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原発不要・核廃絶


2024年12月20日金曜日

イタチ科を除くクマ下目の眼窩下孔           Infraorbital foramens of Arctoidea except Mustelidae

イヌ型亜目にはイヌ下目のイヌ科とクマ下目のクマ科やイタチ科、アライグマ科さらには鰭脚類が含まれる。

ここでは、クマ科とアライグマ科と鰭脚類のオットセイの眼窩下孔(これは獨協大医の哺乳類頭蓋の画像データベースからの引用)を見てもらう。

図1.ツキノワグマUrsus thibetanus頭骨正面からの眼窩下孔↓
図1’. ツキノワグマ頭骨左側面からの眼窩下孔→
ツキノワグマではイヌ科の眼窩下孔と形状や眼窩の大きさの割合もほぼ同じだ(図1&1’)。が、アライグマでは、眼窩下孔が上下に二つの下孔があり、下の方が何倍も大きい(図2&2’)。このように複数の眼窩下孔があるのは他にサルの仲間だ。
図2.アライグマProcyon lotor頭骨の正面からの眼窩下孔↓
図2’. アライグマ頭骨の左側面からの眼窩下孔→
鰭脚類のオットセイになると、眼窩下孔は眼窩の前下ではなく直下よりに下がり、大きな孔となっており(図3&3’)、上顎骨がその部分だけ薄くなっている(図3’)。
図3.ミナミアフリカオットセイArctocephalus pusillus頭骨正面からの眼窩下孔↓
図3’. ミナミアフリカオットセイ頭骨左側面からの眼窩下孔→

しかし、ミナミアフリカオットセイの眼窩下孔は大きい。神経と血管だけが通っているだけとは思えない。

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