378年にできた水道橋、現在は約800m残っているようだ。水は北の森から地下宮殿まで流れていたようだ。
エジプトでもそうだが、乾燥して雨が少ない所ほど水道・灌漑設備が発達する。
しかし、8,9日にイスタンブールに降った豪雨があり、洪水により40名が死亡したようだ。二日間の降水量は年間降水量の3分の1に達し、この80年で最大の豪雨だったようだ。異常気象のせいなのか?
ここは地下宮殿の異名をもつ地下の貯水池の入り口。まるで、地下鉄乗り場の入り口だ。
内部は薄暗く、中は小学校のグランドくらいの広さがあり、高さ(深さ)8メートルほどのようだ。
今でも地下に水が溜まっており、発見されるまで人々は地面に穴を開けて水を汲んだり、魚を釣ったりしていたようだ。
下のような石柱によって天井を支えている。
コイがたくさんいた。
外敵が水に毒を混入させた場合、コイの死によって毒の存在がわかる。
石柱には涙模様、この模様を模っ石や絵が魔除けになるようで、お土産として売られている。
逆さになったメドゥーサの石柱、
横倒しのメドゥーサの石柱
ギリシャ神話にでてくる怪物メドゥーサ(髪の毛はヘビで有名)が石柱に彫り込まれて天井を支えていることもさることながら、ここでもカッパドキカにある地下都市の岩を掘り抜く技術に驚く。
水に困っているからこのような地下の貯水タンクをつくったのに、豪雨でグランドバザールまで浸水とはどういうことだ。
イスタンブールのお世話になった人たちはどうなっただろうか?心配だ!
2 件のコメント:
お久しぶりです。トルコは行ったことがありませんが、自然も文化も、日本や東南アジアとぜんぜん違いますね。すごいです。景色も驚きです。
トルコやエジプトのような乾燥地帯と日本や東南アジアのような湿潤地帯と自然が違い、山河のつくられ方が違うので、景色が違い、そこに住む人々の自然観も大きく違うのでしょう。
そうそう、乾燥と高温のためか、いつも使っているデジカメのシャッターがきれなくなったことが時々あったので、胸に抱えて湿気を補いました。一時は壊れた?とさえ思いましたがホテルの部屋では大丈夫だったので不思議でした。微小な砂塵がシャッターの部分に入ったのかな?真の原因は不明です。帰国後は正常に作動しています。
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