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2024年12月20日金曜日

左手欠如の若いオスザルの大移動     Big migration of a young male Japanese macaqu with no left hand

 左手の手首から先が欠如しているサルが、福島から関東各県を巡り、現在は静岡県の小山町までたどり着いたようだ。ざっと見積もっても300キロは有に移動していることになる。これは、ニホンザルのオス個体が移動した距離では最長であろう。

ぼくらが奥湯河原の天昭山神社野猿公園で、入れ墨した個体が3頭、伊豆半島南端の波勝崎の群れに加入しているのを確認した。奥湯河原から波勝崎までは60キロくらいなものだ。

話題になっている左手欠如のサルは、千葉に行ったり、東京に行ったり縦横無尽に歩き回っている。


この個体が歩き回っているのは交尾相手のメスがいる群れを求めているのだ。今は、ニホンザルの交尾季の最盛季でもある。東京から神奈川を横断して静岡まで行ったのだが、エサとなる食料も求めているのでどうしても市街地近郊を動かざるを得ないのだろう。丹沢山域を通れば群れに出遭えるはずだ(ちょっと気になるのは人に対する歯を剝きだした威嚇は随分人馴れしていることだ)。

そのため、このサルは農耕地に仕掛けられた違法な針金で作られたくくり罠かトラバサミにかかって手首から先が落ちてしまったことは疑いがない。このサルが最初に目撃された地域の農耕地に彼の左手首が落ちている筈だ。

秋から冬は屈強なオスがメスを求めて群れに接近しているので、このオスがメスがたくさんいる群れに接近したとしても、群れの周りにいるオスたちに挨拶し、強いオスのご機嫌を伺ってグルーミングをしなければだめだ。この左手欠如オスザルが、市街地で出没しなくなることを祈る。それは上手く群れに入れたか、あるいは周辺オスたちとの仲間関係ができたことを意味する。頑張れ!

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