行が足りないようだ。

2014年2月5日水曜日

いくつかのフィールドサイン A few fieldsigns of wild mammals.

一昨日の山神隧道・大沢分岐・梅ノ木尾根・弁天の森キャンプ場・広沢寺温泉のコースで
見つけた動物たちのフィールドサイン。
タヌキ糞だ。古いトイレを再び新たに使ったようだ。
クリックして拡大するといくつかの古いマメガキの種子が分かりますよ。
何を食べたのかこのままでは判らない。
もちろん、この糞塊はゲットしてきて今は水に浸してます。
このイノシシは母親に子供が一頭まだついて歩いているようだ。
副蹄が深く突き刺さっている。
山神隧道の鞍部から見晴台Bまでまるでぼくを先導するように新しい足跡がついていた。
これは、見晴台Bから見晴台Aに行く間にあったテン糞。
表面につぶつぶ浮き出ている種子はアレだね!
もちろん、他の種子も混じってないか調べるためにお持ち帰りです。
梅ノ木尾根上にいくつかのモグラ塚がありました。
あー、それにしても下草がない。
これもテン糞だ。新鮮すぎるので、木の枝を箸がわりにして摘まみました。
この糞が今回一番興味が湧いたものです。
上の糞から10メートルも離れていないところに、ウラジロノキの果実がたくさん落ちていました。
この果実を咬んでみると、リンゴのようです。テンやタヌキが食べないはずがないと思うのですが、
糞の中にこのウラジロノキの種子がなかなか見つからないのです。
でも、今回は11個の糞をゲットしてきたので、どれかにウラジロノキの種子が混じってないかと
慎重に水洗いします。
弁天の森のキャンプ場に転がっていた。おおきな頭骨です。
誰のかわかりますか?
真上からだとわかりますね。
昨夜は、東京駅北口近くの居酒屋で高校時代の二人の同級生と飲んだ。
飲み始めた頃は激しく雪がちらついていて、電車が止まるのではないかと心配したが、
9時過ぎた頃は、雪は止んでいた。
そのため、店に傘を忘れてしまった。
今朝は寒い!庭の睡蓮鉢も薄氷が張っている。
今週末の大沢分岐付近は雪が残っているかな?

2014年2月4日火曜日

昨日のルート:広沢寺温泉・山神隧道・大沢分岐・弁天の森キャンプ場 Yesterday's route.

昨日は、広沢寺温泉の無料駐車場PAから山神隧道の手前AからBの鞍部に登り、
Bから見晴台Bを通って尾根を下り、すり鉢広場Dを通って、北の尾根を行くと巨木の森の道標E
の東屋で休んで、細尾根をよじ登って大沢分岐Fに着く。
(Eにある立派な東屋で)
大沢分岐からは小走りしそうになるが、それを抑えて歩く。
弁天の森Hへ降りるGの道標がある。
G・H間は距離は短いがいくつも踏み跡があり、Hのキャンプ場に人のいない季節は迷う人がいるだろう。
(弁天の森キャンプ場と炊事場)
弁天の森キャンプ場にお昼過ぎに着いたが陽が当たる場所は僅かだった。
夏はさぞかしヒルが多いところだろう。
(しかし、入口は石畳で立派)
 
駐車場PAからの一回りは、GPSの軌跡では11.7キロあり、それを4時間半もかかって歩いた。
一度、沢を詰めてみたいが、土山峠から鍋嵐付近の山の感じと少し違った印象をもった。
それは、まだ言葉にはできない。
今回も、糞をゲットしながら歩き、タヌキ糞テン糞含めて計11個を見つけた。
見晴台Bから尾根を下っている途中で、シカorカモシカが10mくらい前を慌てて通り過ぎた。
そこは、シカ柵が倒れているところだった。イノシシのフィールドサインが多く、足跡も新しいのがあったので、遭えるかなと思いながら静かに歩いたりもした。
また、モグラ塚が数カ所にあり、固い尾根道を新しいトンネルが横断してるところもあった。
AやHにはクマ出没注意なる立て看板があったが、クマが棲みつくような雰囲気の場所が
鍋嵐付近と比べると少ないと思った。
(このゲートIを開いて出る。ここから駐車場は10分くらい)
そうそう、ゲート近くの道路沿いの山側の岩場をロッククライミングをしている
賑やかな中高年の5、6人の男女のグループがいた。
道理でゲートの外側にはクライマーは車を乗り入れないでPAに置いて下さいと云う
看板があるんだ。



2014年2月3日月曜日

この不明種子はツルマサキか?  Is this unknown seed Euonymus fortunei?

先日、タヌキ糞から出てきた不明種子をアップした。
今日、広沢寺温泉の無料駐車場に車を置いて、
山神隧道・見晴台B・すりばち広場・大沢分岐・梅ノ木尾根・弁天の森キャンプ場・無料駐車場
と歩いてきた。帰路、弁天の森キャンプ場から舗装された道を歩いていると、
ツルウメモドキの赤橙色の実が落ちていた。拾って、タネを見た。
ん?似ている。下の写真の黄色線で囲った不明種子に似ている。
持ってきて、見比べたが、ツルウメモドキの種子は一回りも大きい。
で、ニシキギ科の種子があやしいと思い、
現在ぼくのバイブルとなっている鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」を見た。
ツルマサキの種子に大きさも形も似ている。しかし、ぼくの手元には標本がない。
皆様はどう思いますか?
丹沢でツルマサキがあるのは、早戸川の魚止め橋から伝道まで行く林道の沢沿いのコンクリートに絡まっているのを知っているだけだ。
でも、あそこで果実が生っているのを見たことがなかった。

エゾシマリスでは、腓骨は脛骨と癒合していない。  In Chipmunk, the fibula do not coalesced into the tibia.

1月30日にノウサギや、モグラ、トガリネズミ、ハタネズミなどの脛骨と腓骨についてアップした。http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2014/01/the-fibula-that-is-coapted-tibia.html
ここで、ぼくは日本産の齧歯目の全ての脛骨と腓骨は癒合合体しているように述べた。
これは、間違いである
アップしてから気になって1992年8月に送られてきたエゾシマリスの骨を見直した。
これは日本動物植物学院を卒業した教え子から送られてきたシマリスであった。
 
教え子は大雪山を登山している時に、登山道に転がっていたエゾシマリスを拾って送ってくれたのだ。が、腐らして骨にしてみると頭骨はばらばらになっており、
死後、登山者に一度踏まれたものと思われた。
頭骨を組み立てることができなかったが、頭骨の破片はフィルム缶に容れて、
他の骨と一緒にジャムの空き瓶に容れておいた。
そのシマリスを思い出して調べてみたのだ。
 
左右の大腿骨や脛骨、腓骨を並べた。
上が左側の後足(下肢)で、下が右側の後足(下肢)のものにあたる。
ノウサギやモグラ、ヒミズ、ハタネズミでは腓骨と脛骨が足首の方で
癒合合体しているが、エゾシマリスではタヌキやサルのように離れている。
 
実は、このことによって、腓骨と脛骨が足首の方で癒合してしまっているノウサギやハタネズミなどやさらにはシカやカモシカのように全面的に癒合合体してしまっている動物たちと癒合していない動物たちの後足(下肢)の動かし方の違いに大きなヒントを得たことになる。
 
哺乳類などの四足動物は前肢と後肢があり、前肢は上腕骨と橈骨・尺骨および手首から先の骨があり、後肢は大腿骨と脛骨・腓骨および足首から先の骨がある。
後肢の脛骨と腓骨が一部でも癒合・合体している動物は多くいるが、
前肢の橈骨と尺骨が癒合・合体している動物は極端に少ないだろう。
それは、前肢は採食時に食物を抑えたり、つかんだりするために、手首から先が回転運動しやすいようになっている。そのため、橈骨と尺骨が癒合・合体してしまったら、前後運動しかできなくなり、採食するのに不都合になる。
しかし、後肢では、シカやカモシカでは全面的に脛骨と腓骨が合体しているため、
後肢で地面を掻いたりはしません(よね)。ただ、歩くための道具としか使われていない。
ウサギやネズミで脛骨と腓骨が足首の方で癒合しているので、彼らは足首(or足先)を前後(上下)に動かすことはできても回転させることはできないのだ。
 と云うこと考えになったのだ。でも、本当のところは解からない。
どなたか教えて下さい。

2014年2月2日日曜日

鐘ヶ嶽へ Clibming to Mt.Kanegatake.

 下は、広沢寺温泉・鐘ヶ嶽・山神隧道のGPSの軌跡である。
A、B、C、Dは下の写真を撮った場所である。 

入口だ
 Aの所から鐘ヶ嶽を仰ぎ見る。左側には大山が見える。
この道を少し下っていくと、、、
 B地点である。ここからいきなり階段を登る。
厚木市は日向薬師もそうであるが、ハイキングコースの道標や名所の看板がしっかりしている。
右側の看板は森林に浸ることが身体に良いことを述べている。
C地点あたりのスギ林の中を通る道である。
ここだけがイノシシや他の野生動物たちが動き回っている様子がうかがわれる場所でもある。 
 シカ柵のゲート開けて・閉じて登っていくと間もなく尾根道となり、ハイキング気分だ。
 こんな尾根道が続き、〇〇丁目という石仏?石灯籠?の案内が数多くある。
下は九丁目のもの。
 
10丁目でお仕舞いと思ったら27丁目以上もあった。
 D位置にある。ここでお昼を食べたいと思った。大山山頂もすぐ傍に見える。
 D位置に22丁目の石柱だ。おそらくこの石柱の上に仏像が座っていたのだろう。
 ここから鐘ヶ嶽まで20分とある。
しかし、ぼくは42分かかった。
もっともぼくはこの間7個の糞を拾っている。
 上の場所から20分も歩くと見上げるばかりの階段だ。これは上がってきた階段を見下ろした。
 これは、これから上がらなければならない階段を見上げた。
階段の幅が狭くなり、歩きづらい。
下りたくない階段だ。
10分も登っているととうとう 鳥居がみえた。
 はい、着いた。最後の階段の上にもテン糞があった。
この右手の方は視界が開けていて新宿やスカイツリーは見えるようだ。
この日は生憎見通しが良くなかった。
ムササビの巣穴でもないかと太いスギの幹を見上げて探したが見つからず。
左手の方に、鐘ヶ嶽山頂60mの道標がある。
 山頂に人?っと見間違えた。二体の石像があった。
山頂の道標もしっかりしている。
ぼくは、広沢寺温泉1時間20分の山神隧道に向かう。
なだらかな下りで、気持ちが良いが、乾燥しすぎと下草が無いのが寂しい。
 鞍部着である。ここは隧道の上にあたる。1月24日には、まっすぐ見晴台B方面に向かった。
この日は、左の広沢寺温泉方面に下りる。
ぼくは、すっかりこの山神隧道付近が気に入ってしまった。