「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年5月7日日曜日

強風で倒れたスイカズラ  The honey suckle that falled down

昨日は朝から強い風が吹きまっくていた。連れ合いが、今を盛りに咲き誇っていたスイカズラが支柱となっていたナツツバキの枯れ木とともに倒れているのを見つけた。何だか日当たりや風遠しを良くなった感じがする。
折れた枯れたナツツバキの幹は直径一二,3センチあった。鋸で4,50センチの長さに切ったら、アリンコの巣になっていた。そのため、脆くなってこの強風で折れたのだ。
倒れてしまったスイカズラ
この倒れたスイカズラを立たせても支えるものがない。もう、覚悟を決めた。花が咲いている蔓を切り放し、丸坊主状態にしてこのスイカズラを立て直そう。スイカズラの茎はテイカカズラの茎やツルバラの茎とは大違いだ。太さ2センチくらいだが、柔らかいのだ。

昨日の風は夜には止み、夜中からは雨が降っていた。倒れたスイカズラを立て直そうと思ったが、雨は昼過ぎになってもまだ降っている。乾いていたフウランや洋ランたちには恵の雨だろう。今日は1日雨かな?

2023年5月6日土曜日

洗ったアライグマの死因    Cause of death of the washed racoon

一昨日と昨日、NKさんの畑から4月10日に掘り起こしてきたアライグマの骨を洗った。このアライグマは昨年11月1日にKさんの家の近くで死んでいたのをKさんが拾ってぼくに知らせてくれたものだ(20221101にアップ)。轢死体でKさんから貰った時に舌が出て口から血が出ていた。頭骨は粉々にはなっていなかったが、若い個体のため左右の前頭骨はバラバラで、側頭骨が砕け、聴胞が離れており、さらに大孔全部の後頭顆や後頭骨底部が離れ、木工ボンドで組み立てた(図1)が、左右の下顎骨(図3)が上手く頭蓋骨にかみ合わなかった。
図1.上面からアライグマの頭骨
このアライグマ、口吻部は鼻骨も含めて崩れておらず。また、下顎骨もまったく壊れていない(図3)。一方、後頭顆と後頭骨底部や側頭骨が壊れ、右の前頭骨が壊れ、聴胞を含む下顎窩が一緒に離れていることから、車はこのアライグマの右目の後ろにぶつかったのだ。後頭顆や後頭骨底部は後頭骨から離れているが、環椎を含むどの骨も折れてはいない。つまり、この気の毒なアライグマの脳が衝撃を受けてほとんど即死状態だったのだ。
図2.底面からのアライグマの頭骨
図3.アライグマの下顎骨
能登半島で大きな地震があった。これまでと違う要因で起きたようだ。日本はどこに居ても地震から逃れる事ができない。地震が起きたら直ぐ〇〇原発には問題が無いということが流される。原発の近くに住まざるを得ない人々は、地震の他に原発にも注意を払わざるを得ない。3.11の福島原発事故で安定した大地を持つドイツが原発禁止に動いたのに、日本は懲りずに原発を稼働させている。どうしてそうなるのか?日本国民として嘆かわしい。

2023年5月4日木曜日

トカゲがまた水を飲みに来る    The lizard comes to drink water again

今日もお昼から庭の水道栓で骨洗いをした。Kさん家の前の道路で轢き殺されていたアライグマである(20221111にアップ)。4月10日に畑から掘り出したが、まだ途中半端なので水に浸けていたのだ。
骨を固い歯ブラシで洗っていると、昨日も来たトカゲがまたもやってきた。昨日は水を蛇口から糸状に流していたら、その水を口を付けて飲んだのだ。それを写真に撮ろうと思って立ち上がったら逃げてしまった。
今日は、さらに細目にして流しながら歯ブラシで骨を擦っていたら、また、シンクの底に降りた。今度はシンクの水を舐めている。少し大きな声を出して居間にいる連れ合いにカメラを取ってと云う。ヤツはお構いなく飲んでいる。娘がカメラを渡してくれる。
上手く撮れた(図1)。シンクの上に出たところしばらくじっとしているので、撮る(図2)。
腹の大きかったトカゲとはまた違う個体のようだ。イヤ、分からない。ハラデだとしたら、卵をどこかで産んだことになる。来月には小さなトカゲが見られそうだ。頭部が赤茶けた色をしているので繁殖季のオスのようだ。
図1.水を舐めているトカゲPlestiondon japonicus
図2.日光浴をしているトカゲ
クレムリンがドローンで攻撃されたようだ。しかし、このニュースはどうもおかしい。ロシアの自作自演のような感じだ。

2023年5月1日月曜日

アマガエルがプランターの上にいた!   There was a tree frog on the edge of planter!

お昼頃、天気が良いのでランの植替えをしていたら、ナデシコが植わっているプランターの縁にアマガエルが停まっている。見つけた時は日焼けして褪せてしまったプランターと同じ色をしているので、娘か誰かがぼくを脅かそうとして作り物のカエルを置いたのかっと思ったくらいだ。日向ぼっこをしているようで、喉が小刻みに揺れている。5センチ以上もありそうだ。カエルが好きな連れ合いに教える。彼女はアマガエルを探すためにウロウロ周りを動き回っているのに、コヤツは喉を小刻みに動かしているだけで動こうとはしない。身体が大きいのでメスだろうか?
プランターの上のアマガエルHyla japonica
昼食後、アマガエルは消えていた。ぼくらに邪魔されのでもっと気持ちよく日向ぼっこをできる場所に移動したようだ。
 小ガエルを昨年も一昨年も4,5匹引地川沿いを散歩した時に田圃の畔で捕まえてきて庭に放しているので、彼らの生き残りだろう。腹の大きなトカゲをまた見たし、この1年くらい野良猫が歩き回っていないので、我が家の動物相も戻ってくるかな?ここ数年カナヘビを見ていないのだ。

2023年4月30日日曜日

誰の骨盤かな? Whoes pelvis?

丹沢山麓には、①ニホンザル、②ノウサギ、③イノシシ、④タヌキ、⑤キツネ、⑥アナグマ、⑦ノネコに⑧ハクビシンがいる。もちろん、他の動物たちもいる。ここではだいたい同じ大きさくらいの骨盤ももった上記の動物たちを並べた(図1)。但し、イノシシはウリボウであり、アナグマやハクビシん、ニホンザルは性成熟に達していない若者である。そのため、オトナのものに比べるはるかに小さい。
このところ、ずーと骨を見ている。今は、骨盤(左右の寛骨の間に仙骨が挟まっている)ばかり見ており、子供の骨盤は左右の寛骨と仙骨ばかりでなく、寛骨も腸骨と坐骨、恥骨が離れている。
ウサギ、イノシシ、アナグマ、ハクビシン、サルの寛骨は恥骨結合や坐骨結合の部分を木工ボンドで接着し、どの骨盤の仙骨も木工ボンドで接着している。つまり、左右の寛骨の恥骨結合・坐骨結合があるのはタヌキ、キツネ、ノネコだけである。
図1.a~hは誰の骨盤かな?
答えは明日のコメントを参照
ニホンザルやノウサギの寛骨が以外に大きく、また、イノシシのウリボウは滑落死個体であり、大きさは柴犬よりも小さい位だ。

高校の同期から岩手の友人から送られてきたタラの芽をお裾分けしてくれた。それでも大量だ。丹沢のタラの芽に比べてどれも太く大きい。嬉しい限りだ。更に、広島の因島の牡丹肉も送ってくれた。どうやって、食べるかな?まー、飲みながら料理することになりそうだ。


2023年4月29日土曜日

スイカズラの香り  Fragrance of honeysuckle

庭のスイカズラがたくさん咲き始めた。嬉しい限りだ!この花、黄色くなってきた時の方が香りが強いのかな?咲いたばかりの白い花の時よりも黄色くなった花の方にアブや虫が集まる。幹回りはペットボトルの蓋の直径くらいだ。もともとは鉢植えだったが、鉢を地面に置いていたのでそのまま根を張ってしまった。このスイカズラは蔓性植物のせいか切り取って花瓶に挿しておくと根が生えてくる。
スイカズラの花の香りが漂い、地面ではスズランもたくさん咲いている。これらの匂いは大好きだ。これからクチナシの白い花も咲くので楽しみの多い初夏だ。
スイカズラLonicera japonica

昨日はキーウを含むウクライナ各地へロシアのミサイルが撃ち込まれたようで、子供を含む何人かが死んだようだ。待ちに待っていた春が来たのにウクライナの人々は昨年、今年と春の訪れを楽しめないようだ。あんなに爆弾の撃ち込まれる中で、小鳥や昆虫や動物たちはどう逃げ回っているのだろうか?ミサイルを撃ち込まれて炎上しているビルの近くをカラス?のような鳥が飛んでいたが、カラスもスズメも餌を探すのも大変だろう。早くプーチン・ロシアが侵略戦争を止めるようにしてもらいたい。

2023年4月28日金曜日

丹沢生息のシカ、カモシカ、イノシシの寛骨   Pinbone of deer, serow and wild boar in Tanzawa

 丹沢に生息する偶蹄類はシカ、カモシカとイノシシの3種類がいる。これら3種類を頭骨では容易に同定できる。が、他の骨では難しくなる。ここでは性成熟を過ぎて寛骨の恥骨結合・坐骨結合がしっかりしている個体とし、寛骨からの3種類の違いを明らかにしたい。

まず、これら3種類の寛骨の腸骨の端から坐骨の端までの長さは15センチ以上あり、丹沢に生息する他の哺乳類で15センチ以上大きいのはツキノワグマだけであろう。但し、ツキノワグマの寛骨の標本は持っていないので推測である。

図1は上(背側)からみた寛骨である。カモシカもイノシシも腸骨の端(寛結節と仙結節、イノシシの左の腸骨)が他の動物たちによって齧り取られている。寛骨臼(大腿骨が接する部分)からの腸骨の長さを見ると、シカ、カモシカ、イノシシの順になる(図2)。明らかに、一目で解ることはイノシシの腸骨がカモシカ、シカを比べると明らかに短いことだ。イノシシの腸骨の長さは寛骨臼の直径の4倍若だが、シカは5.5倍あり、カモシカも5倍強ありそうだ。寛骨臼の直径はカモシカ:25mm、シカ:27mm、イノシシ:30mm

図1.背側からの寛骨
左:カモシカCapricornis crispus 中:シカCervus nippon 右:イノシシSus scrofa
図2.腹側からの寛骨(腸骨の長さ)
左:カモシカ135+mm 中:シカ155mm 右:イノシシ111mm
さらに、3種の坐骨を真後ろ(尻)から見る(図3)。
図3.後ろからの坐骨の広がり
左:カモシカ 中:シカ 右:イノシシ
図3では、はっきりしないから、個別に後ろから坐骨結合からの坐骨の広がりを見る(図4)。
図4.坐骨結合からの坐骨の広がり
上:カモシカ 中:シカ 下:イノシシ
明らかに、カモシカは90度よりも少し広くなり、シカはゆるやかな放物線を描き、イノシシは90度よりも狭くなっている。

左右の寛骨が恥骨結合・坐骨結合で癒合合体している場合はそう多くはない。多くは、野山で骨を拾う時には左右の寛骨がバラバラになっているかネズミやテンやタヌキたちに齧り取られている場合が多い。あるいは、綺麗な?死体を見つけてもまだ若い個体だと左右の寛骨は離れている。
そういう意味では片方の寛骨だけでカモシカ、シカ、イノシシを見極めるところを見つけ出したい。それには標本数が少ないかな?

ユキノシタ  Strawberyy saxifrage

庭にユキノシタが咲いている。このユキノシタもう何年も前に義姉のベランダの鉢からはみ出していたランナーについていた小さな一株を貰ってきたものだ。それが今では反日蔭の庭に広がっており、3月には毎年天麩羅にして楽しんでいる。今年はとうとう山の沢沿いの反日蔭にあるハルノユキノシタには会えなくなりそうだ。まー、仕方がない。人生思うようには行かない。今日は、これからキンシコウ調査の時に拾って、燻製状にして持ち帰ったカモシカの仲間の頭骨を2月に水に浸けていたので、それを水洗いすることにしようかな?   今見たら、まだ、少し早かった。5月ならOKだろう。
図1.ユキノシタSaxifraga stolonifera

2023年4月27日木曜日

移入種のツタバウンラン    Invasive species Ivy-leaved toadflax

我が家の駐車場に入ったところにツタバウンランが咲いている。この花を初めて見たのが引地川沿いの散歩コースで石垣に咲いていたものだ。それが我が家の駐車場に咲いている(図1)。先日の市議会議員選挙で投票した帰り道で白い花のツタバウンランがあった(図2)。原産地はアルプス山脈の南部からスロベニア、イタリアなどのようだ。
しかし、植物、特に草花は海外から園芸として持ち込まれて日本の地に根付くものたちが多い。移入種であるが、、、、。
図1.ツタバウンランCymablaria muralis

図2.白花のツタバウンラン

イノシシの仙骨と腸骨の癒合   Fusion between sacrum and ilium of wild boar

仙骨と寛骨が縫合・合体している骨盤を持つ動物は、モグラやヒミズであった。他の動物では齧歯類、ウサギ類、食肉類や偶蹄類も老齢化すると寛骨の恥骨部分と坐骨部分が癒合するが、仙骨とは癒合しない。ただ、サルでは老齢化しても恥骨同士さえもしっかり癒合・合体した標本は持ってない。

性成熟を過ぎてから寛骨の恥骨・坐骨部分が癒合しても仙骨が寛骨とは独立して可動性があるならば、狭い産道を少しでも広げられる。
だから、手持ちの骨盤のほとんど全ては木工ボンドで仙骨と寛骨を接着していた。ただ一つのイノシシ(友人YNより譲り受ける)の骨盤だけが寛骨と仙骨の一部が癒合している(図1)。しかし、背側では全く癒合がみられない(図2)。
図1.イノシシSus scrofaの腹側から見た寛骨と仙骨の癒合部分(赤線で囲む)
図2.イノシシの背側から見た癒合した寛骨と仙骨
殆どの野生動物は生きている限り生殖能力がある筈だ。ヒトやペットだけが生殖能力が失われても生きている。であるから、この骨盤のイノシシはアカンボウを産まない♂個体であると考えられる。

哺乳類では仙骨と寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)が癒合・合体しているのはモグラやヒミズの仲間だけみたいだが、鳥類は全ての鳥が癒合・合体している(図3)ようだ。
図3.メジロZosterops japonicusの複合仙骨