アナグマの下顎窩(関節窩)には前後に突起があり、下顎頭を前後に動かないようにしていた。しかし、イヌ科のイヌ、タヌキやキツネには下顎窩後突起はあるものの前突起はなかった。
同じイヌ型亜目のアライグマ科やクマ科の下顎頭と下顎窩の関節部分はどうかな?
アライグマとツキノワグマの上顎の下顎窩と下顎頭はどのように接しているだろうか?見てすぐ判るように下顎頭は下顎窩に囲まれている。つまり前後に突起が見られる。
図1.アライグマ頭骨左側面からの下顎窩と下顎頭
→:前突起 ↑:後突起
図2.ツキノワグマ頭骨左側面からの下顎窩と下顎頭
→:前突起 ↑:後突起
イヌ型亜目はイヌ科とクマ下目に分かれ、クマ下目にクマ科、イタチ科、アライグマが含まれ、さらにオットセイなどの鰭脚類 - Wikipediaもふくまれる。では、オットセイ上顎の下顎窩の構造もクマ下目に似ている筈だ(図3)。ドンピシャだ!
図3.ミナミアフリカオットセイArctocephalus pusillus頭骨左側面からの下顎窩の構造哺乳類頭蓋の画像データベースから
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
今日は、庭のサルスベリの剪定をしよう。毎年、暮れになるとサルスベリの今年伸びた枝を基から伐っている。サルスベリを伸ばし放題にしてみたいと思うが狭い庭ではそんな事はできない。脚立に登るのが次第に怖くなっている。そんな事で一昨年は50センチくらい低いところの幹から伐った。それでも脚立を立てて2段くらい登らなければならない。
0 件のコメント:
コメントを投稿