「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年10月31日土曜日

質問に応えない政権  The administration that never reply to a question

 菅首相は日本学術会議が任命した会員6名を理由を示さないままに拒絶した。どんな理由なのかも曖昧模糊としたものだ。

ぼくは、論文を書いて論文誌に投稿したことがある。が、一回の投稿ですぐ受理されたのは皆無だ。2回、3回とreject(拒絶される)。その度、○○のデータについてその取得の方法が、methodsの項に一切記載されていないので方法を記載せよとか、○○の考察は提出されたデータではそこまで読み取れないとか、受理されなくて送り返された論文に編者がウルサク書いてくる。そのコメントに応えてようやくOK受理となり、論文誌に掲載されることになる。菅首相は、任命拒否の理由が曖昧である。理由になっていない屁理屈を述べているだけだ。

時々、論文のデータをあたかも自分で取ったかのように、あるいは投稿論文のデータが事実ではないのに事実であるかのように書く研究者がいて問題になる。データの偽造である。これは論文においては有ってはならない問題である。同じように議事録の改ざんもあってはならない問題だ。だが、安倍政権時代には森友問題で財務省がデータを書き換えた。つまり、偽造である。このことで苦しんで自死した赤木俊夫さんまでいるのは周知の事実だ。この時も当時官房長官だった菅氏は、まるで何事もなかったかのような応え方をしている。つまり、数百年後までも残る国の歴史を語る文書を作り変えても良いと考えているのだ。

これでは、いけない。

たたき上げ・庶民派!しかし、考え・思想は右翼反動である。

是非、イタリア学会の学術会議6名の任命拒否についての声明を是非読んでもらいたい。下をコピーして貼り付けて!ダメな場合は、イタリア学会で検索して下さい。

http://studiit.jp/pdf/%E5%A3%B0%E6%98%8E%E6%96%87%EF%BC%88%E7%90%86%E7%94%B1%E4%BB%98%E3%81%8D%EF%BC%89.pdf

各学会、大学、研究機関も任命拒否反対の声明を出してもらいたい。

2020年10月29日木曜日

オオセンチコガネ -体節の不思議- Family of Scarab -Strange Metamere-

 昨日、学校へ行ったら先週丹沢実習で辺室山を歩いた昆虫に詳しいT.K君から「先生、オオセンチコガネ!」っと云って図1の糞虫が手渡された。タヌキのタメ糞にいた糞中ではないらしい。彼は朽ち木を崩したりして昆虫を探していたから、そうやって見つけた糞虫の仲間だ。センチコガネと云う名だけでもうタヌキのタメ糞やアナグマ糞に寄ってきて糞の中に入りこみ糞を地中に運んでいるヤツだろう。

写真を見て?ん?ん?どうして?っと思った。それは昆虫は頭部・胸部・腹部の三個の体節に分かれ、3対の脚は胸部から出ていると思っているからだ。しかし、図1のオオセンチコガネの2本目の脚と3本目の脚は翅で覆われた腹部からでている。これはオカシイっと思い腹側から見た(図2)。

図1.オオセンチコガネPhelotruptes auratus
うん、やはり腹部から2対の脚が出ている。で、ネットで甲虫の身体の構造を調べた。何と、前脚が出ている体節を前胸部、2本目が出ている体節を中胸部、後脚が出ている体節を後胸部と云うようだ。何だかスグに納得できない。目によって体節の数も違うようだ。もっと、学生に教えてもらわなければ!
糞虫が集まっているのはタヌキのタメ糞やアナグマ糞で、テン糞にはハエやアリが寄ってきているが糞虫の甲虫類が集まっていることは少ない。それは量が圧倒的に少なく、さらに臭いがタヌキやアナグマの糞は強烈だが、テン糞は臭いとは感じない。量よりもニオイ(臭い)の差に因るのと考えられる。
図2. オオセンチコガネを腹側から

2020年10月27日火曜日

センザンコウとアルマジロの大きな違い The big difference between Pangolin and Armadillo

 ぼくが先日プレゼントされたセンザンコウは頭から尾までぼくらの爪と同じケラチン質の大きな硬い鱗に覆われている。外耳はない(図1)。センザンコウは台湾やフィリピンを含む東南アジア・中国・インドからアフリカまで生息している鱗甲目である。一方、よく似たアルマジロは南米から北米かけて生息する。こちらの身体を覆う鎧も硬いケラチン質から出来ている。外耳ある(Wikipedia, 図2)。

この両者は全く異なった起源である。哺乳類は先ずカモノハシなどの単孔類とオポッサム、カンガルーの仲間の有袋類とイヌやヒトなどの胎盤を持つ有胎盤類に大きく分けられる。

有胎盤類はアフリカ獣類と異節類、北方真獣類の三つに分けられる。センザンコウはこの北方真獣類でありイヌ、ネコなどと近縁だ、しかし、アルマジロは異節類になる。

両者が似ているのは似たような生活環境にいたための収斂進化Convergenceの結果である。水中で生活する動物たちが、鯨偶蹄目のクジラやイルカが前脚が鰭上になり、また、食肉目のアザラシやイルカの前脚も鰭上になったことと同じだ。

図1. パラワンセンザンコウ
図2. Nine-banded Armadillo from Wikipedia

骨格を比べた。Wikipedia に骨格が載っていた。センザンコウ(図3)とアルマジロ(図4)の上肢・下肢ともガッチリしており、写真からは肩甲骨や椎骨も大きな差は見つけられない。センザンコウは木に登るから下肢の脛骨と腓骨ともしっかりしているが、同様にアルマジロも脛骨と腓骨がしっかりしているのは、図2のように下肢で立ち上がる姿勢や穴を掘る事と関係しているかもしれない。
図3. Pangoline(センザンコウ) from Wikipedia

図4. Armadillo(アルマジロ) from Wikipedia

頭骨を比べた。先ず、図5と図6底面からの頭骨を見て欲しい。センザンコウには頬骨弓がないが、アルマジロには横に張り出たガッチリした頬骨弓がある。さらにセンザンコウには歯が無いが、アルマジロには9対もの歯が並んでいる。しかし、全ての歯の歯冠の表面は平らのようで同歯性に見える。センザンコウの口蓋骨は細いがアルマジロは幅広い。
図5. パラワンセンザンコウ頭骨底面から
図6. 9-banded armadillo 頭骨底面から from ADW
ADW:Animal Diversity Web
両者の下顎骨も大きく異なる。センザンコウは歯がなく、まるで割り箸状に細い。が、アルマジロの下顎骨は歯があり、下顎枝は前後に幅広く、関節突起や筋突起、さらには角突起はしっかりしており、下顎体も上下に厚く、頬歯が9本あるように見える(図8)。しかし、下顎骨を上から見ると歯は11対あるようだ。哺乳類の基本的歯式は3・1・4・3の切歯・犬歯・前臼歯・臼歯を合わせると11対あるので、アルマジロの下顎骨には全部の歯が揃っていることになる。切歯3本と犬歯と第一前臼歯は臼歯と異なっているように見える。
図7. パラワンセンザンコウの側面からの下顎骨
図8. 9-banded armadillo 下顎骨側面から from ADW
図8'. 9-banded armadillo下顎骨上から from ADW

異節類のアルマジロには歯があり、北方真獣類のセンザンコウには歯が無いのは、センザンコウの方がアリやシロアリ食いに特別に分化したのだろう。南米ではアルマジロと同じ異節類のアリクイがアリ食いに分化したので歯が無いがアルマジロはアリも食べるが爬虫類や根菜も食べる雑食の方に向かったのだ。

2020年10月25日日曜日

辺室山塊での食肉目の糞  The Scats of Carnivora in the Mt. Henmuro

ー丹沢実習でー
先日の土山峠・辺室山・唐沢峠・煤ケ谷間の行程12キロで、見つけられた糞は3地点でタヌキ糞、1地点のテン糞であった(図6)。
図1.8:59 タヌキ糞1
マメガキ種子が見えている。
マメガキ種子・果皮、多数サルナシ種子・果皮、エノキ種子
図2. 12:37 タヌキ糞2
サルナシ種子、多数甲虫外骨格・脚・翅、砂泥
図3. 12:47 タヌキ糞3
サルナシ種子、マメガキ種子、ムベ?種子、ヤマボウシ種子、カマドウマ脚、砂泥
アケビの種子よりも一回り大きく褐色のムベの種子?と思われる物が5個あった。しかし、神奈川県植物誌2001では清川村にはムベは生育していない。
図4. 13:30 テン糞
サルナシ種子、アケビ種子が見える
サルナシ種子・果肉・果皮、アケビ種子
図5. タヌキ糞3の内容物の種子(左ムベ、中上マメガキ、中下ヤマボウシ)とテン糞からの種子(右アケビ)
タヌキ糞3を水洗いした直後はムベの種子としたものはもう一回り大きかったが、丸1日たって乾くとアケビの種子とそう変わらなく見える。ということはムベではなくアケビなのかな?
図6. 歩いたルートと糞発見位置
①~③:タヌキ糞 :テン糞

2020年10月24日土曜日

齧られたサツマイモ  The Sweet potatoes that were bitten!

知人のNさんの畑は藤沢市菖蒲沢と云う所にある。500坪くらいの土地を借りて畑を作ったり庭木や花を植えたり、池まで作って金魚を飼い、ハス、水蓮、オモダカなどを植えつけている(図1)。今年の夏のトマトやナス、キュウリは我家はほとんどNさんからのもらい物であった。ナスは10月上旬まで毎日のように持ってきてくれた。さらに、ゴウヤ、ズッキーニ、ピーマン、シシトウ、ホウレン草、モロヘイヤ、長ネギ、玉ネギ、人参、スナックエンドウ、ソラマメ、ラディシュ、ジャガイモ、ショウガ、落花生、そして大根や蕪などのオロヌキなどありとあらゆる根菜類だ。
毎年、ジャガイモやサツマイモの収穫時には掘り起こすのを手伝っている。
図1.2017年11月のNさんの畑
もうすぐ、サツマイモの収穫かな?っと思っていたら、誰かに齧られ食べられたサツマイモをNさんの奥さんが持ってきてくれた(図2)。誰が食べたのだろうか?周りの畑ではハクビシンやアライグマが捕獲されている。ノウサギもいるようだ。そうすると、テンやタヌキ、アナグマもいるだろう。
では、図2のサツマイモは誰が齧ったのだろう。今日は小雨が降っていたので、Nさんは畑に出かけていないだろうと思って電話した。案の定、在宅だ。で訊いた。この齧られたサツマイモは地上に出ていたのか?地中か?地面から15センチくらい中のようだ。Nさんが話してくれたことで興味深いのは地面に穴が開いていてトンネル状になっていて、その穴を30センチ位入ったとこにこの齧られたサツマイモがあったという。
サツマイモに残された歯型は幅が1~3ミリまであり、乾いているので実際よりも縮小しているだろう。いろいろ動物たちの生態・行動を考えた。これはアカネズミであろう。トンネルもモグラではなくてアカネズミが掘ったものだろう。
図2. 誰かの歯型が付いたサツマイモ
図1の畑の様子を見ても判るように一番近い人家からも100メートルは離れている。そんな訳で野生動物たちは餌場ができたようで喜んでいるのかも知れない。野菜の病害虫対策を含めて野生動物からの食害対策を考えなければいけない。ぼくにとっては興味深いが、野菜作りが楽しみなNさんにとってはできるだけ被害を少なくしたい。

2020年10月23日金曜日

丹沢実習の記録  The Record of Tanzawa out door Excercize

 丹沢実習で、本厚木駅発7時40分の宮ヶ瀬行きのバスに乗った。が、Mさんが寝坊して送れたのでH担任がバス停で待つことになった。ぼくら10人はバスに乗り込み土山峠で下りて、8時35分に出発した。始めの予定は地図上にプロットした地点に到着したら「ここがA地点です」地図と磁石を使って云ってもらいたかったが、地図読み実習はいつの間にか飛んでしまい。林床のフィールドサインや落ちている葉に気持ちが入ってしまった。皆、何かを見つけようと自然探索の目に変わっていった。

①8:40 葉裏の丸い虫こぶ 
この虫こぶ、この葉が何の木なのだろう?
どなたか教えて下さい。〇〇タマバエの虫瘤なのかな?
この虫こぶが付いた葉が随分多く見られた。
②8:57  タヌキのタメ糞痕
糞虫たちが糞を地中に運んだ5ミリくらいの穴がいくつも空いている。
③8:58 コウヤボウキ
②の側にあったコウヤボウキ
④8:59 タヌキのタメ糞1
②の端の方に新しく柔らかい糞があった。マメガキの種子が見える。
⑤9:01 カシワバハグマ
キク科のコウヤボウキの仲間のカシワバハグマ
⑥9:06 この虫こぶは?
⑦9:07 サルノコシカケ
⑧9:11 シカの角砥ぎの痕の側に立つN.Sさん
⑨9:35 弱ったスズメバチ
⑩9:36 カモシカの角砥ぎの痕
シカの角砥ぎとカモシカの角砥ぎの
違いを見てもらうことができて嬉しい。
⑪9:44 ミヤマシキミの実と種子(上)とアズキナシの実と種子(下)
⑫9:44 ミヤマシキミの果実
⑬9:50 ナナフシを手の平に乗せるY.Mさん
弱ったナナフシをこの時季に見つける事が多いのはどうして?
⑭9:51 羽毛
尾羽や他の羽毛を落ちており、キセキレイが猛禽かテンに襲われたと云う事になった。
⑮9:53 ヤスデの仲間が丸まった
⑯10:49 子供のシカの糞を見つけたI.S君
ぼくが動物糞を探しているものだから、I.S君が見つけてくれた。
⑰10:50 クマ剥ぎの痕だ!
⑱10:50 別のクマ剥ぎの側に座って写真を撮るS.Iさん
⑲10:59 シカの足跡
⑳11:05 アナグマの堀跡 ミミズか節足動物でも探したか?
㉑11:56 お昼を食べる学生たち、何と焼き肉をやるT.K君とY.S君
㉒12:23 昼食後の集合写真
笑い声の堪えない女子たち。
㉓12:37 タヌキのタメ糞2
㉔12:47 タヌキのタメ糞2
㉕13:30 テン糞
先を歩いていた学生たちが全員待っていて、テン糞を教えてくれた。ぼくとS.Iさんで半分づつ拾う。
㉖13:36 物見峠で
㉗13:54 ガレ場に作られたような崩れる道を行く
㉘14:04 途中で呼び止める この後カモシカに出逢う
この辺りからヒルに取り付かれ始める。何度も立ち止まってはヒル取りする。ぼくはもちろん、そのままだ。ズボンを靴下の中に入れスパッツを着けていたためか学生たちに殆どのヒルが誘われたせいか靴の上にいる小さなヒルを一匹バス停で見つけただけだ。
歩いたGPS GL-770で記録されたルート12.0km 
①~㉘は図の位置 記録時間8:27~15:35

帰りは煤ケ谷のバス停に40分以上も前に着いたので、役場・道の駅前のバス停まで歩いた。ぼくは道の駅で清川村で採れたキノコを探したが、置いてなかった。道の駅には街のスーパーには置いてない地元の物を置いて欲しい。
最後は、早い学生たちを追いかけるように歩いたせいだろう。久しぶりに太腿と脹脛が攣り始めた。午後からはちょっと怪しい天気になったが、晴れて良かった!

2020年10月22日木曜日

辺室山の丹沢実習 The Tanzawa Excersize in Mt.Henmuro

 昨日は久しぶりに辺室山を歩いた。専門学校の学生10名と一緒の丹沢実習の山歩きであった。

山で咲いていた花はキク科のコウヤボウキ(図1)やカシワバハグマ(図2)であった。タヌキ糞が3ヶ所でテン糞が1ヵ所で学生が見つけてくれた。モグラのトンネル、アナグマの掘り起し、テンか猛禽に襲われたキセキレイ?の毛の塊り、子シカの新しい糞、シカの角砥ぎ、シカの足跡、カモシカの角砥ぎ、クマ剥ぎなどのフィールドサインやヤマカガシの幼蛇、弱ったスズメバチやナナフシ、ヤスデさらにはドングリに入っているチョッキリの仲間の幼虫、朽ち木の中の節足動物や甲虫、ウスタビガの蛹の抜け殻や枯れ葉かたまってついている虫こぶなどがあった。

図1.コウヤボウキ
図2. カシワバハグマ
お昼を辺室山山頂で食べ、物見峠で小休憩したあとから、煤ケ谷までの山道でヒルにやられ、皆、立ち止まってヒル取りをしながら歩いた。カモシカを先頭のグループが見たのは幸いであった。ぼくは学生たちについて歩くのが精いっぱいで左の脹脛と太腿が攣りかかかり立ち止まってはスポーツ飲料や水を飲んで引き攣りを抑えた。