昨日、タンザニアで知り合った人から電話があった。
明日は家に居るかどうかと言うものだった。
釣りに来ているので魚を持って行きたいというものだ。
もちろん大歓迎だと答える。
今朝、「今、富士川にいるのでこれから向かう」とのメールが入る。
お昼過ぎにやってくる。
で、いただいたのが下の魚、スズキである。
シンクの内幅が75センチあるので、その大きさが分かると思う。
彼は、毎週末は、土曜から日曜まで寝ないで釣りに没頭しているようだ。
マハレ山塊国立公園に居た時、彼が来たので竿を貸したが、
30分くらいで夕食分の魚を釣り上げた。
丹沢を歩いた時もちょっと沢があればひょいひょいとヤマメやイワナを釣ってしまう。
釣りは彼にとって息抜きのようだ。
彼は言う、釣りが出来なくなってしまえば、精神的病に侵される。
先日までは頚椎ヘルニアで大変な目にあったのだ。
僕にとってはアルコールだろう。これがあるからイヤな通勤・通学もできるんだ。
上のスズキ、鱗を剥がした後、彼に兜とカマと浮き袋の部分を落としてもらう。
彼が帰った後、三枚に下ろし、皮を剥ぎ刺身用にして、アラの部分として
ハラミのところをたくさんつけてタッパーに容れやすいように出刃で裂いた。
浮き袋は彼に言われたように熱湯をかけて今夜酢醤油でたべる。
皮も熱湯をかけてお昼に兜煮と共に食べる。もちろんビールも一緒。
彼の奥さんにお礼メールを出したら、刺身の昆布〆の仕方を教わる。
夕食用は、刺身は昆布〆とカマの塩焼きとビールに決まる。
アラのハラミの塩焼きも美味しそうだ。
捨てた物は一部の内臓と鱗くらいな物だ。
兜煮を食べて、半分に割らないで頭骨として残してみても面白いかなと思った。
それは、眼球の周りが鳥たちと似ているからだ。
尚、彼は釣り仲間では軍曹と呼ばれているようだ。
軍曹はお酒がまったくダメだが、今夜は彼に感謝の乾杯をする。