「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2019年1月21日月曜日

ノウサギが肉を食べている Hares are cannibals and eat meat.

1月19日のNational Geographyには驚くべき動画があった。タイトルはHares are cannibals and eat meat,,,,
と云うものであり、カナダのユーコン地方のユキグツウサギは厳冬期に肉を食べる。夏場は植物を食べるが、地上が雪で覆われ、気温が30度以下になると、餓えたノウサギは鳥の死骸を食べるようにノウサギの死骸を食べる。また、捕食者のリンクス(オオヤマネコ)の死骸も食べる。
アルバーター大学のM.Peers は、2年半カメラを回していて、ノウサギが死体161個の内20個を食べたことを報告している。
 https://www.nationalgeographic.com/animals/2019/01/snowshoe-hares-carnivores-cannibals-photos-yukon/?cmpid=org=ngp::mc=crm-email::src=ngp::cmp=Editorial::add=Animals_20190117::rid=654868456
肉を食べるとは云っても死肉(腐肉)である。ノウサギが相手を襲って殺して食べるわけではない。つまり、スカベンジャー(scavenger)ということであり、タイトルは少し衝撃的だ!

これから、ノウサギやシカやカモシカの糞も分析しなければならないかな?

2019年1月19日土曜日

梅の花が咲く! Plum blossoms bloom!

ぼくは喘息持ちである。アフリカでのチンパンジー調査や中国でのキンシコウの調査で、森の中の小屋やテントの中で現地の人たちと一緒に過ごす。すると現地の人たちはぼくの咳が気になるようで、アフリカでは様々な植物や動物を煎じたのを飲まされ、中国では村の医者に連れて行かれて漢方薬を処方された。
が、一向に効いた事がない。
もちろん、掛かり付けの内科医からも薬を処方してもらうのだが、効いたためしがない。そんな訳で喘息の薬はこの10年以上飲んだことがない。
それが、昨日から異様に頻繁に咳がでている。今日は昼頃になって頭も痛くなってきた。風邪を引いた?水曜日に学校に行った時、帰宅時は暑かったので、コートを手に持って帰ってきた。その時、電車の中で少し冷えるかな?っと思ったがそれが風邪を引いた時なのかもしれない。
軽い風邪は少し運動すると吹っ飛ぶだろうと思い。
散歩に出た。行くのは境川の遊水公園だ。
日大生物資源学部の農場にモグラ塚がポコポコでている。
向こうの林地は横浜市だ!
横浜市側の家の庭木のロウバイの花
横浜市側の林地にキジバトがサクラの枝で日なたぼっこだ!
もう紅梅が咲いている
どうも調子が優れない。やはり風邪を引いたようだ。
アルコールを飲んで寝るに限る

2019年1月18日金曜日

ピグミーポッサムの頭骨 The skull of pygmy possum.

暮れにN氏から送って貰ったピグミーポッサムの頭骨が晒骨できた。
が、かなり注意を払って洗ったのにも関わらず右上顎の犬歯、左上顎の第二前臼歯、上顎の切歯5対の8本、左右の聴胞の後ろ半分を流してしまった。
頭骨はヒミズの骨のように非常に薄く華奢であるが、図1や図3から判るように矢状隆起が発達している。前頭骨から出る後眼窩突起は僅かに膨らみ、頬骨側頭骨突起と側頭骨頬骨突起が癒合して頬骨弓が形成されているが、骨が薄ぺらにも関わらずその癒合部分が全くわからない程完全に合着している。これは、ぼくが持っている真獣亜綱の哺乳類では老齢個体に現れるものだ。
図1 上から
上顎の切歯は5対もあり、ちょっと信じられないくらいである。哺乳類の基本的歯式は上下とも3・1・4・3であり、減ることはあってもこれ以上増えることはないと学生たちに話していたのだ。
上顎の歯式は5・1・3・4 のようだ。
下顎は切歯が4対で、4・1・3・4  のようだ。
もう、ネズミやイヌのような真獣亜目の動物の歯とは全く異なっている。
歯だけを見ると、ミミズや節足動物などを食べるトガリネズミ目のジネズミやヒミズ、モグラの仲間か小翼手亜目のコウモリの仲間の歯によく似ている。
図2 上顎の底面から
もう一つ気になるのは、下顎骨の角突起である。図1や図2からも判るように下顎角(角突起)が伸びて内側に曲がっている。このような内側への曲りは真獣亜目の哺乳類にはない。
図3 上顎左側面
調べるとまだまだ真獣亜目の動物の頭骨とは異なる部分があるだろう。有袋類の頭骨はフクロモモンガもあるので、それとも見比べてみたい。さらに、ピグミーポッサムは木に登っているので、手足の骨も早く見たい。が、頭部を除いて身体の部分は水に浸けて物置に置いているので、まだ殆んど腐敗が進んでいない。春まで待つことになる。
図4 下顎左側面
このピグミーポッサムの学名を知りたい。
図5 下顎骨をつけて左側面から

図6 下顎骨をつけて上面から

2019年1月17日木曜日

サルナシとマタタビの種子の区別は難しい。北尾根・ネクタイ尾根で見つけたテン糞の内容物 It's difficult to identify between two species of Actinida. The contents of marten's scats that were found in the Nekutai Ridge

9日にMatushima 君と大山に登り、脚立を乗り越えて北尾根に入り、ネクタイ尾根を下った。ネクタイ尾根・見つけたテン糞はテン糞5~14までの9個だが、テン糞14は石尊沢から唐沢峠へ出る斜面を登り始めたところで見つけた。テン糞15~18の4個は二の足林道を歩いていて見つけたものだ。
ネクタイ尾根で拾ったテン糞の中で、サルナシの種子・果肉・果皮だと同定していた物の中で、果実がほとんどそのままの状態で出てきたものがあった。それはサルナシではなくマタタビの果実であった。しかし、種子では、サルナシとマタタビを虫眼鏡レベルでは区別できなかった。そのため、サルナシ?種子・果肉果皮とした。
これまでも恐らく、サルナシと同定したもののの多くはマタタビとサルナシの両方のものであった思われる。
同じように糞中の内容物の同定が困難な種子として、Rubusキイチゴ属がある。

10:55 テン糞5
アオハダ種子・果肉・果皮、サルナシ種子

11:16 テン糞6
サルナシ種子・果肉果皮

11:39 テン糞7
サルナシ種子・果肉・果皮、オオウラジロノキ種子・果肉・果皮

11:54 テン糞8
マタタビ?種子・果肉果皮、イヌツゲ種子・果肉果皮

12:04 テン糞9
イヌツゲ種子・果肉果皮

12:09 テン糞10
イヌツゲ種子・果肉果皮、マタタビ?種子・果肉・果皮

12:12 テン糞11
イヌツゲ種子・果肉・果皮、サルナシ?種子・果肉・果皮

12:19 テン糞12
イヌツゲ種子・果肉・果皮、サルナシ?種子

12:27 テン糞13
サルナシ?種子・果肉果皮、マメガキ種子

13:10 テン糞14
イヌツゲ種子・果肉果皮、
15:16 テン糞15
サルナシ?種子・果肉果皮

15:42 テン糞16
クマノミズキ種子・果皮、サルナシ?種子・果肉果皮、

15:51 テン糞17
マメガキ種子、サルナシ?種子、ムカデ5センチ3体、カマキリ外皮・羽根・肢、直翅目バッタ脚・翅

15:56 テン糞18
クマノミズキ種子・果皮、膜翅目翅・肢、羽毛・羽毛軸
k-ta隊員から裏高尾のマタタビの種子標本をもらっていたが、その種子は、手持ちのサルナシ種子の標本と比べると一回りもの小さいものでああるが、表面の模様が酷似しており。水洗いをして編み目模様の小さな種子があり、緑色の果肉付き果皮が出てきた場合はほとんどサルナシとしていた。テン糞8と10から出てきた果肉付き果皮はマタタビそのものの果実の形状をしていた。しかし、種子はそれほど小さくないのでマタタビ?とし、他はサルナシ?とした。
表1 テン糞の内容物
ネクタイ尾根で見つけたテン糞はいずれも果実を食べたものであり、山にはマタタビ属の2種のサルナシとマタタビがまだまだ残っており、さらにイヌツゲを食べているが、二の足林道周辺ではマタタビ属の果実とマメガキやまだ僅かに残っているクマノミズキの実を食べ、さらにムカデや直翅目や鳥なども食べている。

2019年1月15日火曜日

テンはツルウメモドキも食べていた!  The marten has eaten the fruits of Oriental staff vine/Japanese bittersweet, too!

9日にMatushima君とヤビツから大山に登った時に、4個のテン糞を見つけた。
これまでのあったかどうか覚えていないのだが、テン糞3からはツルウメモドキの種子がたくさん含まれていた。
ツルウメモドキの果実は初冬から春近くまでずーと枝についていて目立つ果実であり、これは鳥たちの食べ物であり、サルを含む哺乳類は食べないものだと思っていた。
しかし、テン糞3の内容物の大半がこの種子と赤い仮種皮が含まれていた(図1)。
図1. テン糞3からたくさん出てきたツルウメモドキの種子
この種子がすぐ分かったのも赤い仮種皮と4ミリ前後の大きな種子から、丹沢山麓に今頃生っている果実を思い浮かべて、鈴木庸夫、他著「草木の種子と果実」734種 誠文堂新光社の図鑑が手元にあったからである。Oriental staff vine, Japanese bittersweet
9:40 テン糞1
サルナシ種子・果肉果皮
10:01 テン糞2
イヌツゲ種子・果肉果皮、サルナシ種子・果肉果皮
10:19 テン糞3
サルナシ種子・果皮、キブシ種子、ツルウメモドキ種子・仮種皮、トリ羽毛、ムカデ頭部、砂泥
10:46 テン糞4
イヌツゲ種子・果肉果皮、キブシ種子・果肉果皮、昆虫脚、砂泥

表1 ヤビツ峠から大山山頂までに見つけたテン糞の内容物

2019年1月14日月曜日

イモリはヤモリより歯が華奢だ! The newt's teeth are more fragile than gecko.

昨年3月に卒業生のMatushima君からシリケンイモリの死骸をもらって、それをジャム瓶に容れて水を浸したままになっていた。
もう、すでに1年近くなっているので、瓶内のイモリの姿はなく底に骨などが沈殿している。
瓶内の浮遊物を静かに洗い流した。それを浮遊物が無くなるまで繰り返し、瓶底に貯まった残差を鉢受けに出した。
それらが、乾き、類似した骨片を並べ直したのが下の写真である。
中央の少し上の方に下顎骨や頭骨の骨片がある。
図1 シリケンイモリの骨
 ぼくは、食肉目の糞に含まれている骨片から何を食べたのかを知るために、骨片は組み立てないでそのままにして標本にしている。
動物に食べられても骨は消化されないで出てくる。特に歯は堅いのでそのまま出てくることが多い。
図2 図1の中央上部にある下顎と上顎
図3 上顎(両端の二つ)と下顎(中央の二つ)
図4 上顎の歯(左)と下顎の歯(右)
シリケンイモリの歯は爬虫類のヤモリやカナヘビやトカゲの歯と比べると非常に小さく、しかも華奢であるようだ。
図5 ヤモリの歯(右下顎、左上顎)
爬虫類のヤモリ、カナヘビ、トカゲには下のような歯がある。
このデッキブラシのような歯がないか図1の骨片に目を凝らしてみたが見つけられなかった。イモリには無いのかもしれない。
図6 ヤモリの歯

ヤモリ、カナヘビやトカゲの歯については、ぼくのHP→自然・動植物→哺乳類の頭骨と骨→両性・爬虫類の骨と歯
http://fukuda-fumio.o.oo7.jp/boneOK.html
で見比べて下さい。
丹沢山麓には、アカハライモリを何度か見つけているが、死骸を見つけたことがないので、その歯の状態が判らない。
こんど見つけたら、気の毒だが家で飼うために持ち帰り、死んだら骨にしよう。いつのことになるかな?


今朝、市ヶ谷に住む友人のAから、鳥のヒナの死骸を拾ったので、渡したいので採りに来て欲しいと連絡があった。このような連絡は嬉しいかぎりだ!

2019年1月11日金曜日

サル糞とタヌキ糞の内容物の違い The difference of the contents in droppings between racoon dog and macaque.

9日の山歩きで、タヌキ糞はネクタイ尾根で、サル糞は新大平橋付近で見つけ拾ってきた。
タヌキは食肉目でサルは霊長目だ。タヌキは果実も食べるし死肉や昆虫も食べる。一方、サルは果実を含む植物のあらゆる部分を食べるが、動物食は節足動物が主であり、稀に鳥や卵や魚を食べることもある。つまり、両者とも雑食だが、大きな違いがある。
丹沢山麓の両者はこの厳冬期に何を食べていただろうか?
12:01 タヌキ糞
上の糞の50センチ横にあったタヌキのタメ糞
キブシ種子・果皮、サルナシ種子、エビヅル種子・果皮、オオウラジロノキ種子・果肉・果皮、直翅目産卵管、昆虫外骨格・肢・内翅・外翅、砂泥

15:47 サル糞
植物繊維(半透明10~50mm)、植物物質(ドングリ類を食べた?、しかし、ドングリの種皮が無い)

両者の食べた物を糞の内容物から考えてみる。
タヌキは、全て地面に落ちているキブシ、サルナシ、エビヅル、オオウラジロノキの果実を漁り、同時に林床の枯葉や腐葉土にいる昆虫などの節足動物も漁っていることが判る。
一方、サルは林床に落ちているドングリ類を拾い食いしている。
サルは、地面に落ちているドングリを食べるが、枯葉や腐葉土の中にいる節足動物は漁らないと云える。でも、今の時季だけかもしれない。

これからもサル糞を拾って何を食べているのか調べていきたい。