霊長目は曲鼻亜目と直鼻亜目に分かれる。曲鼻亜目には、マダガスカル島に生息する全てのサル(キツネザル科)とアフリカに棲むロリス科のガラゴの仲間、そして東南アジアに生息するロリスの仲間である。今回は先ずこの曲鼻亜目のサルたちの眼窩下孔をアップしたい。が、この仲間の頭骨はスローロリスしか持っていない。
図1のロリス科のスローロリスも図2のキツネザル科のワオキツネザルも眼窩下孔は1個だけだが、獨協大学医学部の哺乳類頭蓋の画像データベースで見ると、2個持つ個体がいる。
図1.スローロリスNycticebus coucang頭骨正面からの眼窩下孔
図2.ワオキツネザルLemur catta頭骨正面からの眼窩下孔哺乳類頭蓋の画像データベースから
直鼻亜目はメガネザル下目と真猿下目に分類される。先ずメガネザルを見よう。
図3.メガネザルTarsius syrichta頭骨正面からの眼窩下孔
真猿下目はアジア・アフリカに生息する狭鼻小目と中南米に生息する広鼻小目に分かれる。狭鼻猿の眼窩下孔は複数の小さな孔である。
図3.カニクイザルMacaca fasicularis頭骨正面からの眼窩下孔
図4.ニホンザルMacaca fuscata頭骨正面からの眼窩下孔
図5.タイワンザルMacaca cyclopis頭骨正面からの眼窩下孔
図6.サバンナモンキーChlorocebus aethiops頭骨正面からの眼窩下孔
図7.キイロヒヒPapio cynocephalus頭骨正面からの眼窩下孔
どうもサルの仲間の眼窩下孔は一つだけとは限らないようだ。小さな孔が複数あると云える。
今日は、晴れてはいるが風が冷たい。下土棚遊水地公園の周りを歩いて戻ってきた。今日は、実に久しぶりに以前しばしば会っていた四輪車を押して散歩する女性と出会った。何故か、彼女とは一度も挨拶をしたことがないから不思議だ。でも、しばらく会わなかったので、もしかしたらと思っていたので彼女の姿を見て嬉しくなって戻ってきた。6千歩コースな筈なのに5703歩だった。
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