17日(土)に横浜開港会館の横浜市大探検部の集まりでもらったパラワン島のセンザンコウ、こんなに大きいとは思わなかった。40リットルザックを持っていったが使い物にならなかった。が、頭骨は長径が10センチもない小さなものだ。
学名のculionはパラワン島の北東部にある島の名であるので、最初にこのクリオン島でこのセンザンコウが発見され命名されたのだろう。また、英名のpangolinはマレー語のpenggulingからきているようだ(ランダムハウス英語辞典)。
パラワンセンザンコウManis culionensis
センザンコウは隣甲目Pholidotaに属する哺乳類で、ネコやイヌなどの食肉目に近いようで、よく似た南米の被甲目のアルマジロとは全く別の系統だ(Wikipedia)。1965年に横浜市大探検部のDさんが獲ってきたのだ。今ならCITESに抵触し、こんな乱暴な事はできない。ぼくが1967年にタイワンザルの調査に行った時も、案内してくれた高砂族のOさんは見つけたタイワンザルは射殺した。ビニール袋の上で解体し、出た血液は飯盒に容れて煮て食べ、肉は燻製にし、頭は黒焼きにし、オスならペニスを伸ばして木の枝にしばって燻製にした。その燻製肉を日本に持ち帰った。信じられない事だが、当時は何も疑問を感じなかった。
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