7日の高畑山歩きでは、まだまだ秋本番という感じの木々ではなかったが、
ススキの穂が季節が10月に入ったことを知らせるようだった。
今回の山歩きではシカ糞を除いて、アナグマ糞を2個拾い、アナグマ糞1個をプレゼントされた。
Fig.1.吹風トンネル付近のススキ
ぼくらが歩いた③のルートでは、2ヶ所でアナグマの糞を見つけた。
Fig.2.アナグマ糞1
内容物:サルナシ種子・果皮、ムカデ外皮脚、直翅目産卵管・脚、土砂と腐葉砕片
Fig.3.アナグマ糞2
内容物:サルナシ種子・果皮、土砂と腐葉砕片
Fig.4.アナグマ糞 ②班のY.Matushimaさんが撮り、Seoさんが拾ってきてくれた。
このアナグマ糞はアナグマが穴を掘ってトイレとしているアナグマの典型的なものだ。
内容物:サルナシ種子・果皮、土壌動物外骨格脚、土砂と腐葉砕片
Fig.5.吹風トンネル付近にあったサル糞
この糞はヤマボウシの種子がたくさん含まれている。
冒頭にまだ秋本番という木々ではなかったと書いたが、アナグマは晩夏を過ぎて秋にならないと
林床に落ちないサルナシの果実を食べている。丹沢は湯河原・箱根に比べて極端にサルナシの果実のなるメスの木が少なく、仏果山・経ヶ岳、辺室山、高畑山ではどこにサルナシの実をつける木があるかプロットできてしまう。しかし、アナグマはぼくが知らないところに落ちた実を拾って食べている。メスのサルナシの木がまだまだたくさんあるのだろう。
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