「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年11月4日木曜日

うっ、この甘い匂い!

今朝、5時半にYabeさんが向かえにくる。
彼の車に乗って丹沢へ、水沢橋のところに車を置き、奥野林道を歩く。
焼山・姫次の稜線が見える。
植林の緑と雑木林の色々。
榛の木丸は植林がない。左の雲に覆われているのは蛭ヶ岳。
寒そうである。 
林道脇に紅葉している枝があった。何の木かな?ちゃんと見てこなかった。 
帰路は松茸山の山頂の東屋で休み、下る。
川が増水しているので、石を沈めて飛び石にして渡ろうと思ったが、水量多すぎる。
靴を脱ぎ、ズボンを捲り上げて渡渉する。

この甘い匂い!が漂っている。
今まではサルナシが発酵している匂いかな?と思っていた。
Yabeさんがカツラの匂いだという。
カツラの木を見つけ、樹皮をナイフで削ぎ、樹液の匂いを嗅ぐ。
しかし、甘い匂いではなく青臭い。
葉っぱを取って匂いを嗅ぐと、「これだ!枯れ葉の匂いだ!」 
毎年、この甘い匂いでサルナシの木を探したのだ。
カツラの枯れかかった葉の匂いだとは!驚き!
ぼくにとっての新知見だ!

葉を2枚採ってきたので、部屋の中が秋の甘い匂いだ。

2010年11月2日火曜日

歯舞・色丹・択捉・国後の北方領土

-ナワバリ(Territory)-
ナワバリとは同種の他個体や他集団に対して、防衛して占有される地域や空間のことである。
ナワバリ内には、その種にとって大事な資源がある。

最初ににナワバリを占有した個体(集団)は、他のいかなる強大な個体(集団)が侵入しようとしても死に物狂いで防衛する。そのため、小さく弱そうな個体(集団)がナワバリを占めていても、強い個体(集団)が侵入すると、猛烈に攻撃して死守しようとするので、強い個体であっても怪我をする。

これを先住効果という。だから、強い個体であっても無理やり侵入しようなどとはしない。
このような同種の個体間・集団間は、ナワバリ制によって社会が維持・秩序づけられている。

侵略戦争とは、領土という他国のナワバリを強奪することが目的である。
日本は第二次世界大戦によって、沖縄と北方領土、その他を失った。
沖縄には人々が生活し続けた。
北方領土は人々は追い出された。

根室・釧路地方には北方領土で生活していた人たちが生活し、故郷に戻りたいと考えている。
北方領土にはロシア人たちが入植し生活を始めて半世紀に及ぶ。
このままの日本の外交政策が続くと、北方領土の返還は尚一層困難なものになる。

アメリカがアラスカを買い取ったように、北方領土のうちの一つでも円高を利用して買い取ることができないものだろうか?

2010年11月1日月曜日

越冬前のカエルや、、、

29日の仏果山・経ヶ岳の続き
ヤマアカガエルかな?なんだかお腹が黄色ぽっくて膨らんでいる。
これから枯れ葉の下や柔らかい斜面の土の中に入って越冬するのだろう。
ネットで調べたらトビイロスズメガの幼虫だ。
スズメガの幼虫はみなこのように大きいねぇー。
コイツは蛹で越冬するのかな? 
ヤブキリのオスだ。キリギリスの似ているが翅が大きい。
コヤツはこのままの姿で枯れ葉の下にでも潜って越冬するのかな? 
こんなに赤いサワガニは珍しい。
こやつも凍っても大丈夫な石の下などで越冬するのだろう。 
膜翅目のキバチの仲間?
樹皮の間か岩の割れ目にでも入って越冬するのかな? 
巨大ミミズ
ミミズと一言で云うが、ミミズにもたくさん種類があるのだろう。
寒いのにどうして地面から出てきているのだろう?
GPSは長径が7センチある。
丹沢の山は日一日と秋が急速に深まっていく。
サルやシカの発情の音声は秋を一層感じさせる。

2010年10月31日日曜日

秋のキノコを!

わー!ナラタケだ!
何故か、手前に採って捨てられたナラタケが散らばっている。
これは、ぼくが大好きなキノコの一つだ。
一度、茹でて大根おろしと一緒に食べ過ぎて戻したことがある。
食べすぎは禁物なので、ぼくは味噌汁用に少しだけゲット。
アカモミタケだ。これも4本ゲット。
学生たちにも家族構成分持っていかせる。 
ホコリタケが大量に!だが、もうホコリになりかけていた。 
うぉ~!ムラサキシメジだ!
こいつは埃っぽいような独特の味がする。
感触は弾力があり、抜群によい。 
ツルタケだが、採るのはやめる。
テングタケ科のもので食べられるのはタマゴタケとこれだが、、、。 
これは?
これも調べられない。 
採ってきた。キノコ。
アカモミタケとムラサキシメジの半分はナスと一緒に油と醤油で炒めて食べた。
ナラタケは味噌汁に大根おろしを加えて、これがやはり一番。
始めてマスタケ(アカモミタケの左上)を焼いて食べる。ボリボリして別に美味しくもない。 
半分残った、ムラサキシメジは湯でこぼして埃っぽさをとり、冷蔵庫へ。
10年くらい前、ナラタケの周りに出ているキノコを一本残らず採って食べて中毒症状となったことがある。メイジンゴロシと異名をもつクサウラベニタケも一緒に採ってしまったのだ。しかも、一度にたくさん食べた。連れ合いは食べ始めて10分くらいで気持ち悪くなったとテーブルから離れ、ぼくは40分くらいして気持ち悪くなる。二人で、トイレと風呂場で翌朝近くまでゲーゲーと戻す。

ナラタケは子供の頃採ってきて、家族皆で食べたボリボリと似ている味がするのだが、、、、。傘や茎の様子が違う。釧路の野原に生えていたボリボリのキノコの和名は何なんだろう?

2010年10月30日土曜日

メスをうかがう発情したオス

革籠石山を過ぎて、左は砂利採石場、右は植林地の下り道で、
メスザルのギャーギャーと甘えたような叫ぶ声、オスザルのガッガッガッの声
腰を低めて様子をうかがう。
尾を背につきそうなくらいに上げた、まだ若いオスが植林地を行く。
サルの群れが近くにいそうだ。
ここでお昼にする。
学生たちはこのオスを追っていく。が、10分もしないで戻ってきた。
昼食を終え、下っていくとまたもやサルの声と姿。
ぼくは、彼の注意をひきつけるために”おサルさ~ん”と声を出しながら近づく。
学生たちは静かに隠れるようにして近づく。
いた! 
採石場とこの尾根との間の斜面に群れがいるようだ。
上部の方からもガッガッガッ!というメスたちを狙うハナレザルの声がする。 
斜面の方のメスを見続けるオス 
学生が10メートルも離れていないところまで接近している。
ぼくは絶えず、”おサルさ~ん”とか”ほい、ほい”とか声を出している。
サルは学生の方を見る。 
まだ、若いオスだ。恐らく9、10歳くらいだろう。
顔に子供らしさが残っている。
クリックして拡大 
オスジカの”ピー”というメスを誘う発情の声が響く。
サルもシカも発情季の真っ盛りに入った。
7月の以来のサルとの出会いであった。

仏果山の秋はこれ!

昨日は専門学校の丹沢実習
仏果山登山口バス停・仏果山・半原越え・経ヶ岳・坂尻バス停のコース
動物たちの糞採集が目的の一つであったが、、、。
仏果山の秋は、山頂から半原越えへ向かう途中の岩尾根の道に生えるこれ!
なんだか、ちょっと早いかな?と思うくらい満開に咲いている。 
リュウノウギクは岩壁が似合う。

今回は発情したサルには出逢うし、キノコもたくさん採り、サルナシも食べた。
雨がいつ落ちてもおかしくない天気であったが、幸い一粒も落ちてこず。
今日土曜日も丹沢行きを約束していたが、台風の接近で断念す。

2010年10月28日木曜日

花芽と果実

先日のハタチガワ沢・Jピークの続きです。
アセビが来春早々に咲かせる花芽をたくさんつけている。
一方、サンショウが小粒でピリリと辛い実をつけている。 
サンショウの花は来年新たに出る枝に花が咲く。
アセビの花は今年出た枝にすでに来年用の蕾をつけている。
樹木たちの花のつけ方は不思議なくらい違っていておもしろい。

2010年10月27日水曜日

可哀想なクマさんたち

今年は例年以上にクマたちが市街地・農耕地に出没している。
今夏の異常な暑さのため、ドングリなどの山の実りが悪いせいで、餌を求めて出てきているようだ。
山の幸が乏しいなら、サルも餌を求めて農耕地に出没しているのだろう?

7月1日にハタチガ沢で、出逢った2頭の小熊たち
この後何度かハタチガ沢周辺を歩いた。
9月21日のハタチガ沢でみつけたクマ糞にはたくさんのアオハダの種子が入っていた。
クマはヒトを凄く恐れている。ヒトが鈴をつけて歩いているだけでクマはヒトを避ける。
団地のカキの木に登っていた小熊が捕殺された。
あるいは、クマが前輪とバンパーの間に下敷きになり、その後殺された。

人々にとってクマを含む野生動物は、オオカミのように恐ろしい動物というイメージが植えつけられているようだ。
カキの木に登っていただけで、捕まえられて殺されたり、車にぶつけられたのに悪いのはクマであったり、さらにはただ山から出てきて人目に触れただけで殺されたり。

今年のクマに対する各地の対応は、クマも一歩すすめば絶滅が危惧される種ですよ!ということを忘れたかのようだ。
日本全国に生息するどんな哺乳動物も保護獣であり、捕獲・射殺するには基本的には申請をして知事の許可が必要だ。それが、ことクマやシカ、サルなど人的被害を及ぼしそうな動物に対してはこれがうやむやにされている。

不況・人々の心の荒廃もあるのだろうか?
不満のはけ口のスケープゴートとして弱い者としての野生動物に向けられている。

2010年10月26日火曜日

初秋のハタチ沢林道と目立ちすぎる糞

ハタチ沢林道に入る橋の袂にガマズミの実が赤くなっている。
あと一ヶ月もして霜に当たれば甘く酸っぱい実になる。
それまで動物たちに食べられなければ良いが、、、。
サンショウバラ?の実も赤くなっている。秋だ!
この実は鳥たちが食べるが哺乳類は食べるかな?
両方の果実を3,4個採ってくることを忘れてしまった。種子の標本が欲しい。 
林道の落岩の上にテン糞(下のもの)がある。道路を歩いてきたテンがわざわざ岩にあがってウンチをしたのだ。「オレのウンチが臭わぬか!」と自分の行動域の境界付近にウンチの臭いを誇示しているのだ。 
上のテン糞、サルナシの果皮と種子がわかる。
少し進むと今度はイタチ糞が岩の上に!
イタチとテンは行動域を重複させているのか?
争ったらテンの方が圧倒的に強いだろう。互いに上手く共存共栄しているならば面白いが、、、。 
これは、アケビの種子だ。
動物たちは、これから春まで長く厳しい冬を耐えることになる。
テンやイタチは落ちている木の実や越冬昆虫やサワガニ、カエルなどが食物となる。
昨年の冬の糞の内容物はキブシの種子が多かったが、、、今年は?