2月1日の仏果山登山口から高取山までの往復に見つけ拾ってきたテン糞は4個であった。テン糞①と②は10メートルも離れていないところで見つけ、さらに③と④も近いところで見つけた。恐らく①と②、③と④は同一個体のものと思われる。③は5個の糞がほぼ固まってあり、タヌキならば溜め糞の状態である。
①②の個体と③④の個体は別個体であると考えられる。それは①②の糞の方が③④の糞よりも直径が小さいという印象を受けた。
さて、食べている物、糞の内容物は冬季の彼らの果実であるキブシがどの糞にも含まれていた。さらにオオウラジロノキの大きな飴玉くらいの果実を食べている。これらの実は林床に落ちたものであろう。さらにケンポナシの果実も木の枝から落ちたものだろう。相変わらずカマドウマやムカデを食べているが、これらの節足動物は枯れ葉を掻き分けて見つけたものではなくテンが潜り込めるような斜面の穴や木の洞穴で漁ったものだろう。
久しぶりにキブシやケンポナシの種子やマタタビ(サルナシの種子よりも少し小さい)を見つけた時は感激するほど嬉しいものだ。
図1.テン糞1
キブシ種子、オオウラジロノキ果肉付き果皮・種子、植物細片
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