12月14日(木)に広沢寺温泉・不動尻・登山道と歩いて、見つけ拾ったテン糞(タヌキ、アナグマ等は見つけられなかった)は9個であった。一つを除いて他8個は全て唐沢峠・三峰間の稜線上であった(Fig.1)。
Fig.1 歩いたルート図とテン糞①~⑨の位置
9:26 テン糞①
サルナシ種子果肉果皮、マメガキ種子10個果肉果皮、カマドウマ脚
9:32 テン糞②
サルナシ種子果肉果皮、直翅目産卵管脚
9:37 テン糞③
サルナシ種子果肉果皮、カマドウマ脚翅
9:45 テン糞④
キブシ種子、カマドウマ脚産卵管、甲虫脚外骨格
9:54 テン糞⑤
サルナシ種子果肉果皮、カマドウマ脚、ヒミズ毛
10:01 テン糞⑥
サルナシ種子、バッタ脚外骨格翅、カマドウマ脚外骨格翅・産卵管、
10:08 テン糞⑦
サルナシ種子果肉果皮、膜翅or双翅目脚
10:29 テン糞⑧
サルナシ種子果肉果皮、甲虫脚
12:36 テン糞⑨
先日のハクビシン糞の不明種子
テン糞①~⑧の稜線上で見つけた8個の内7個がサルナシを食べたものであり、7個のどれにも昆虫を食べており、昆虫の中でもカマドウマやバッタなどの直翅目を食べていた。また、広沢寺温泉付近の道路沿いで拾った糞には12月6日に梅ノ木尾根で見つけたハクビシン糞の内容物と同じ不明種子が含まれていた。
テン糞の内容物にカマドウマの脚、産卵管が多く含まれるのは、テンの巣穴に潜り込んだカマドウマも隠れているからだろう。でも、テンは巣穴でどうやってカマドウマを見つけるのだろう。臭い?ヒゲの触覚で?テンの動物食は夏はムカデ、冬はカマドウマということになる。ムカデもテンの巣穴に入り込んでいるのだろうか?
Table 1 テン糞①~⑨の内容物
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