ネコ型亜目の眼窩下孔について前回アップしたので、今回はもう一つの食肉目のイヌ型亜目の眼窩下孔についてアップする。手持ちの頭骨では、イヌ型亜目にはイヌ下目のイヌ科のカイイヌ、キツネ、タヌキ、クマ下目のクマ科のツキノワグマ、イタチ科のイタチ、テン、アナグマ、アライグマ科のアライグマのものを持っている。
先ずイヌ科を、、眼窩下孔の位置は裂肉歯の直前から前にあり、縦長の雨垂れ状である。
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
ネコ型亜目の眼窩下孔について前回アップしたので、今回はもう一つの食肉目のイヌ型亜目の眼窩下孔についてアップする。手持ちの頭骨では、イヌ型亜目にはイヌ下目のイヌ科のカイイヌ、キツネ、タヌキ、クマ下目のクマ科のツキノワグマ、イタチ科のイタチ、テン、アナグマ、アライグマ科のアライグマのものを持っている。
先ずイヌ科を、、眼窩下孔の位置は裂肉歯の直前から前にあり、縦長の雨垂れ状である。
手持ちのネコ型亜目のネコ科のカイネコ(図1&1’)とヒョウ(図2&2’)、ジャコウネコ科のハクビシン(図3&3’)、マングース科のジャワマングース(図4&4’)の眼窩下孔を見てもらう。どれも眼窩下孔は裂肉歯(第四前臼歯、最後位前臼歯)の前か第三前臼歯の真上に位置する。
図1は子供の偶蹄類の右側面からの頭骨であり、赤←で眼窩下孔を示す。②キョン、③シカ、④カモシカの眼窩下孔の位置は上顎の第一前臼歯付近の上にあるが、①イノシシでは第一臼歯の上辺りになる。②③④の反芻類は口吻部が伸びて上顎の切歯も消失している。草食・葉食に特化したと云える。
食肉目はイヌ型亜目とネコ型亜目に分かれる。イヌ型亜目では、イヌ科だけが下顎窩後突起があるが前突起を持たなかった。では、ネコ科型亜目ではどうだろう。ネコ型亜目の頭骨はネコ科のカイネコ、ヒョウとジャコウネコ科のハクビシン、マングース科のジャワマングースを持っている。それらの下顎窩を見てみよう。
学生の時には、奥湯河原でサルの群れを追って、尾根伝いに富士見峠まで登り、芦ノ湖を見下ろす先に富士山を見たものだ。今では考えられない体力とバランスだ。富士見峠でサルにエサをやる観光客が出始めた1970年代初頭の頃である。
アナグマの下顎窩(関節窩)には前後に突起があり、下顎頭を前後に動かないようにしていた。しかし、イヌ科のイヌ、タヌキやキツネには下顎窩後突起はあるものの前突起はなかった。
同じイヌ型亜目のアライグマ科やクマ科の下顎頭と下顎窩の関節部分はどうかな?
アライグマとツキノワグマの上顎の下顎窩と下顎頭はどのように接しているだろうか?見てすぐ判るように下顎頭は下顎窩に囲まれている。つまり前後に突起が見られる。
我が家は9時ならないと陽が射さない。今日は曇り空だ。何だか寒い。室温は床暖をしているのに17度だ。でも、兄貴や妹が居る氷点下の釧路とは比べられない程の温かさだ。こちらの冬季の室温には2,3年慣れなかった。寒いのだ。その点釧路は外は零下でも室内はシャツ一枚でも過ごせるような温かさだ。何だか、それが懐かしい。