「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年5月22日火曜日

白銀山から須雲川へ:1)

白銀山から
昨日は、小田原山守の会の野良こねこさんに誘われて、植物観察者の人たちと
ターンパイクでタクシーを降り、白銀山から須雲川へ尾根を下った。
コバイケイソウのちょっとした群落があった。
エンレイソウは花が終わり、果実となっている。 
ツルリンドウがシュートを伸ばしている。 
ツルニンジンが蕾をつけている。 
天気は良くなかったが、雨とはならず良かった。
奥湯河原でサルを追っていた頃、畑宿まで2度山越えして往復したことがあった。
丸一日かかった。帰りは夕方へとへとになってもどったことを覚えている。
何と20代の42、3年前のことである。
当時の白銀山山頂付近は、1メートルは越えるようなササヤブであり、大きい木は残ってはいたが明るい林であった。が、今は立派な森が須雲川沿いまで続いている。
当時はあんなにあった、尾根道に通じるさまざまな巻き道もなくなっている。
これは日本のどこの山でも通じることかもしれない。人々は山に入らなくなったのだ。
当時とのもっとも大きな違いは、木が小さかったし透けていたから、畑宿の集落が見えた。今回は木々の葉で遮られて全く見えない。
更なる違いは、常時下から車の音が聞こえてくることだ。都会の中の隠された秘密の森にさ迷いこんだような錯覚さえ感じる。
約半世紀の内にすっかり変わってしまったのだ。

2012年5月20日日曜日

花の香り   Flower aroma healing is based on our ancestor

寝てばかりの毎日に腰が痛くなった。
そろそろ気力を充実させて丹沢を歩かなければ、、、。
庭のユキノシタに花が咲いている。葉を天麩羅で食べなきゃ!
駐車場横に何年も置きっぱなしの鉢植えのテイカカズラが花を咲かせている。

この香りも大好きだ。まだスイカズラは蕾も見えないが、スイカズラの花の中で死にたい。
花の香りは、匂いはどうしてこんなにもぼくらの気持ちを引き付けるのだろう。
サルやテンやリスなども花の匂いに魅惑されるのだろうか?

リスやヤマネが、ムササビが、あるいは他の哺乳類が
テイカカズラの花に近づいてうっとりすることがあるのだろうか?
サル以外の哺乳類はぼくらのような視覚、色覚があるわけではない。
しかし、嗅覚はぼくらとは比べものにならいほど優れている。
彼らは、花の匂いによってさまざまな木々の開花を知り。
葉や果実の匂いを嗅ぎ分けているのだろう。

戻って、何故、ぼくらは花の香りに魅惑されるのか?
あるいは、香りに癒されるのか?
疲れた場合、匂いや音がぼくらを癒してくれる。
この良い香りを嗅ぎ、良い音を聞いている場合、ぼくらは目を閉じる。
これは、中生代の遥か遠くの哺乳類の時代にまで遡るからだ。
その時代は恐竜を恐れて、暗闇で匂いと音だけの生活をしていたのだ。
目をつむることにより、祖先の懐に抱かれているような想いになるからだ。
とぼんやり考えている。




2012年5月19日土曜日

まだ冬糞のタヌキ  A racoondog has yet took winter diets.

5月14日、採集のテン糞とタヌキ糞の内容物
6:50、テン糞、
トカゲの右前足、脊椎骨(トカゲのものか?)、ムカデの尾部、脚、同じ木の蕾
7:30、タヌキ糞
土壌動物の外骨格、脚、翅、キブシの種子
8:53、タヌキ糞
キブシの種子多数のみ

テンはすでに活動し始めているトカゲなどを食べ始めてはいるが、土壌動物のムカデをもたべている。テンは、キブシの実の広い食いの時季からは脱したようだ。
しかし、タヌキはまだまだ冬季のキブシ食いが続いてはいるが、
標高の低いところのタヌキは活動している土壌動物を食べてはいるが、標高の高いところのタヌキ糞からは土壌動物がみつかっていない。
(赤線はGPSの軌跡、□はテン糞位置、〇はアップしたタヌキ糞位置)
これまで、ぼくは湖岸近くのタヌキのタメ糞も525ピークから617.2ピーク(猿ヶ島)(これを宮ヶ瀬尾根という)のタメ糞も同一タヌキ家族かなと思ってきたが、あきらかに違うことがわかった。
タヌキの子供たちは昨年の夏頃に親元から分散して、新たな行動域を形成したことだろう。

タヌキは丹沢の尾根歩きをするとどの尾根でもタメ糞にぶつかる。
一方、アナグマの糞はどこを歩けばアナグマの糞をみつけられるか?
まだ、はっきりしたことは、言えない。

今日は、大快晴だ。昨日も帰宅後寝て、夕食後寝てとうとう通常の体温に戻った。
歳をとると一度落ちた体力を回復させるのは大変らしい、
まず、ウィスキーが飲みたくなるようにしたい。




2012年5月18日金曜日

花がいっぱい! Flowers!

月曜日の土山峠・猿ヶ島の続き
これはカマツカではないだろうか!
土山峠の湖岸の林道沿いに今年初めて見つけた。
ヘビイチゴの黄色の花。 
 ジシバリもここではヘビイチゴとともに目立つ。
サギゴケだ。これは我が家の庭にも出てきている。 
クワガタソウという名前は、やまぼうしさんが企画・編集した「清川村の花図鑑」
で知った。
どこがクワガタのようなのだろう。きっと果実なんだろうと思っている。 
マルバウツギはヒミウツギと共にウツギより一足早く花をつける。 
花の写真をだしてきて、大きな木で黄色の花ってあるだろうか?
そもそも花の色で白い花が多いのはどうしてなのだろう?
 
3日間に渡る38度から39度の熱ぽさから、今朝は汗びっしょりで
やったー!とい気持ちで風呂場に行って2日ぶりのシャワーを浴びる。
食べて寝ていただけなのに体重が3キロあまり減っている。
それでも、頭も身体も重苦しい。
今日は専門学校だ。学校を休みたくないために、寝るのが嫌になるほどベッドに横になっていた。

2012年5月17日木曜日

アナグマとヤマドリ A Marten and a female pheasant

沢を遡上していると、目の前をアナグマがゆっくり右から左に渡る。
アナグマの上の左端にある穴に入った。
以前、林道を歩いていてアナグマが次第に近づいてきて、
ぼくらに気が付いて側溝に隠れたことがあった。
その時は、側溝に隠れているアナグマの写真を撮った。
今回は、おそらく、こちらに顔を向けて恐怖におののいていると思うので、
穴を覗きみることはしなかった。 
帰路、スギ林を下りてきて沢に差し掛かった時、
赤茶色の小さな動物がススーと走る。エ?と思いカメラを構えその動物が行った方向に行くと、なんともう一匹のアカネズミと思われる動物はぼくの足元からススーと先ほどの個体を追う。
イヤー、残念とアカネズミが隠れたと思われるスギの小枝がたくさんある方に行く。
すると、ヤマドリがバタバタと偽傷行動?をしてぼくの周りを動き回る。
そうか、ゴメンゴメンとその場から離れた。 

この三日間、38.2度から39.9度の熱が続いている。
寝ても汗が出ないのが不思議なくらいだ。
ぼくはどんな状態になっても食欲だけは普通にある。
しかし、昨夜夕食さえもとる気にならず。イチゴを5粒食べただけ。
もちろん、ウィスキーもこの三日間飲む気がしない。
身体が正常に働いていてこそ、ウィスキーが旨いんだ。
ともかく、この熱さえとれなければ歩くのも大儀だ。
よく、これで昨日慶應の講義をやったものだ。もちろん、20分も早く終わらせてもらった。
健康な身体に健全な精神というが、こう長引くとマイナス思考が頭をもたげてくる。
よし、これから寝て、昨日内科からもらってきた薬を飲んで治すぞ!

2012年5月16日水曜日

その後のメスジカの死骸 Female sikadeer corpse in the latter

土山峠から湖岸の林道沿いで3月9日に見つけたシカの死骸の状態を確かめた。
下記のような、状態だ。
頭骨は上顎骨も下顎骨もあまり損傷を受けていなかった。
これで明らかなことは、腐肉食の動物たちは、脊椎骨や肢の骨はガリガリ齧るが、
頭骨はほとんど齧らていない。
僅かに、下顎の関節突起や角突起が齧られている。
歯もすべて揃っているので、次回はもう、持ち帰ろう。
下顎骨と上顎骨を並べてきた。
その内、これらの頭骨をガリガリやり始めるのだろうか?
それも興味ある。
でも、これからは山の幸が豊富になる。


2012年5月15日火曜日

さまざまな実生 Various seedings

それぞれのタヌキのタメ糞の苗床の実生苗だ。
クリックすると拡大するので、それぞれ何の実生苗だかわかるかな?
左のスゲの仲間はタヌキ糞で栄養満点だ。

ヤマグワの芽生えがどんなものか知りたい。
こんなに出ても、ほとんどが食べられてしまうのだろう。
是非、どうなるか追跡して確認しい。

昨日、丹沢へ行って、お昼に帰宅し、風呂に入った。
どうもそれが悪かったようだ。今日、学校で頭が痛く熱っぽい。
帰宅して、体温を測る、38度3分だ。
連れ合いは寝ろというので、寝ることにする。
明日も学校だ。治さなければ!

2012年5月14日月曜日

丹沢自然探索 Walking in the Tanzawa

春の丹沢を満喫
今朝は4時半に起き。5時10分に家をでる。
良い天気、車から出ると山は少し肌寒い。
6時23分には下のミツバウツギの花を撮っている。
ギンリョウソウが顔をだしていた。
オトシブミだ!。 
帰り、アオダイショウが橋のところで日向ぼっこをしていた。
ぼくが邪魔をする。 
今日は、ハナネコノメの花後の状態をみようと沢を行ったが、見落としてしまう。
しかし、アナグマが目の前をゆっくり通って、沢の穴に入る。
帰りにはキジのメスが偽傷して、ぼくの目の前をバタバタと飛び回る。
サンショウの芽を少し摘んできたし、お昼前には帰宅できた。
糞は少し取れたし、気持ちの良い丹沢歩きだった。

タヌキのタメ糞は苗床だ!  Upheaped scats of racoondog have been a seed-bed!

タヌキはタメ糞をする。だから、その場所にいくと新旧の糞がある。
古い糞は雨に洗われ、内容物であった種子が剝き出しになっている。
昨日、タヌキのタメ糞場所をチェックして回った。
いずれの場所もタヌキが食べた果実の種子の苗床になっていた。
ミズキ、キブシ、ケンポナシ、ニガイチゴ、モミジイチゴ、ヤマボウシの実生苗が
オシクラマンジュウをするように
密生して芽生えており、まるで苗床のようだ。
苗床1
苗床2
 苗床3
 苗床4
(クリックして拡大)
いずれの場所もキブシの苗が他を圧倒している。
おそらく、これらの苗もその内にシカやウサギに食べられてしまうのだろう。
生き残る苗がはたしてどれだけいるか?
このように尾根にトイレをもつと、糞の一部が斜面を転がる場合もあるし、
雨風に晒された剝き出しの種子が周囲にも転がるだろう。
シカがもう少し少なければ、森がしっかり維持されるのに!

ヤスデ   Millipede

仏果山実習の続き
大きなヤスデだ!
学生たちは見たことがなかったようでダンゴムシの巨大なものと思った人もいたようだ。
この外骨格や肢や触覚がテンやタヌキの糞から出てくる。
これまで、ヤスデやムカデの肢が糞の内容物として出てきた。
特にムカデの物が目立つ。
しかし、ゲジゲジのは見ていない。
山中の腐葉土の中にはゲジゲジ(ゲジが正しいようだ)はいないのか?
ムカデは、小豆島のサル調査で五右衛門風呂に入った時、風呂場で尻を噛まれて腫れたことがある。ムカデは肉食だが、このヤスデは腐った植物や肉を食べるようだ。だから、毒をもたない。では、肢の長いゲジゲジは、肢が長いだけに走るのも早く、しかもすばしっこい。昆虫などを食べて生活しているようだ。

ゲジゲジの長い肢がテンやアナグマ、タヌキ糞からは出てきてないのは、ゲジゲジの逃げ足が速いということだろう。
オオゲジは千葉の洞窟の天井に大量に居た。
これらは、ぼくらにとっては気味の悪い不快害虫だが、自然界にとっては大事な分解者だ。

そうそう、タンザニアで生活している時、ぼくの指よりも太いような、長さ20センチを越えるような真っ黒のヤスデがいた。Fountainpen wormと云う英名だった。祖父たちが持っていたような太い万年筆のようだ。
木に登った時にそれを枝と共につかんだ時の不快さはたとえようもない。
(写真は南アフリカで,左はライター)