陸上や水中で生物が形を保つためには、一部の動物を除いて、回りを全部堅い物で囲ってしまうか、堅い物に支えられなければならない。
ぼくの大好きな毛ガニは全て殻で覆われている。この殻はキチン質よりなり外骨格であり、毛ガニの身体を支えている。殻(外骨格)の中には美味しい肉やミソが詰まっている。
この毛ガニやエビや甲虫のようにぼくらの頭骨も外骨格である。中には脳で満たされ、食事の時に必要な、歯や舌まで骨に覆われている(図1&2)。 しかし、他の骨は全て肉で被われる内骨格である。
図1.ジネズミの左側面からの頭骨
図2. ニホンザル♂の頭蓋骨と下顎骨
頭の骨は頭蓋骨(後頭骨、蝶形骨、側頭骨、頭頂間骨、頭頂骨、前頭骨、篩骨、翼状骨、鋤骨)と顔面骨(鼻骨、涙骨、上顎骨、腹鼻甲介骨、前顎骨、口蓋骨、頬骨、下顎骨、舌骨)より形成されている(図2)。
頭骨のように、複数の骨からなる骨は、腸骨と坐骨と恥骨よりなる寛骨が直ぐに思い浮かべる事ができる。頭骨も寛骨もコドモの頃はバラバラである。それが成長と共に癒合、合体して頭蓋骨や寛骨が出来上がる。
モグラやヒミズでは仙骨と寛骨も癒合合体している。が、生まれて間もないアカンボウでは仙骨と寛骨は離れているであろうか?
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