9日のお昼頃、N.Kさんの携帯に電話したら、畑だと云う。丁度良かった、3月に埋めて5月に掘り出したハクビシンの頸椎や胸椎、腰椎、尾椎などはまだ埋めたままなので掘り出しに行く旨を伝えた。
畑に行くと奥さんもいてお昼休みの時だった。N.Kさんはあの場所は耕運機を入れたからどうなったかな?とハクビシンを埋めた場所に来た。掘り起こしてみると尾椎が1個見つかったので、希望を持って十能で掘り起こした。30分くらいやって第二頸椎(軸堆)ともう1個の尾椎が出てきた(図1)。第二頸椎は横突起Dや後関節突起Eが耕運機の刃で砕かれてしまっていたが、頭のような中央の歯突起Aが伸び、袖を広げるように外側関節面Bがあり、両手を合わせるように棘突起Cがある。
この第二頸椎(軸椎)の形状は、モグラからヒトまでほぼ同じであり、告別式で死者が焼かれた採骨の時に火葬場の係官がノドボトケと指示してくれる骨でもある。しかし、元気で生きている時のノドボトケは軟骨の喉頭隆起であり、火葬後は焼けて残らない。
でも、軸椎の形状は仏様が拝んでいるようだ、、、、、、。
図1.ハクビシンPaguma larvataの左斜め背側からの第二頸椎(軸椎)と2個の尾椎
0 件のコメント:
コメントを投稿