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2024年12月16日月曜日

では、ネコ型亜目では?     And then, how about Feliformia?

 食肉目はイヌ型亜目とネコ型亜目に分かれる。イヌ型亜目では、イヌ科だけが下顎窩後突起があるが前突起を持たなかった。では、ネコ科型亜目ではどうだろう。ネコ型亜目の頭骨はネコ科のカイネコ、ヒョウとジャコウネコ科のハクビシン、マングース科のジャワマングースを持っている。それらの下顎窩を見てみよう。

図1.カイネコFelis catus頭骨左側面からの下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
この写真では下顎頭がしっかり下顎窩に収まっていない
図2.チューイ(ヒョウ)Panthera pardusの下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
図3.ハクビシンPaguma larvata左側面からの頭骨と下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
図4.ジャワマングースHerpestes javanicusの左側面からの下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
どうだろうか?ネコ型亜目のネコ科、ジャコウネコ科、マングース科の動物たちには下顎窩の前後に突起がある。

食肉目Carnivoraの動物たちはアナグマ(動き回るウサギやネズミでさえ捕まえることは不可能だろう)でさえ、下顎頭が下顎窩と前後の突起にしっかり収まるようになっており、下顎骨を左右に動かしたり、上下に動かせるが前後には動かせない。これは捕まえた獲物をしっかり犬歯を突き刺して殺すために下顎骨の支点になる下顎窩からずれない事を物語っている。
しかし、食肉目の中ではイヌ科の動物では犬歯を突き刺したとしても、シカやイノシシのような大きな獲物に犬歯で突き刺すと顎が前にずれてしまう事が起こり得るだろう。っと考える。
このことがイヌ科は主にオオカミのように集団でハンティングするようになったのかな?

以上で下顎が上顎と接する顎関節部分の下顎窩の前後の突起はイヌ科を除く食肉目が持っていることになります。

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