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原発不要・核廃絶


2025年10月10日金曜日

トガリネズミの骨                 Skelelton of shrew

本棚を整理しようとしていたら、下段に焼海苔の透明のプラ筒に水に浸して腐らしているトガリネズミ科の動物を見つけた。が、何時このようにしたかは覚えていない。ラベルも貼っていない。トガリネズミ科としたのは、頭骨の頬骨弓が無いからだ。これがモグラ科のヒミズなら糸状の頬骨弓があるのだ。当初はジネズミだろうと思って、水洗いした。不思議、イヤな腐臭も薄い。かなり前のものだ。
庭の水道水で洗ったのだが、水道水を入れただけで剥けていた頭部の皮から綺麗に剥がれ落ちた。頭骨の聴胞部分が外れていた。左右の下顎骨は何故か接合している(図1-a)。脊椎は第一頸椎から腰椎まで連なっていた(図1-e)。
図1.トガリネズミの全身の骨
a:下顎骨と頭骨 b:肩甲骨 c:上腕骨 d:尺骨と橈骨 e:脊椎骨 f:肋骨 g:座骨(寛骨+仙骨) h:大腿骨 i:脛骨と腓骨 j:指骨等

このトガリネズミ科の動物をトガリネズミと同定したのは歯先が赤褐色に染まっているからだ(図2)。この赤褐色は歯の表面のエナメル質に含まれる鉄分の色である。
図2.トガリネズミの歯の先端は赤褐色に染まる
トガリネズミは丹沢や神奈川県には生息していない。するとこのトガリネズミはぼくが故郷の釧路湿原歩きで拾ったものだろう。すると10年以上前のものだ。


 

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