日本産の動物の目Orderでまだ翼種目が残っている。手持ちのユビナガコウモリの下顎窩を見た。小さなちいさな頭骨なのにちゃんと下顎窩後突起がある(図1)。しかも下顎窩が凹んで見える。これでは顎は外れないだろう。
ウィキペディアに因ると、
翼種目Chiropteraは陰翼手類Yipterochiropteraと陽翼手類Yangochiropteraのコウモリに分けられている。日本に生息するコウモリはオオコウモリ科とキクガシラコウモリ科、カグラコウモリ科も含めて全て陰翼手類で、ヒナコウモリ科とオヒキコウモリ科が陽翼手類のようだ!へー、オドロイタ!
図1.ヒナコウモリ科ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosusの頭骨底面から
○:下顎窩 →:下顎窩後突起
熱帯病を研究している友人のTT氏がパプア・ニューギニアから持ってきてくれたオオコウモリの頭骨を底面から見た(図2)。果実食であろうと飛んでいる虫を食べるユビナガコウモリのように下顎窩後突起が出ているのがわかる。まぁー、同じ翼種目だ。図2.PNG産のオオコウモリ科オオコウモリのPteropodidae頭骨底面から
○:下顎窩 →:下顎窩後突起
何だか、疲れた今日は昼前からずーっと翼種目の分類をネットで検索して見ていた。あー、ちょっと散歩だ!
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