「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年6月16日日曜日

ユリ/カサブランカ! Lily/Casablanca!

今、庭では鉢植えのカサブランカが咲いている。このユリ、初めは一個だけの鱗茎であったが、
その年の冬にはいくつも小さな鱗茎ができていたので、家の軒下に植えておいた。
軒下はは温かいのか先週咲きそうになったので、30センチくらいの茎を残して花茎を2本切った。
大きくなった蕾は2、3日後に開き、部屋中にヤマユリの良い匂いを漂わせた。
 
花茎を切ったのは、家の壁の再塗装の工事が始まり、家の周りに鉄骨が立てられてビニール布で覆われたからである。さらに、今は窓という窓がすべてビニールに覆われた。
重苦しい雰囲気だ。で、先ほど庭のカサブランカの状態をお隣さんの駐車場から見たのだ。
咲いている。きっと良い香りを放っているんだ。

残念なことがある。
たぶんヤマユリだと思うのだが、駐車場の前から一本でてきて3年目の株である。
最初の年は、5センチくらい伸びたところを草取りの対象にされて、連れ合いに抜かれたが根が残っていたのだろう。翌年は30センチくらい伸びてくれた。
今年は、50センチくらいまで伸びて2個蕾をつけて、3センチくらいまで大きくなっていた。
鉄骨組み立て、ビニール布の張るところまでは職人さんも気を使ってくれていた。
が、先ほどみたら、蕾が無残に落ちている。あと一週間あれば咲いたと思うのに残念だ。
まだ、一個残っているから、もう一度職人さんたちに云おうかどうか迷っている。
それとも花茎を30センチくらい残して切って花瓶に挿そうかな?
 
ヤマユリの白い花と濃厚な香りが好きなので、千葉や丹沢へ行った時に種子を採取してきて
家の周り撒いた種が発芽したものだと思っている。
今、気になって傘をさして道路から写真を撮った。
今日はこの雨なので職人さんは来ないだろう。明日になればもっと蕾も膨らむので花瓶に挿しても開花するだろう。工期が延びるが、できれば明日も雨になって欲しい。
 
今日は、専門学校のチャレンジキャンパスの日で、いつもとは違って10時までに行かなくてはならない。やってくる高校生に見せるためにシカ糞、テン糞、エビフライやオニグルミのリスの食痕、シカの骨や角の欠片、シカの毛やイノシシの毛、タヌキやイタチ、サルの頭骨、ヒミズやヒメヒミズなどの乾燥標本などを菓子箱に詰めた。さらに、お土産用のエビフライを用意した。準備はできた。
さらに、今日は、先日のヒルたちがまだ元気に机の上のビンの中で動いているので、
これも見せてあげよう。

2013年6月15日土曜日

シカ食痕 Two kind of feeding signs of sika deer.

ん?ここのフタリシズカ(セリ科)が食べられている、ノウサギの仕業ではない。シカだ。
右の細長い葉はテンニンソウ(シソ科)。 
 御殿森ノ頭から高畑山までの登山道では、ここのフタリシズカだけ食べられている。
手前はシカの嫌いなマツカゼソウ(ミカン科)。
レンズが曇っている。
食べられているフタリシズカあるのは手前である。
テンニンソウは食べられずにこの梅雨の雨を喜んでいる。
レンズの曇りがとれない。風を吹きかけるブロアーのようなものが欲しい。
同じセリ科でもヒトリシズカは固まって咲いていたりするが、フタリシズカはスギ林地に点在して生育している。このためなのかフタリシズカは食べられないで残っていることが多い。
 
ここのフタリシズカが食べられているのは、すぐ傍にシカの大嫌いなテンニンソウがあるので、
思わずシカは食べてしまったということなのだろうか?
 
休み台?が取り払われた高畑山山頂はシカが大嫌いな
テンニンソウ、ヤマトリカブトで覆われている。さらに、これまでここでは見られなった
シカの食欲をそそらないマルバダケブキまでがここまで下りてきている。
丹沢山麓は、シカに食べられないほんの一部の草本によって占められてきている。
堤川林道沿いではレモンエゴマで覆われている。
ハタチガワ沢林道沿いではダンドボロギクやヨウシュヤマゴボウが蔓延っている。
一種類の動物が食べる草本の好悪によって、丹沢山麓の植生が変わり、当然、土壌動物や昆虫、両性・爬虫類、小鳥たち、さらにはネズミやイタチやテンなどの動物たちにも大きな影響を与えていることは歪めない。
 
スギやヒノキの人工林で山麓が埋められていったかって林野庁が推し進めた拡大造林は、
当初から野生動物たちの影響や山の荒廃が心配されていた。
極最近における、人間の行為によって、山が変貌して行ってる。
政治家や行政マンは自分たちの施策の責任をとらない。謝り、反省もしない。
せめて、年金を返上すべきだ!と考える。
こう云うとますます行政は動かなくなるか!

2013年6月14日金曜日

スギの樹皮が齧られている。  The bark of Sugi cedor is debarked.

御殿森ノ頭を過ぎた登山道の谷側(宮ヶ瀬湖側)の斜面にスギ林地に、ん?
1本のスギだけ2、3ヶ所の樹皮が剥かれている。
正面に一番下の位置で、3メートル以上の高さのところである。
クマ、シカ、カモシカ、ウサギではないことは確実だ。
倍率を高めて撮ってみる。
何だか縦方向に歯型のようなものが付いている。
上の部分を拡大した。鮮明度は変わらないが、どうも2条の歯型がついているように見える。
こんなところに登れて2条の歯型をつけられる動物は、齧歯目だ。
リス、タイワンリスかムササビかモモンガが巣材として剥いたのかな?あるいはヤマネも巣材としてスギ皮を使うかな?
 
彼らが巣材として齧りとって運んだのだ。でも誰だ! 
もっと、側によって、歯型を調べるともう少し、手がかりがつかめたかな?

2013年6月13日木曜日

雨の高畑山  The Mt.Takahata in rainy day.

今日は、雨が降っているので登山道を歩くことにした。
仏果山や辺室山は学生実習で歩いているので、久しぶりに高畑山に行ってきた。
吹風トンネル手前の駐車場に車を置いて、歩きだしたのが8時半だった。
家を出るときに、靴下に飽和食塩水を噴霧してきたし、雨具を上下に着たし、傘があるので、
万全と考えた。
靴下をしっかりヒル対策してきたので、スパッツはやめた。
 
駐車場のところにン?これはシモツケ?園芸品種ってことあるかな?
釧路の原野にあるホザキシモツケは2m以上になることもあるが、これは可愛らしい。

もう、登り口からヒルに襲われ、初めは気にして靴に着いたヤツを取っていたが、
歩くペースが遅くなるので、気にしないことにした。
山の神を過ぎてから3頭のシカのメスグループに出合った。彼女らは警戒音も出さずに逃げた。
御殿森ノ頭を過ぎて、ヤブサメのような小鳥が盛んに鳴く、近くに巣があるのだ。
雨は、いっこうに止みそうにない。
高畑山の登りの階段につく。ゆっくりゆっくり上がる。
高畑山の道標などは県自然環境保全センター自然公園課が管理しているのかな?
そうすると、専門学校卒業生のM君が見まわっている?
雨は強くなるし、見晴台は取り払われたし、ヒルが手ばかりでなく、首筋や顔、頭にまでいるので、
即刻Uターンだ。
駐車場に戻ってきて、車を出そうとしたら、????何だ?
車が出られない。ステンレス製のポールが真ん中に立っている。
エ?車を奥の角にとめたので気が付かなかったのかな?
看板の注意書きに厚木警察署、厚木土木事務所、清川村役場が載っている。
厚木警察署の電話がかかれているので、電話する。が、駐車場の使用管理はまったく知らないことのようだ。こちら困っていることを話す。すると、厚木土木事務所から電話がある。
下のスレンレス製のポールの外し方を教えてくれる。
云われた通りにヤル。やったー!通れるようになった!
また、土木事務所から電話だ。お礼を言う。
駐車場から出て、問題のポールを元に戻して写真に撮っていると、電話だ。
こんどは厚木警察署の人だ。お礼を言う。
警察官の対応がスピーディで適切、しかも親切な応対で感激だ!
 
厚木警察署の警察官、厚木土木事務所の係官の人に感謝したい。 
すっかりヒルの事を忘れていた。上下のレインギアや帽子をとり、車のトランクに。
来ていた長袖のスポーツシャツを脱ぎ、それもトランクに!
もうもうヒルがいっぱい。ズボンをまくり飽和食塩水を噴霧してヒルを取る取る。
 
家に着き。足元を見ると、血だ!靴を脱ぐとなんとコロコロしたやつがいた。
洗濯機にレインギア上下を容れ洗う。
この靴下は捨てて、ズボン、帽子、シャツ、パンツを洗濯機に容れ洗う。
風呂場でシャワーを浴び、頭や身体を洗う。
血が止まらないので風呂には浸かれない。
風呂場から出て玄関をみたら、ヒルが這っている。
家族がだれもいなくて良かった。

早くも実が、、。Fruits of trees.

一週間前の堤川林道・湖岸林道・ハタチガ沢林道を歩いた時に見た果実。
もう赤みがついているオオクマヤナギの実。サルもテンも動物たちは大好きだ。
アカショウマがシカに食べられずに咲いていた。
これは、ぼくも口に含んで元気をもらう小粒でピリリと辛いサンショウの実。
まだ、青い。
これは、イヌシデかな?
なんと、これまでシデ類はこの果穂のつき方で判断していたが、
今回あらためて図鑑をみて、判断基準は葉っぱであることを知った。
これからは少し骨のように手元にとってじっくりながめるようにしなければいけないかな?
これは、カマツカの実かな?鮮やかな赤さだ。秋にはぼくも摘まむ。
これは、クマシデかな?
これは、ぼくも動物たちも大好きなコクワ、サルナシだ。
これはアカシデかな?それとも?
これは、ジャケツイバラが早くもこんな実をつけている。
何だか、油炒めにするとおいしそうだ!
これは、林道の沢側に斜面にあって、人など近づけない。
が、果実を食べられている。自然に落ちたのではないと思った。
これは、ミツバウツギ、ぼくがキンタマノキと名付けているその実だ。
 
今日、丹沢に行こうと思って4時に起きたが雨が強く降っている。
う~ん、どうしよう。最近、雨の中の山を歩いたことが無いから久しぶりに泥だらけになるつもりで行ってみようかな?



2013年6月12日水曜日

ハクビシンの糞の種子とテン糞のヒミズの骨片 Two kinds of seeds in civets's scats and a bit of bone of sherw mole in a marten's scats.

以下の種子と骨が6月6日に拾った糞の内容物の一部のものだ。
多くでてきたのは、クワの種子とヤマザクラの種子だ。次にモミジイチゴだ。
次の二種類の種子が初めて糞の内容物として出てきたものだ。
二種類の種子ともハクビシンの糞から出てきた。
 
下は、②7:48、ハクビシン糞
左の大きな一塊と右の一塊を拾う。
上の糞からヤマグワの種子やサワガニの外骨格とともに出てきたナツグミの種子
見たことがある種子だが、手持ち標本の中にはない。それで、今の時季にある果実を
鈴木庸夫、他著「草木の種子と果実」で、一ページ一ページ見ていった。
なんと、5分もしないでぶち当たった。
この本が無ければ???になっていた。
 
さらに、⑪15:20、ハクビシン糞
ヤブツバキの種子が転がっているのが分かる。
ハクビシンの糞からヤマグワの種子とともに出てきたヤブツバキの種子だ。
これも手持ち標本がないので、鈴木庸夫・他著「草木の果実と種子」の中にちゃんとある。
こんな大きい種を排泄するとき、尻の穴が痛くなかったのかな?
ヤブツバキの種子が齧られているわけではないので、ハクビシンはヤブツバキの実を丸ごと飲み込んだとしか考えられない。
っと、アップしましたが、やまぼうしさんから、「とても丸っこく茶色っぽいのでビワの種?そんな気がちょっとします」とメールをもらいました。そうなんです。ヤブツバキの種なら右のような丸っこい種は少ないですね。
ビワなら今が旬の果物です。この種子は標本として保管してあるので、植えてみますネ!
k-ta隊員へ、ビワならぼくらも食べたいですね。
 
さらに、テン糞から出てきた哺乳類の骨片について
下は④8:25、テン糞
 
テン糞の内容物の膜翅目の翅、ムカデの脚とともに出てきた。 
①は頭蓋骨の欠片(頭頂骨部分かな?)、②は手の部分(指を折り曲がっている)、③は上腕骨の肩甲骨に接する部分、④は肩甲骨の一部でヒミズのものと一した。
 
比較したのは、ヒミズ、アカネズミ、ハタネズミ、モグラ、ジネズミ、トガリネズミでした。
これらはHPの自然・動植物・哺乳類の頭骨と骨・骨格で確かめられます。
 
 トガリネズミ目のモグラやジネズミたちの肩甲骨と上腕骨はネズミなどの齧歯目のものとは著しく異なるので、すぐ齧歯目を除外することができた。この③の骨片でヒミズと分かったのだ。
 
ヒミズやトガリネズミは登山道や林道に転がっているのは、ヒミズやトガリネズミはテンやイタチが嫌がる匂いを出すので動物たちには捕食されないと云われている。
が、これはどうしたことだろうか?
山の道に転がっているのは、
キツネやフクロウなどにネズミだと間違えられて捕まったためだとも書かれてもいる。
これは、ぼくが愛用しているPreben Bang 著「Animal Tracks and Signs」、古いのはCollinsあったが新しいのはOxford Univ.Pressになっている。
 
しかし、今回も含めてヒミズなどのトガリネズミ目の動物たちがテン糞などの内容物として何度も出てきている。このブログ内検索で確かめてみて!
 

2013年6月11日火曜日

14個の糞の内容物 The contents of 14 scats.

6月6日の歩いたルートをGPS軌跡示した。
これはGPS Photo TaggerソフトからGoogle earthに読み取り、カシミール3Dを用いて電子国土の地図にルートを落としたものである。
①から⑪は見つけた糞の位置。ハタチガ沢林道の赤丸のウェイポイントはシカを観察していた位置、堤川林道の青丸のウェイポイントは水場の位置である。
②②と⑥⑥はそれぞれ5メートルも離れていないところで見つけた別の糞だ。
歩いたGPS上のルート距離は13.7Kmである。
ハタチガワ沢林道終点から林道出合いまでゆっくり歩いて16分だった。
林道出合いから堤川林道までは、⑩の糞を見つけたり、スギの樹皮剥ぎを見ながら下りたため40分ちかくかかっている。
先ずは湖岸林道上で見つけた糞、③のサル糞は②~④の間に点在して落ちていた。
 ①7:36、テン糞、ムカデの脚や外骨格

② 7:44、ハクビシン糞、ヤマザクラの種子、ヤマグワの種子
②7:48、ハクビシン糞、ヤマグワの種子、サワガニ外骨格、脚、ナツグミの種子(写真あり)


③7:57、サル糞 、ヤマザクラの種子、モミジイチゴの種子

④8:25、テン糞、膜翅目の翅、外骨格、ムカデの脚、哺乳類の毛、骨片4個、手 (写真あり)
 
ここからはハタチガワ沢林道上の糞である。
 ⑤11:13、イタチ糞、ヤマザクラ種子6個、ムカデ一匹分の外骨格、脚
⑥13:03、テン糞、ヤマグワ種子、ゲジゲジの脚
⑥13:06、テン糞、大型甲虫の腹部外骨格、外羽欠片、口器、脚、カマドウマの脚 
⑦13:17、イタチ糞、ムカデの脚、外骨格、頭部
⑧13:22、テン糞、ムカデ外骨格6匹分、脚
⑨13:35、イタチorテン糞、植物質の繊維、葉の破片
 
林道出合いから少し堤川林道に下った見晴しの良い場所の岩の上。
⑩14:30、イタチ糞、ヤマザクラの果皮付き種子6個
 
水場より100mくらい上部の堤川林道上の糞。
⑪15:20、ハクビシン糞 、ヤマグワの種子、ヤブツバキ種子2個
 
糞の内容物を表にまとめた。
全体的にヤマグワ、ヤマザクラ、モミジイチゴ、ナツグミなどの木の実が、全13個の糞の内、半数以上の7個に含まれていた。また、ムカデorゲジゲジも6個の糞に含まれていた。
ムカデは冬季からのテンたちの糞から出てきており、彼らの主要な食物とも云える。
6月に入ると木の実の種子が糞中に入っている場合は、大半がその種子からなっていた。
ヤマグワやヤマザクラは一度に大量に摂取できると考えられる。
しかし、これらを採食する時は、時季的にも果実はまだ木にぶら下がっているので、テン、イタチ、ハクビシンは木に登って口を果実に近づけて食べている姿を思い浮かべられる。
③のところでのサル糞はどの糞も、ヤマザクラとモミジイチゴの種子からなり、群れ全体がシンクロナイズするかのように同じヤマザクラの木に登って、サクランボウを食べ、モミジイチゴを摘まんで食べたことがわかる。
 
今回、初めてナツグミの種子とヤブツバキの種子が出てきた。これらはハクビシンの糞からであった。また、④のテン糞からはヒミズの骨片がでてきたのも特筆できる。
これら、ヤブツバキやナツグミ、ヒミズの骨片に関しては明日アップする。