2階のベランダの角に直径30センチくらいの花鉢をほったらかしにしている。
連れ合いがラズベリーを買ってきて植えていたのだが、冬や夏場の乾燥で辛うじて生きている。
その鉢にハクビシンがウンチをしていたり、下の写真にも顔を出しているキク科(木本だ)の花が咲いたり、昨年からはネジバナも咲いていた。
今年は、このネジバナ30センチくらいの草丈になって花を咲かし始めた。
ネジバナは、釧路湿原にも咲いているし、我家の側を走る小田急線の線路脇の砂利の中にも咲いていたり公園の芝生の中にも咲いている。
つまり、ネジバナは日当たりが良いところに出てくる。
だからだろうか?
我が家のベランダの花鉢は、乾燥したり、濡れたり、真夏の日向で暑くなったり、冬の寒風に曝されたりしている。でも、ネジバナとキク科の木本植物だけは耐えて生きている。
いや、耐えて生きているんではないんだ。
そのように乾燥したり、濡れたり、暑かったり、寒かったりするような場所が好きなんだ。
「住めば都」と云うが、
釧路から東京・神奈川に出てきた当初の1、2年は、夏はとても暑くて辛かった。
じっと椅子に座っているだけで汗が出てくる。
風邪をひいて熱があるわけではないのに、寝ているだけで胸が汗だらけになる。
こんなことは釧路にいた頃はあり得なかった。身体を激しく動かしたら汗が出ることはあっても
ただ座って本を読んでいるだけで、額から汗が流れ落ちるなんていうことは無かった。
「東京や横浜は人の住むところではない!」っと思った。
それが、どうだ釧路に帰ってフクジュソウを見に行きたいと思っても、
まだ、釧路は寒いから辞めておこうとなる。
すっかり、ぼくの身体はこちらの身体になってしまったんだ。
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