「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年7月30日木曜日

アシナガバチが The paper wasp!

これは昨日のことだ。隣の家に庭木剪定の二人の職人さんが入っている。
ただ、じっとしていても暑いのに庭木の剪定作業は大変だ。
彼らが駐車場の日陰でお昼を食べていて、我家のエアコンの室外機にアシナガバチが出入りしているのに気が付き、教えてくれる。

すぐ、見に行く。アシナガのようだ。
アシナガかスズメか見極めるために、2匹を網で捕まえ軽く踏み潰す。
ウン、アシナガバチに間違いない。
始めは、ぼくが自分で以前やったように(もう5年前だった)自分で駆除しようと思ったが、
前の場合とはかってが違う。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2010/08/blog-post_16.html
室外機の蓋を開けなくてはならないし、巣の規模が分からないので、業者に頼むことにした。
連れ合いが市に連絡すると駆除業者を紹介してくれる。
スズメバチの駆除なら市で料金を払ってくれて無料だが、アシナガバチの場合は有料とのことだ。

すぐ近くの業者で20分もしないできてくれる。
スズメバチの駆除とは違って、まったく物々しさがない。迫力にかける。
ハチが出入りしている室外機のところに何か下敷き状の段ボールを置く、ハチが停まるともう動けなくなるようだ。それをみて、次には殺虫剤を数秒噴射し、弱って出てきたハチを段ボールで取る。
もう、こんなもんだろうと見当をつけて室外機の上蓋を外す。
そして、手、素手で巣を取り出す。
ぼくは下さいと云ってもらう。
幼虫が巣穴で蠢いている。フライパンで炒って食べたら美味しそうだ。
でも、もちろんそんな野蛮なことはしない。この幼虫たちを飼ってみるつもりだ。
このB4版くらいの下敷きくらいの大きさの段ボールの表面には粘着剤が着いており、
ネズミもこれで獲れるという。触ったがそんなに強い粘着を感じなかった。 
これら死んだ個体とぼくが捕まえた2匹とさらにあと少しの個体がいたのだろう。
女王も捕まった真ん中のそうだと云うがそんなに大きくは見えない。
占めて掛かった時間は10分くらい。
消費税含めて1万円だ。

アシナガバチは毛虫などの昆虫を食べてくれる益虫でもあり、巣を悪戯しない限り刺さないようだ。
でも、場所が、隣の家2軒の玄関に通じる駐車場に面しているので、人の往来があるのでもしものことを考えて取り去った。もし、人里離れた一軒家ならそのままにしておいたろう。
連れ合いは、草むしりのしていると良く飛んでいるハチだというくらいおとなしい巣の中の幼虫たちが生きているので、また蛹になっているのもいるので、どこかで逃がしてやろう。

今日は、これから葛西の専門学校だ、夕方に東京駅付近にある居酒屋で知人夫婦と冷たいビールを飲むことになっている。そのため、なんだか今朝はウキウキした感じなのだ。

2015年7月29日水曜日

早戸川林道はまだ通行止め!  .The Hayatogwa forest road has been yet closed.

今朝は4時半起きて、5時に家を出た。
今日行くところは4、5日前から決まっていた。
雷滝から原小屋沢とカヤノ沢との間の尾根を歩き、帰路は姫次から南東に走る尾根を歩いてカヤノ沢とクサギ沢の出合いのところからと榛ノ木丸への尾根に出て糞さがしをしようと思っていた。
清川のコンビニまでは雨など落ちてこなかったが、土山峠を過ぎる頃からフロントガラスに雨粒が着きはじめ。宮ケ瀬ビジターセンターの前を通る頃は時々ワイパーを動かすようになった。
それでも、雨の予報は出ていなかったし、大丈夫だと思っていた。
国際マス釣り場を過ぎる頃は間欠的にワイパーを作動させるのではなく
普通に動かすようになっていた。
早戸川林道への通行止めの柵が退けられているのでそのまま車で通過した。
でも、林道は崩壊のため通行できないとの看板が出ている。
今回は、これも想定内だった。ゲートが閉まっていたら、車を空き地に置いて歩こう。
1時間も歩けば魚止め橋には着くと考えていた。
車を停めようとした場所には大きなワゴン車が入っており、おじさんが七輪を出してなにやらやっている。そこを素通りしてまっすぐゲート前に行く、ゲートは閉じられている。
この閉じられているところを写真に撮る。
雨は止みそうもない。この雨の中を歩いたらと思うと急に歩こうと思っていた気持ちが失せていく。

車に戻りUターンできる空き地までバックして戻る。
なんと、宮ケ瀬ビジターセンターの辺りでは霧雨状態になり、土山峠を下る頃にはポツとも雨粒が落ちてこない。窓を閉め、エアコンを入れ、もう、車のラジオを聞くしかない。戸田橋では朝の渋滞に巻き込まれながら家に戻ったのは8時半だった。

まー、まだ早戸川林道が通行止めだと判っただけでも良しとしよう。
しかし、夏休みで家族連れのキャンプや水遊びでもっとも賑わう筈だった、早戸川林道を使えないのは子供たちにとっても残念至極だろう。
丹沢観光センターの営業再開を願うばかりだ。

2015年7月26日日曜日

ハタチガサワ林道で見つけた6個のテン糞と1個のハクビシン糞の内容物


テン糞①
これ、ピントが合っていないのは、オートにしてないで撮ってしまったことと、丁度この時宮ケ瀬湖を管理する人から注意を受けていたからだ。

ムカデの外皮や脚
ムカデだけを食べたんだ。
でも、面白い。テンはどうもムカデは好きな食物のようだ。
年中、見つければ食べている。
 テン糞②
サルナシの種子が20個くらい入っている。さらにムカデの外皮やキリギリスorクサキリの脚。
おー、もうというか早くもサルナシの実を食べ始めているんだ。さらに、ムカデの他にキリギリスのような大きな鳴く虫たちも食べ始めている。
 テン糞③
サルナシ種子果皮果肉
これは、サルナシを一個食べたと思われる果皮付き果肉と種子だけだ。
もう、完全にサルナシを狙って食べ始めているんだ。
テン糞④
オニヤンマorギンヤンマの翅、昆虫外骨格破片
トンボをどうやって捕まえたのだろう。早朝は少し動きが鈍いので早朝にでも捕まえたのだろうか?
でも、どうやって探した?ニオイでオトで?
テン糞⑤
大型甲虫外骨格吻部脚腹部
これは、クワガタムシのような大型の甲虫を食べたものだった。
トンボを食べたテン糞④と同じように早朝か?
テン糞⑥
甲虫外骨格脚
ハクビシン糞
ヤマザクラ種子
え?なんで今頃ヤマザクラの種子が出てくるの?
この糞は橋の上の角にあったからきっとかなり古い糞なんだと思う。
ヤマザクラの実がまだ枝に残っていれば、別の話しとなる。

上の糞があった場所
△:ハクビシン糞、①~⑥:テン糞

2015年7月25日土曜日

オタマの大群  The big group of tadpoles.

湖畔の道沿いにある水溜りにヤモリの幼生どころか成体も見つけられなかったので、
県道に戻る途中の沢という沢の水溜りというか小さなダムになっているところを見ました。
それは、沢の冷たい水を飲みたいし顔を洗いたかったからです。
ぼくが見た3ヵ所全てにモリアオガエルのオタマがおりました。
人工的にせき止められたところでは、、、、、。
このように大量のモリアオガエルのオタマが岸辺に群がっておりました。
 良く眺めていると、小さなヒキガエルの手足がでて尾の短くなったオタマがモリアオガエルのオタマに弾き出されるようにして泳いでおりました。
この場所は干上がることはなさそうなくらい水量が豊富で、ぼくもこの少し上流で沢の水を飲み、顔を洗いました。
この場所は、左岸からは灌木の枝も下がりモリアオガエルが卵を産むには都合の良い場所かもしれません。来年の卵の時季に見に来たい。

近づくと、皆岸辺から争うように深みににげますが、また岸辺に寄ります。
どうも、皆、空気を吸いたいようだと感じた。

今日も、専門学校だ。今夏はたくさん専門学校のチャレンジキャンパスを引き受けてしまった。
暑いので、いつでも沢で顔を洗えるルートの早戸川沿いを歩きたい。
あの土砂崩れ跡はどうなっただろうか?まだ、通行禁止だろうか?

2015年7月24日金曜日

県道70号線から橋を渡って

今日は、どうしても先日の丹沢実習で見たヤモリやモリアオガエルのオタマがいた水溜りでヤモリの幼生を見たいと思った。
水が減っている。が、モリアオガエルの大きなオタマは水が滲み込む草叢にたくさんいた。
ぼくがイモリの幼生を探すために近づくともう、右往左往しながら少しでも深いところへ逃げた。
エラが出たイモリの幼生はいくら探しても見つからなかった。
すでに、もう陸上に上がっていったのかもしれない。
この水溜りに黄色の花を咲かせている水草が気になった。
この花の名前は?
ハタチガサワ林道沿いのマルミノヤマゴボウのところからキジバトが飛び立った。
マルミノヤマゴボウに近寄って見た。まさか?と思う。
キジバトがヤマゴボウの赤黒くなった果実を食べていたようだ。
まだ、黒くなっていない果実が2個、林床に落ちている。
キジバトが果実を啄ばんだことは間違いないだろう。
ヨウシュヤマゴボウは全草にマルミノヤマゴボウは根に毒があると云われている。
このヤマゴボウは2種とも日向の崩壊地に出てくる。
きっとキジバトを含む鳥たちが食べているのだろう。
甘い実なのかな?
今回は、宮ケ瀬湖内外をパトロールしている国土開発省の人から、橋の上でテン糞の写真を撮っているところを注意された。こちらが糞の写真を撮っているので、何かの調査者と思ったのだろう。閉まっているゲートからの道は一般人は通行禁止なので、できるだけ早く出るように云われた。
あー、でもこの県道70号線に出る橋は、鍋嵐の帰路ゴジラ尾根を降りてきて渡る橋であり、
土山峠から宮ケ瀬尾根を越えてハタチガ沢林道から県道70号線への橋でもある。
手続きをするとゲートの鍵が貸し渡されるが、そんな手続きをしなくてももう少し気軽に渡れるようにしてもらいたい。

2015年7月20日月曜日

テン糞の6個の不明種子   Six unknown seeds in the scats of marten.

7月15日、蛭ヶ岳山頂から姫次までの登山道で、見つけ拾ってきたテン糞②の中に
不明な種子が6個入っていた。
テン糞②
テン糞②からでてきた不明種子
水洗いして取り出した時は、表面に光沢があり薄黄色の種子だった。始めは何かの卵かと思うほどの色艶だった。
1日置いて乾いたら、褐色になって種皮の表面にシワ模様ができている。
見たことあるような長径2.5ミリ、短径1.3ミリくらいの大きさだ。
これは何の種子だろう?


次いでに7月10日TCA専門学校の丹沢実習で、土山峠付近で拾ったサル糞
中身はニガイチゴの種子がたくさん詰まっていた。
サル糞はニガイチゴの種子よりなっていた。
ニガイチゴの種子やクマイチゴ、さらにはモミジイチゴなどキイチゴ属Rubusの種子は
表面の模様など非常に良く似ている。
ここでは、ニガイチゴとした訳は、モミジイチゴは既に終わっているし、クマイチゴやエビガライチゴは土山峠付近では群生化して繁茂している訳ではない。
しかし、ニガイチゴの灌木は斜面一面に群生化した状態で見つかる。
こんなに大量のキイチゴの果実を食べられるのはニガイチゴ以外ないと思う。

梅雨が明けたが、今朝は湿度が高い。昨朝のような爽やかな青空ではない。
スズムシが五月蝿いと思えるほど鳴いている。
安保法案反対の声が高まる中、衆議院で自公議員によってが可決された。
この議員たちは、選挙によって選ばれた人たちだ。
小選挙区制では、5人の立候補者がいると、4人の獲得票数が79.9%あったとしても最低20.1%の票数を獲得した者が議員になれる。さらに10人の立候補では、10.1%得票率で議員だ。
いくら間接民主主義と云ってもこれでは余りにも民意が反映されない。
それが、今回の安倍自民党政権だ。
今年も、暑い夏になりそうだ。

2015年7月19日日曜日

蛭ヶ岳・姫次間で見つけたテンとアナグマ糞   The scats of marten and badger that were gotten along the path from Mt.Hilgatake to the Himetugu.

今回の山行では、蛭ヶ岳と姫次間で、テン糞3個とアナグマ糞を見つけ拾ってきた。
下のGPSの軌跡図で、〇黒丸がアナグマの糞の位置で、緑丸がテン糞の位置である。
テン糞①
堅果の外皮剥片、大きな昆虫の翅、小哺乳類毛
テン糞②
種子6個(未同定)、ムカデ外皮頭部、昆虫外骨格、羽毛骨片
テン糞③
植物堅果の殻剥片、昆虫3種類足、内羽、膜翅目翅、ヒミズorヒメヒミズ爪小哺乳類毛
アナグマ糞
甲虫の外羽、外骨格、腐葉細片、土砂多数
テン糞①と③からはまるでツバキの実を齧ったような堅い殻を砕いたようなものが多く含まれていた。これは、何を食べたものか見当がつかない。
また、テン糞3個全てに昆虫を食べた残骸があった。また、2個は小哺乳類を食べ、さらに残り1個は小鳥の幼鳥を食べていた。1500mを超える辺りではウグイスの鳴き声を聞いたが、小鳥たちやヒメヒミズのような小哺乳類を含めて蛭ヶ岳付近では子育てをし始めているのだろう。
アナグマは年中、同じような糞をしている。年中、落ち葉が溜まったような腐葉土をフンフン嗅ぎ分けながら腐葉土とともに漁っているようだ。
キンシコウの調査で、2、3度農家の人が捕まえ料理したアナグマの肉を食べたが
決して美味しい物ではなかった。料理の仕方はいつも一口サイズに切った肉の唐揚げだった。

テン糞②から出てきた不明な6個の種子を次回アップしたい。

今朝は梅雨が明けたような空模様だ!
昨夜、6月下旬から車での北海道旅行をしていた知人夫婦が戻ってきた。
これで、畑の収穫作業には行かなくても良くなった。
2、3日置きくらいしか畑に行けなかったが、行くとナスやピーマン、トマト、インゲンの収穫だけで2時間くらい費やした。オクラは収穫し忘れると大きくなったのは固くてとても食べられたものではなかった。キュウリやズッキーニが終わった。
子供の頃、祖父のリヤカーの後に着いて畑に行ったものだ。
畑の傍を流れる沢にはザリガニがいた。そこで、鍬などを祖父が洗っていた姿を思い出す。
畑の回りの野原や林の中で飛び回っていただけだったが、祖父から畑仕事や自然の事を学んだ。

2015年7月18日土曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸3)

蛭ヶ嶽山頂で、缶ビールを飲んで寝たのが良くないのか、左足の腿が攣って痛くなるので、恐る恐る足を階段に下ろす。一歩、一歩だ、登りの時には気が付かなかった花々が目に入る。
雷滝からの尾根もそうであったが、ササを含む下草が多くなってきたような印象を受ける。
禿山だった筈なのに、崩壊地を除いて林床は下草で覆われている。
晴れたら気持ちの良い下草の絨毯のような感じになりそうだ。

 これは、ウスユキソウの仲間かな? 
 ん?これはチダケサシの仲間でアカショウマ?
14:43、蛭ヶ岳から1.2キロ来たんだ。
山頂を発って50分以上を経っている。
左腿が攣らないように歩いているからだ。 
これはガクウツギだね?
これから、テン糞3個とアナグマ糞を見つけ拾う。
15:25、地蔵平だ。この辺りでテントを張って一泊したい感じだが、今の日本の山は50年前のように好きなところでテントを張って一泊することができなくなった。
アフリカや中国、台湾では山の中で自由に泊まった。そのような山の生活は日本ではもう出来ない。焚火はもちろんできないし、ビバーク以外テント泊もできない。
日本の山は不自由このうえないものである。
15:36、原小屋平だ。ここもテント場に良い。小屋跡の土台が残っている。
15:58、姫次着、スポーツドリンクを飲んですぐ発つ。
もう、この頃には左足の攣りはなくなる。
10分位歩いて、鳥屋森林組合の壊れた看板があるところから榛ノ木丸への道を辿る。
5月21日に歩いた道なのに、またちょっと雰囲気が変わっている。
ただ、榛ノ木丸を目差して歩く、歩く。

16:51、榛ノ木丸を通過
もう、暗くならいない内に早戸川林道に下りたいために、気持ちが焦る。
ここで、座って地図を見る。
林道のヘアピンカーブの方に下りるか造林小屋の方は下りるか迷う。造林小屋方面の道は踏み跡がしっかりしており迷うことはないが、登山道に着いてから歩かなければならない。
ヘアピンカーブの方は、今まで3度下りているが、3度とも迷いながら下った。
でも、ヘアピンカーブの方へ下りる道を取る。
17:32、ツチアケビだ。
18:01、造林地の入って、これはタマゴタケだ。
でも、ゲットしないで写真だけにした。夏のキノコが早くも出ている。
18:10、早戸川林道のヘアピンカーブに降り立つ。今回も途中で右往左往した。
迷うところはだいたい2ヶ所であり、いつも右斜面を下ってしまうので、左へ左へと修正しなければならない。
この尾根の下りルートを頭に叩き込んで、時間に余裕がある時にゆっくり下りたい。

スポーツ飲料は甘すぎる。ただの水が飲みたい。
魚止め橋と本間橋の間の小沢で、顔を洗い、水を鱈腹飲む。ここの沢の水の味は少し錆臭い味だ。
今回の崩壊地を過ぎてすぐ水汲み場がある。そこでも水をたっぷり飲み、ペットボトルに水を満タンにする。ここの水は錆臭くない。美味しい。

まだ明るい。ヘアピンカーブから5キロ位歩いて車を置いたところに到着だ。
早戸川林道をこんなに歩いたことはなかった。

19:30、閉じられていた柵をどかして通り抜け、柵を元に戻して写真だ。
もう、暗いので、フラッシュをつける。
帰宅したのは21時を回っていた。もちろん、すぐシャワーだ。
車置いたところから、往復26.2キロの行程だった。
GPSの軌跡図をアップする。


2015年7月17日金曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸2)

神奈川県の青い看板の辺りは細尾根で、ブナの木が茂り、南東から吹く風が気持ち良い。
ここで、座ってお昼にしたいところだが、早くビールが飲みたいという気持ちに押されて歩く。
1時間くらい歩いて、早戸川方面が見晴らせる気持ちの良いところに出てきた。
しかい、日差しが強く。とてもノンビリする気持ちになれない。

東方を望む。
丹沢三峰だろう。

北東方面を望む。
宮ケ瀬湖が見える。

北方方面を望む。
姫次はもっと北西方面だ。榛ノ木丸が樹に隠れている。
この辺りはもの凄いブヨの襲来だ。耳や首筋が痒い。
あー、クルマユリだ。
オニユリに花が似ているが、葉が放射状に出ている。
これは、チダケサシかな?
シモツケソウだ。
丁度、北海道釧路地方の7月下旬の花の盛りだ。
この見晴が良いお花畑では、他にマルバダケブキが咲き始め、5月21日に撮ったクワガタソウやツルシロカネソウなども咲いていた。

蛭ヶ岳山頂にはなかなか着かなかった。新しいシカ柵がデンと構えており、右に巻いたり、左にまいたりで、これが激しく疲れた。最後も踏み跡がないので、左に巻いて丹沢山からの登山道とぶつかった。足を引きずるようにして蛭ヶ岳山荘の扉を叩く、御主人が出てくる。舌がもつれるように缶ビールを下さいと云う。一本500円だ。缶を受け取って、その冷たさにびっくりだ。

13:39、3種類の缶ビールの中からコイツを選んだ。
冷蔵庫で冷やしたように冷たいので、屋根を見たらソーラパネルが置いてある。
このソラーパネルの面積なら、冷蔵庫はおろか洗濯機もやっていける。
もちろん、夜は充電した電気を使って明かりをつけているのだろう。
さらには、電子レンジもいけるかもしれない。
もう、灯油ランプの山小屋は昔語りなのかもしれない。
缶二つを頼めばよかったが、帰りは運転があるので一つで我慢だ!
汗をかくのでこの程度では大丈夫だろう。
飲みながらアメリカンドックを1本食べ。そのまま昼寝をする。
顔に雨粒が落ちて目覚める。
ぼくと同世代の単独行の男性が檜洞丸の方からやってくる。
飲んで寝たので疲れがとれた。荷物をマトメテ立ち上がったら左足の太腿が攣る。
マズイ。スポーツドリンクを飲み、しばらく様子を見る。
単独行の男性が自撮りをした後、出かける様子なので「丹沢ですか?」っと聞くと、「姫次です」っと云う。「私も同じです」と立ち上がる。おー、大丈夫攣らない。
が、木製階段を降りだすと、途端に攣った。立ち止まってどうするか迷っていると、あの男性がお先に!と軽やかな足取りで下りていく。持ち合わせの梅干し1個を口に入れ、もう一杯スポーツドリンクを飲む。大丈夫だ。ゴマカシゴマカシなら下れそうだ。
木製階段の脇にはミヤマオダマキが首をもたげている。
しゃがむと左腿の筋肉が攣りそうになる。

この蛭ヶ嶽からの下りの木製階段で3個のテン糞とアナグマの新鮮な糞を拾う。
耳が猛烈に痒い。何と2日経った今朝も痒く、耳を切ってしまいたいくらいだ。
雨がポツリポツリと降り出すのかと思えば止む。

2015年7月16日木曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸1)

昨日は、早戸川林道を車で行って、魚止め橋付近に車を置いて、
雷滝まで行き、そこから蛭ヶ岳まで登って戻ろうと思っていた。
が、早戸川の国際マス釣り場近くの早戸川林道には崩壊のため通行禁止と出ている。
しかし、その通行止めは簡単に移動できるものなので、移動して入り、まだ通行止めをもとに戻して、車で進む。ヤマユリが咲き乱れる中不安な気持ちで走る。
今度は、鉄の林道ゲートが閉じられている。仕方がない。少し戻って駐車スペースを見つけて、歩くことにする。GPSのスイッチを入れ6時42分歩き始める。
タマアジサイが咲いている。おー、花にトラカミキリの仲間がいる!
 7:28、ようやく三日月橋だ。一台の作業用と思われる軽ワゴン車が追い抜いていく。
水場を過ぎて間もなく、
 7:33、崩壊現場だ!これじゃー通行止めにするのも無理はない。
軽ワゴン車は止まってなく、一台の黒いセダンが停まっている。
丹沢観光センター手前で、今度は乗用車に追い越されるが、何故か、御免なさいと声を掛けられる。
 8:04、魚止め橋だ、ここまで1時間15分かかっている。
 8:18、伝導だ。追い抜いていった車2台と他一台があった。
森林整備の人たちの車だ。
ともかく、雷滝を目差して歩く。危険な木道は変わっていない。
川を2度、靴とズボンを脱いで渡渉する。
雷平の沢で、登山者が一人岩の上で気持ち良さそうに休んでいた。
雷滝に行くのに、最後の渡渉をしなければならないが、
ここは上まで詰めると岩伝いにポンポンと渡れた。すぐ、雷滝だ!
10:29、雷滝で
滝の飛沫が顔に当たって凄く気持ちよい。
何故か、13年前の丹沢実習の事を思い出す。あの滝の上まで行った学生がいたり、
ぼくもこの滝壺に入ったんだ。
清川のコンビニに買ってきたサンドイッチを食べながら、時間がかかり過ぎているので戻ろうかイヤせっかくここまで来たのだからと当初の目的の蛭ヶ岳に登ることにする。
この滝の右岸、つまり上の写真の左側にある、尾根にとり付く。
ストックはザックにつけると、両手が開くので、両手で、岩の割れ目や木の根などをつかんで攀じ登る。すると、11:00、市原新道と書いてあるお皿を見つける。
シカ柵を左にして登るのだが、なんどもシカ柵内の造林地を歩きたいと思った。
久しぶりに二十歳前後の頃の山歩きのような状態になる。
茨を搔き分け、ブヨに顔、耳、足を刺され、這い蹲って倒木を潜り、暑さでメガネが曇り、
鼻先から汗が落ち、目にも汗が入る。
もう、ただガムシャラにブッシュを突き進んで登るだけ。きっと、踏み分け道があるはずなのだが、
道らしきものがあってもすぐ消える。尾根を登れば蛭ヶ岳だ!
11:42、何だ?この植物は?
抜いて、手に取ってみる。
もう、この辺りはカメラを取り出すのも面倒だった。
 12:12、細尾根になり、神奈川県の古い青い看板がある。
ここで、一休みしたかったが、ここからは蛭ヶ岳山荘で缶ビールを買って飲もうという気持ちだけで登る。
13時には山頂に着くだろうと思ったが、そうではなかった。