展望台に登っていくと単独行の女性が下りてきて踊場で待っていてくれる。これまた急がなくてはならない。風が強く冷たい。ぼくが着てきたコートは風を通さないと思っていたが、強い風では防風の役には立たない。展望台の上から宮ケ瀬湖、蛭ヶ岳、大山方面を眺める。大山の北側にも雪がない。本間ノ頭に続く栂立尾根にも雪が無い。あるのは1400mを越える蛭ヶ岳山頂付近だけだ。2月9日の実習日までには辺室山に雪が積もって欲しい!
図1.蛭ヶ岳、本間ノ頭方面を望む
図2.大山を望む
図3.仏果山の展望台を見る
図4.横浜方面を眺めていたら自衛隊?の飛行機が4機飛んで行く
展望台を降りて、寒そうにお昼を食べている人たちを残して高取山から離れる。宮ケ瀬越の近くで往きには見なかったテン糞2がある。表面に獣毛が浮き出ている。この毛はネズミやヒミズのような小哺乳類のものではない。テン糞を拾っていると山頂でお昼を食べていた若い二人連れが脇を通っていき、犬を連れた男性二人がやってくる。図5. 12:15 テン糞2
宮ヶ瀬越から下り始める。エ?タヌキ糞1だ!写真を撮っているとあの軽やかな老夫婦がおじゃまします!っと云って下っていく。仏果山に行ってきたのだ。糞を拾った時には彼らの姿が見えたのだがすぐ見えなくなる。早い!あんなに早く下れるなんて、ぼくはもう既に膝が気になるのでストックで体重を分散させるように下る。さらに下っているとタヌキ糞が1個だけ転がっている。タヌキ糞1があったところからは50メートルは下っている。ちょっと不思議だ!タヌキ糞2として拾う。
図6. 12:33 タヌキ糞1
図7. 12:40 タヌキ糞2
タヌキ糞2を拾って下っていると、高校生と思われるような若者が顔を真っ赤にしてまるで天狗のような速さで大股で登ってくる。このくらいの若者だと走り登ることも簡単な事だろう。ぼくだって2,30代の頃はサルを追いかけて山を走り回れたものだ。その頃と何が違うのか?それは足腰の筋肉の柔らかを伴うバネかな?さらに、バランス感覚も悪くなっている。あの休み台のところでザックを置き、裏の尾根に回ってタチションだ!
図8. 13:10 お社を通過する。
お社を通過してジグザクに下る。膝が気になる。体重は1年前よりも4キロは減っている。が、今日はいつも持ち歩いているガスストーブやコッヘルの他にワカンやアイゼンがある。何故か荷物が重たい。中高年の白い髭面の単独行の人が長い木の枝を杖替わりにして降りてくる。もうすぐ登山口に着くという平坦なところでテン糞3だ!この糞だって往きには無かった筈だ。キブシの種子が浮いている。
図9. 13:29 テン糞3
車に着いてドアを開け、ザックを助手席に置いて、GPSのスイッチをオフにする。10時1分から13時36分に高取山と駐車場の往復を終える。先ほどの中高年の人は車の横で、着替えをし、靴を履き替えていた。
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