昨日、実家から車を飛ばして30分くらいでいける標茶町の塘路湖に行ってきた。
国道からサルルン・サルボ展望台への駐車場に入る。
先客がいて、何を撮りますか?と聞いてきた。???
何でも撮りたいですとこたえる。
間もなく夫婦連れの車もきた。
彼らは皆立派なカメラを三脚を持っている。
彼らは展望台へ登っていくので、ぼくはどうしようか辺りを見まわした。シカだ。
シカが国道のそばにいる。すぐ標準で証拠写真を撮り、望遠に替えてパチリ。
ブッシュの中にもう一頭いる。
雪原の方に目をやるとシカの集団がゆっくりと移動している
30頭以上はいるメスグループだ。
まるで、アフリカのサバンナのシマウマかエランドの集団のようにゆっくり採食しながら移動していく。オスを捜したがみつからない。30頭ばかりではない。50頭を超えるような大集団だ。
シカたちが歩いていったところに行ってみた。
もちろん、スパッツをつけ、6本アイゼンをつけて歩く。汗だくだ。
もっと軽やかな羽毛服の上着にするとよかった。
さらに、スノーシュを釧路に持って来なかったことがくやまれる。
こういうサラサラ雪を歩くのはスノーシュが一番だ。
僕が歩くと、膝まで埋まるのに、ぼくより重くて足が小さいシカが沈まないのはどうしてか?
サルボ展望台に上がる途中。シカの親子が休んでいる。シカだらけだ。
展望台に大きなカメラバックや三脚を持った人がやってきた。
これまで見たこともないカメラだ。
ぼくは雪と氷に覆われた塘路湖を撮ってくだる。
今回の成果は新鮮なキツネ糞を見つけ持ち帰ったことだ。
釧網線が塘路湖の右側を通るが、踏切で踏み台を持っている人や写真を撮っている人たちがいた。ぼくは道路か線路工事の関係者たちと思っていた。
が、様子がひとつおかしい。ノロッコ号という蒸気機関車を狙っているんだ。
カップルがアルミ製の踏み台に乗っている。
皆、しきりに時計を見たり、カメラのアングルを調節している。汽車が来るのを待っているんだ。
やってきた。おー蒸気機関車だ。懐かしい!
蒸気機関車が白い煙を上げながらやってくるのが見える。
もう、皆、カメラに夢中だ。
撮りっぱなしである。
乗客の人たちもこちらにカメラを向けている。
後ろの車両から身を乗り出して撮っている人もいた。
ぼくの知らない世界がある。
今日は朝から雪が降っている。犬を連れて外に出たが横殴りの雪に帰りたいようす。
ウンチが出たので、それを機に帰る。8時半まだ粉雪が吹雪いている。
ぼくは、こういう寒い国で生まれ遊びまわってきたんだ。
釧路が地方都市なりに活気のある街になるにはどうしたらよいのだろうか?
派遣の臨時職ではなく正職員にだれもがなれるのはどうしたらよいのだろうか?
ぼくが子供の頃は皆貧しかった。しかし、アルバイト職は少なかった筈だ。
どの家もウサギをニワトリを、さらにはヤギや豚なども飼っている家があった。
農家ではなくても、大根、人参、カボチャ、豆、ジャガイモは畑を借りて作っていた。
食べるものの一部は自分で作り、育て、加工し食べていた。
農家ならすべての食べ物は自分のところで賄える。
だから、結婚するなら農家の女性と思っていた。
今は、大量消費生活がしみ込んでしまっていて、最低の衣食住以外のものに
お金がかけ過ぎるんだ。小中学校の時は、家庭の収入に食費が示すエンゲル係数なんてものがあった。今は、エンゲル係数なんていう言葉さえも聞かなくなった。
一方にはその日の食べ物を満足にとれないで、働きたくても働き口がない若者たちが大勢いる。
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