4月17日にやまぼうしさんからプレゼントされたネズミについて
「カヤネズミだった」とアップしました。するとbluetittitさんから幼獣のカヤネズミの尾の先は黒褐色だとというコメントをいただき、メールでいくつかの写真も見せてもらいました。
写真の中にはイネ科植物につかまっているカヤネズミの写真もありました。
bluetittitさんが観察し調べている場所とともに、
彼女のカヤネズミの調査・観察記録を乗せたサイトを教えてもらいました。
これが信じられないほど凄いのでここで皆さんにお知らせしたいと思います。
検索エンジンで「カヤネズミ・メモ」とやっても見ることができます。
昨日は、帰宅してからずーと見て・読んで、まだ途中です。
春から冬までの1年を通してのカヤネズミの巣がどんなところに作られているのか、
そのイネ科植物の詳しい種類とともに、
空中巣であったり、地上巣であったり、水田であったり、野焼き後、洪水後など様々な状況のもとでの調査観察がなされております。
是非、かわいいカヤネズミの生態行動をご覧ください。
6 件のコメント:
ちらっと見せてもらいました。ほんとにすごいですね〜、全部見るのは相当なエネルギーがいりますよ。
湯河原にはカヤ場があれほどあるのに、カヤネズミが分布してません。千歳川河川敷にわずかにいるらしいけど、不思議ですね〜。
天敵が多すぎるのだろか?
管理人さま、サイトを紹介していただき、ありがとうございます。
take隊員さま、はじめまして。
私も「カヤネズミは広大なオギやススキの群落にいる」と思っていたのですが(確かにそのような場所ではよく巣が見つかります)、研究者から「農地にもいますよ」と教えてもらい、半信半疑で自宅近くの農地を歩いてみたら、巣がたくさんありました。
農地は私有地なので組織的な調査がしにくいこともあり、あまり注目されてこなかったのかもしれませんね。
また、まだよくわからないのですが、山頂付近や山の斜面に残っている「茅場」では、空中巣は見つかりにくい傾向があるようです(他地域の観察でもそのような傾向があるそうです)。でも、野焼き後にいくと結構な数の黒焦げ巣が見つかります。風や温度の関係で、夏であっても比較的低い場所に営巣している可能性があるかも…しれません。
take隊員へ
本当に白銀林道付近はカヤ場ばかりのようにも思いますが、カヤネズミはいないようですね。同じように丹沢山中にはサルが生息しても良さそうなのにダメです。
サルが丹沢山中に生息できない要因は何なのか?もう20年以上も頭の片隅で考えております。
丹沢のカヤネズミの生息もこころもとないものです。どうも、カヤネズミに関してはbluetittitさんがコメントで述べているように、山では空中巣よりも地上巣を探しみるべきかもしれませんね。
bluetittitさん、はじめまして。
膨大な観察データ、貴重な資料ですね。ゆっくりみせてもらいます。
カヤの中を薮コギすることも多いのですが、標高が500mぐらいあり、カヤネズミの巣を一度も見たことがないですね。
標高の低いところをこんど探してみましょう。
丹沢山中にサルがいないのですか。やはり湯河原同様に堕落したのですかね?
bluetittitさんへ
ようやく昨夜、全部、完読とはいきませんが目を通しました。
ただただ驚き唸りながらの連続でした。過去の文献や最近の論文の紹介まで、よくもここまで探し、深く読み、それらを翻訳して紹介しているのはただ頭がさがり驚くばかりです。
take隊員へ
丹沢は何故か明治の頃からサルの群れは非常に少ない。多分、明治以前から少なかったと考えられます。
fukudaさま
ありがとうございます。カヤネズミの研究者は少ないのですが、地道な基礎研究によって少しづつ生態が明らかになっているようです。DNA解析や化石種についても新知見があるようなのですが、専門教育を受けたわけではないので到底理解が追いつかず、誤読をしたままで紹介してしまうといけないので、自分としては細く長く観察を続けることが大事なのだろうと思っています。
観察は難しいですね。「これを見よう」という思いが強すぎると全体が見えず、かといって漫然と見ていたのでは、大事なものを見逃してしまいます。
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