2002年2月に秦嶺山脈の山麓でキンシコウ調査をしていた時、猛禽類に襲われたと思われる頭骨の一部と腰椎と骨盤、尾椎と右大腿骨と脛骨、腓骨(多分あるだろう)そして右足、及び左下肢全部が、一部に毛が残って落ちていた。当時は齧歯目リス科であることは頭骨の切歯と臼歯からすぐ判った。が、西北大学の研究者に訊いても種は同定できなかった。
山へ行けないので骨を眺める機会が多くなった。それで箱を開けている内にこの骨に気が付いたのだ。左右の大腿骨や脛骨があるが、腓骨が見当たらない。食べられたとは思われない。脛骨などを水に浸けて腐らそう。はっきりしたまた、この場でアップしたい。
図1.2002年2月、秦嶺山脈のリス科の仲間の骨
日本のムササビの頭骨と並べて大きさを比べた(図2)。明らかに1センチくらい大きい。1・0・2・3の歯式だ。間違いなくリス科だ。 図2.秦嶺リス科(左)とニホンムササビ(右)の底面からの頭骨比較
秦嶺リス科の大孔の周りの後頭顆の形状がおかしいと写真を見て気づく。何のことはない、第一頸椎の環椎がそのまま付着しているのだ。ニホンムササビの頭骨と比較したが、ぼくがキンシコウ調査で入った場所には大型のリスやムササビの仲間がいる。リスかムササビか?
このリス科の仲間が猛禽に襲われて食べられたと考えたのは、食肉獣が襲って食べたら、足や背骨の骨も一緒に丸飲みしてしまうだろう。が、このムササビは後肢や骨盤、腰椎が肉だけ剝ぎ取られている。
安倍前首相が斃れてから1年が経った。彼の祖父の代からの旧統一教会と自民党の結び付きは、今どうなっているのか?首相が斃れて旧統一教会の問題がクローズアップされ、旧統一教会へ文科省は質問権を行使した。適切でない場合は解散命令となる。しかし、何だかこのところ曖昧模糊となっている。国民は注視している。
今朝の空は雲一つ無い青空だ。真夏の空だ!何だか、青空の中に飛んでいけそうそうだ。気持ちが浮ついてくる感じだ。
1 件のコメント:
これは、ムササビではなかった。
大腿骨・脛骨部分を水に浸けて腐らし、脛骨を見たら、
ネズミの脛骨と腓骨の関係のように、脛骨の足首よりの途中から腓骨が折れているのが判った。
ムササビなら脛骨と腓骨は分離している。
しかし、コヤツは脛骨の足首よりで癒合合体している動物だった。
中国のジリスの可能性が高い。
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