10月14日に「これは何だ!」とジャガイモのようなものをアップした。
ジャガイモタケという菌類の仲間ではないかと思い、専門家の折原貴道さんに尋ねた。
現在、神奈川県立生命の星・地球博物館の学芸員となっている彼から
あれは、マムシグサ(サトイモ科)の仲間の根茎ではないだろうか?
誰かがいたずらしてヒゲ根を取って逆さに植えたのであろうとのことであった。
昨日、まだ痛い左足首の状態をどのような時にひどく痛むかを確かめるためにも山を歩いたのだが、マムシグサの根茎も確かめたかったのだ。
土山峠から登って間もなく、スギ林の斜面に見つけた。
左手の人差し指と中指を斜面に突き刺して掘り起こした。
横から見た状態。似ている。そっくりだ。
ヒゲ根が根茎の上の茎の周り生えている。
上から見た状態。まさしく14日にアップした「これは何?」はマムシグサの根茎だったのだ。
下は、13日の丹沢実習で高畑山の近くの登山道沿いの斜面で見つけたもの。
ヒゲ根が丁寧に採られている。
掘り取った株はそのまま植え戻しました。
しかし、マムシグサの仲間の根茎がこういう形状をしているなんて、始めて知りました。
この仲間をどの部分にもシュウ酸カルシウムが含まれ、口に入れると激痛となるのだ。
一度、学生が赤い実を齧ったことがあり、救急病院に担ぎこまれたのだ。
K君が13日の実習時にナイフで半分に切ったので、
今日授業があるのでナイフを洗うように注意しよう。
左足首は極端に曲げない限り、酷い痛みはでなくなりました。
また、足首から下が腫れていたのも足首を曲げることができるようになったので、血流がよくなり
腫れもひいております。まずは一安心です。御心配ありがとうございました。
2 件のコメント:
本当にマムシグサの根茎ですね。
こんなになってるとは知りませんでした。
まるでキノコのようです!
「マムシグサタケ」とでも名前が付きそうですね。
足、治ってきて良かったですね。
見つけた時は、菌類だとばかり思っていたので、学生が切った時、少し齧ってみようかな?とも思いました。
しかし、何故かその時思いとどまりました。
齧っていれば、口内に針が刺さったようになり、口を水でゆすぐこともできず、口を開けたまま下を向いてヨダレが流れ落ちるままにしていたかもしれません。
なんだか、この根茎、美味しそうでもある。
足首はもう大丈夫です。
秋の景色を見に、今度、塩水橋から本間の頭に登ってみませんか?
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