「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年7月9日日曜日

芋掘り 指の筋力を使う Potatoes digging that have to use the muscle of fingers

知人の一つの畑は市営地下鉄の駅の近くにある。このため、この畑は区画整理によってあと数年で手離さなければならないようだ。境川の高台なので丹沢ばかりでなく富士山も一望できる。グラジオラスやユリが咲いていた。

 家を建てるために買った百坪くらいの土地だが、新駅ができたために家を建てられないどころか土地まで手放さなくてはならない。お隣の畑の人も蒸し暑い中、早くも作業をしていた。下のトウモロコシはお隣の畑のもの。
もう、すでにジャガイモを掘りだしていた。これを一人でやったんだ!
これは知人の畑のピーマンだ!もう、握りこぶし位の大きさのものもあった。
これはナス、隣の網が架かっているのはイチゴ。網はハクビシンからイチゴを守るため。
さぁー、ここが掘り起こさなければいけないジャガイモ畑。ジャガイモ畑だけで20坪くらいある。作業するのは知人夫婦をぼくと知人の高校の同級生の女子。ぼくより3歳上の元気な女子で「あなたは若いのだから倍働かなくては!」と叱咤される。
大きな麦わら帽子を被ってきたが、カンカン照りで無風状態。先ず、スポーツ飲料を飲んで、ワイシャツの腕を捲り、決められたシンシアの畝(数種類のジャガイモが各畝に植えられている)に、両膝を落とし、アナグマのように両手で土を掘る。すぐイモが出てくる。次々にイモが指にぶつかる。掘り出したイモは横に置く。両膝と腕だけで前に進む。汗が目に入り、痛いが目を擦ることができない。ただ、目を閉じて我慢だ。2メートル進んで、休憩にしましょう!と早くも声が掛かる。ぼくはまだ平気ですと続ける。
基本的にぼくはこのように身体から汗が出ることが好きなのだ。生きている実感さえ感じるのだ。
皆が休んでいる日陰に行き、温くなったスポーツドリンクを飲む。実は、ダイエットも兼ねて芋掘りに来ているのだ。疲れは出てきてないが、ただ握力というか指の筋力を使ったせいか指がダルイ。軍手をしているが泥だらけになった指を揉んで畑へ。両膝を着き、力の衰えた指で土を掘る。これほどまでに指の力を必要とするものとは思わなかった。というよりも、それだけ指の力が衰えてきているのだ。足は歩いて鍛えられるが、指はキーボードを叩くか、週に2度電車の吊り革をつかむくらいだ。
シンシアの次は赤いシェリーやインカのひとみと肌色のメークインやピリカをやって、お昼で終わりとなった。まだ、二畝残している。
ワゴン車の後ろに積まれた収穫されたジャガイモ。埃を払って車に乗り、家に戻って先ずは缶ビールを飲みながら服を脱ぎ、洗濯機へ、そしてシャワー。着替えて知人の家に下駄を履いて行きお昼のビールとソーメンをいただく。帰ってきて、昼寝、気が付いたら5時半だった。7時過ぎ、知人夫婦が今日収穫した7種類のジャガイモを持って来てくれた。こちらは疲れが出て寝入っていたのにあれから一作業をするなんて、だから、細見の身体でいられるんだ。

2017年7月8日土曜日

不思議なテン糞! 果皮だけで種子がない!  The mysterious marten's scats! Only epicarps were found in, but seeds not.

今回、雷滝の帰路に見つけ拾ってきたテン糞を洗って驚いた。何故、驚いたかと云うと、黒く厚手の果皮と少し崩れた果肉ばかりで一粒の種子も見つけることができなかったからだ。普通、こんな事はあり得ない。0.5ミリメッシュの網目から種子が落ちていったと考えても果皮の中などに種子がある筈だと思い。果皮の中を開けてみるがないものはないという状態である。
11:08 テン糞だ。
厚手の果皮の大きさはヤマザクラのようだ。種子が出てくれば何の果実を食べたか解かるのだが、、、、。当然の如く、種子が出てくると思ったのだが、、、。この果実の種子は非常に小さいものだとは思われない。
サルは果実を食べた時、一旦、頬袋に容れておき、休む時に頬袋から食べた物を口の中に押し出して食べる。その時に、大きな種子を持つアケビやマメガキなどはその場で種子を口からポロポロ吐き出す。そんな食べ方をしたとしても、アケビやマメガキを食べたサル糞からは大量の種子が出てくる。

このテン糞からは、昆虫の翅や脚も出てきたが、種子だけは出てこない。この果実は何だろうか?
どなたか、これだと思う果実の木をあてづっぽうでも良いので云ってみて下さい。ムクノキやエノキも果実になっているが、今の時季は種子は柔らかく食べられるのだろうか?いずれにしても何を食べたのか分からない。あった写真の糞を全て拾ってきたのだ。
洗った後、鉢の受け皿に移した残渣。
イヌビワのような小さな種子の果実を食べても種子は残渣として0.5ミリメッシュの茶漉しに残るのに実に不思議だ。種子を栄養として消化したとしてもそんな果肉のように柔らかい種子などあろう筈も無い。それとも種子を噛み砕いたとしても糞にはその残渣が出てくる筈だ。テンの臼歯は種子を臼の様に挽いて粉状にすることはできない。
今回のルートで見つけたテン糞○の位置
バンビもこの付近で遭った。
この鉢の受け皿の糞をこのまま乾かして残しておくことにした。これまで、果皮があれば必ず種子があるからだ!
今日は、これから知人の横浜の畑のジャガイモ掘りの手伝いだ。この知人は2ヶ所に畑を持っていて、夫婦で作業を行い、我が家にありとあらゆる野菜を届けてくれる。夕方の7時を過ぎた頃、疲れた姿でキューリやニンジン持って来てくれる。

2017年7月7日金曜日

雷滝へ To the Kaminari cascade! 2)

痩せて汚れたバンビに会ってから、あのバンビのことを考えながら歩いた。あんなところにじっと横になっていたら、さぞかしヤマビルが身体中についていることだろう。痩せて弱っているように見えたのは餌を食べていないことよりも、ヒルに血を吸われていることではないだろうか?
どこで、岩伝いに沢を渡ろうか、靴を脱いで素足になって渡渉しなくても良いように少し上流へ行く。流れは急で岩が滑りそうだが、、、足を置いてみる。大丈夫だ!躊躇すると跳べなくなるので、すぐ対岸の岩に跳ぶ。ヤッター!
10:05 ガクウツギの白い清楚な飾り花が目を引く。1日中殆んど陽の射さない場所だと思う日陰で静かに咲くガクウツギである。でも、どうもこれはヤマアジサイのようだ!
日陰に咲くヤマアジサイ
10:07 ヤマアジサイが生えていたところから立ち木を利用して大岩によじ登り、さらに岩に登って雷滝だ!陽の当たる岩の上に登り、靴についているヒルを落とす。靴下は飽和食塩水を噴霧しているので大丈夫ヒルはついていなかった。が、靴下を登ってきてフクラハギに着いてイルヤツが1匹いた。
 流れ落ちる水を見ながら、さまざまな事を思い出した。ここは丹沢観光センターが営業している時に丹沢実習で泊まり、榛ノ木丸に登ったり、ここまで来たこともあったのだ。滝壺のすぐ側まで行った女子のYさんもいた。現在は広島県でジビエも使ったハム工房をやっている。
水量が少ない雷滝
2002年4月雷滝でYさん
ここから蛭ヶ岳まで直登のコースがあり、丁度2年前の7月に登っている。その時は、車をゲート前に置いて魚止め橋まで1時間以上も歩いて、10時半頃に雷滝に着いてから蛭ヶ岳に行き、姫次・榛ノ木丸と歩き、真っ暗になって車を置いた所に着いたんだ。2年前に出来たことが今は殆んど無理という感じだ。体重を10キロ減らせば可能かもしれない。
滝の横の岩から出ているヤマユリの蕾
11:08 うぉー、真新しいテン糞だ!木の実を食べているようだが、、、。
テン糞だ!しかも、新鮮?だ!
13:00 魚止め橋のところのウリハダカエデの新葉が食べられている。カモシカか!
ウリハダカエデの葉が食べられている。
魚止め橋の手前に横浜ナンバーの軽四輪が停まっていたが、この車には落ち葉マークのステッカーが貼られていた。が、既に無かった。雷平付近で沢歩きをしながら竿を振っている頭の白い釣り人がいたが彼の車だったのかもしれない。停まっていた車はこの一台だけであり、見かけた人も釣り人一人だった。
梅雨の時季なのに水量が多くはなかった。梅雨が明けるときっと家族連れなどが早戸大滝や雷滝を目指して来ることだろう。ちょっと心配がある。有名?なハイキングコースなので朽ちて落ちそうな橋を新しいものに架け替えてくれないだろうか?もっとも無ければ迂回することになるのだが、、、。

2017年7月6日木曜日

雷滝へ To the Kaminari cascade!

今朝起きたのは4時半だ。起きた時は、塩水橋から本間ノ頭へ行こうと思っていた。何やかにやとあって直ぐには出発できず。久しぶりに一人で山歩きとなると、持ち物が総点検となったのだ。一旦、車に乗ってエンジンを掛けたが、忘れ物に気が付き、登山靴を履いたまま自分の部屋に戻り、補聴器を両耳につける。
家を出たのが6時になっていた。こんなに遅れるとは!もう、本間ノ頭は諦めだ。早戸川沿いの道は魚止め橋まで車で行けるかどうか行ってみよう!途中で、林道を歩いているアナグマに遭遇し、写真を撮ろうと思ったが、運転しながら危険極まりない。車から降りるとアナグマ君スタスタと沢側に下りて行ってしまった。残念だが、幸先良い!
ゲートは開いているので、そのまま素通りだ。土砂崩れの場所も綺麗に元通りになっており、丹沢観光センター跡の空き地に車を置き、GPSをセットして出発だ。

魚止め橋から見る堰堤から落ちる水量がそんなに多くはない。橋を渡った所からショートカットで上の林道にでる。
8:12 伝導に着いた。ゆっくりゆっくり歩く。
8:30 造林小屋に着く。ここに着く前にカメラをオンにして足音を忍ばせて歩く。以前、小屋の前でアナグマ親子が遊んでいたからだ。が、今回はそんな気配は全く無かった。
榛の木丸への道がある。ここでちょっと迷う。イヤ、今日は雷平だ!
8:35 トリアシショウマだ!涼しそう。ぼくは、早くも汗が額から噴き出て鼻先から落ちる。
3、4ヶ所あるもう朽ちて崩れ落ちそうな木の橋がまだある。工事用のトラロープが付けられているが、フラフラしてかえって危険な感じだ。ゆっくりゆっくり登山靴の底を二本の丸太に同時に架かるように歩く。
8:49 最初の丸木橋が見える場所にきた。なんと、橋がちゃんとある。あるが位置が少し下流だ。
8:54 3本のスギの丸太で作られた橋の横に、8月8日まで森林整備の作業中との案内板だ。そのため、丸太の橋が作られているのだ。
もう一ヵ所の橋も森林整備作業の人たちが掛けてくれたのだろう。少し、位置は異なるが裸足になって渡渉せずに済んだ。
雷平を過ぎて、雷滝への道を取る。伝導から道標として赤ペンキが岩に着けられている。雷滝の方にも赤ペンキがある。
9:34 何と、驚いた! 2メートルもない前の岩陰に痩せこけたバンビが蹲っている。バックからカメラを出そうとストックを置いたのが良くなかった。ストックが石に当たって金属音が上がる。痩せて汚く濡れてバンビは立ち上がり、ぼくと目が合う。が、まるでゴム仕掛けの動物のようにピョンと飛び跳ねる。カメラのキャップを取り、逃げて行く方を写す。下の写真に岩の上に首から上が出ている。
今回は往路だけで、アナグマに小鹿に会えたので、帰路も期待したが、、、。

2017年7月5日水曜日

アナグマがモグラを食べていた。  Badger was eating a mole.

昨日、専門学校から戻ってから、30日の丹沢実習で拾ってきた懸案の糞を洗った。我が家の庭は狭いのに蚊が凄く多い。水連鉢やらヤマアカガエルのオタマがいる鉢などがあり、そこにはグッピーが泳ぎ回っていて、ボウフラが湧く訳はないのだが、ヤブカが多いのだ。そのため、長袖シャツを着、首にはタオルを巻き、周りには蚊を寄せ付けない特別の薬を撒き、と万全を期したつもりだが、手の甲を刺された。

さて、洗ったアナグマ糞①は
腐葉層にいる土壌動物と云われる節足動物や昆虫の外皮、外骨格、翅、脚などが腐葉砕片や土砂とともに含まれていた。
9:44 アナグマ糞①
これは、ヤマザクラのサクランボウを食べた糞だった。果皮や種子が多数。
10:15 ハクビシン糞

 アナグマ糞②も節足動物の外皮や昆虫の脚や外骨格、翅などの土壌動物に、小哺乳類の毛や大きな骨片がでてきた。腐葉砕片と土砂が大半だ!糞の一部しか採取してこなかったので、大きな骨片でも同定はできないと諦めた。
11:49 アナグマ糞②
アナグマ糞③はアナグマ糞②から5メートルも離れてない場所にあった。この糞からも小哺乳類の毛が出てきた。②と③の糞をしたアナグマは同一個体の可能性が高い。あるいは親子、兄弟かもしれない。この糞③も一部を採取してきただけだ。糞②と糞③の全てを採取してきたら、食べられた小哺乳類が何なのかハッキリしたことだろう。でも、いつもそうだが、アナグマ糞やタヌキの溜め糞、さらにはクマ糞は糞のほんの一部しか採ってこない。と云うよりも全部採取するのがためらわれる。
11:51 アナグマ糞③
アナグマ糞②から出てきた骨片を一晩おいて乾かしてじっくり見た。脛骨と腓骨が合体しており、背骨は腰椎であることが分かった。また、大きい骨片は仙骨と寛骨が合体したものだ。脛骨や腰椎の大きさから、ヒミズやジネズミ、アカネズミやスミスネズミが除外された。寛骨と仙骨が合体しており、大きさからアズマモグラの骨の標本を見比べた。どんぴしゃりでアズマモグラであることが分かった。
アナグマ糞②から出てきたアズマモグラMogera imaizumiiの骨片
アナグマ糞③にも同じような毛が入っていたので、きっと同じアズマモグラの毛だろうと思う。物見峠付近のアナグマはモグラを食べたんだ!
ぼくは、アナグマは動物死体は食べるが、生きているネズミやモグラのような小動物はとても捕まえることなど不可能だと考えていた。何故なら、アナグマは目が悪い上に鼻面を地面につけるようにして枯れ葉が積もった腐葉層を鼻面で掛け分けるようにして採食しているので、すぱっしこく動き回る小哺乳類は捕まえることなどできないと思っていた。
今回歩いた山道はモグラ塚ではなくてモグラが通った道のトンネルが盛り上がっている箇所がいくつも見られた。このアナグマは腐葉層を鼻面で掻き分けていたら、たまたまモグラにぶつかったのではないだろうか?あるいは、モグラの臭いで捕まえたということなのだろうか?一度、臭いを察知すれば強力な前足ですぐモグラを掻き出すことはできるだろう。
いずれにしても、アナグマにとっては年に一度もない御馳走だったのではないだろうか?
今回のルートで見つけたアナグマ糞①・②・③とハクビシン糞の位置

akikoさんへ、あなたに病院を紹介されてから、本気になって1ヶ月ちょっと山歩きを控え、林道歩きだけにしたので右足のアキレス腱炎は治ったようです。あなたのコメントが無ければまだまだ治らなかったことでしょう。日ハムの二刀流大谷選手が捻挫や肉離れ完治させるのに数か月掛けているくらいですから、ぼくもまだしばらくは気をつけて山歩きをしたいと思います。コメントありがとう御座いました。

2017年7月4日火曜日

イノシシの足の骨  The foot bones of wild boar.

5年前の夏の高后山実習の時に、富津市の養豚農家のIさんから「捕獲されたイノシシを殺し解体するので見に来ないか」と誘われた。学生たちを連れてその一部始終を見させてもらった。捕獲檻に入ったイノシシをヤリで突き刺すのだ。喉を刺し、血が噴き出すがなかなか倒れない。皆、歯を食いしばりイノシシの方に応援しているようだ!
2011年7月16日高后山実習で
学生たちは吊るされて内臓を取りだされるところを固唾を飲んで静かに見入っていた。
最後に、足首や手首、頭が切り離された。ぼくはこの前足と後ろ足をもらった。もちろん、解体された肉も頂き、焼肉でその夜の晩餐に供された。美味しかった!
もらった足首は乾かしていたが、指骨の状態が知りたくて皮を剥いて、春から水に浸けて腐らせておいた。その骨を洗って干していたのを組み立ててみた。手根骨や足根骨(ta)部分の骨がたくさんあって、まだ、組み立てられないが、A:中手(足)骨やB:基節骨(第一指骨)、C:中節骨(第二指骨)、D:末節骨(第三指骨)をどうにか組み立てた。
イノシシの前後足の骨
Ⅱ:第二指、Ⅲ:第三指、Ⅳ:第四指、Ⅴ:第五指
骨にしてみると、前足より後ろ足の方の中足骨の方が長いし、また、第二指と第四指の副帝が後足の方が開いているようなのはぼくの組み立て方の問題なのかな?骨にする前にしっかり見ておくべきだった。
此の頃、自宅に居る時はほとんど骨と遊んでいる。

2017年7月3日月曜日

フウランが咲きだした。 Fuuran(Japanese epiphytic orchid) has begun to bloom.

梅雨明け?今朝はまるで梅雨が明けたような青空だ!
昨朝は、思い立って散歩した。小雨が降っていたが、帽子を被り、Tシャツと半ズボンとスニカーを履きハンカチタオルを持って横浜市との境を流れる境川の親水公園に行き、川に沿ったサイクリング道路を歩いて戻ってきた。雨と汗で濡れたので、帽子や着ていたものを洗濯機に投げ入れシャワーを浴びる。お昼過ぎ、何だか梅雨が明けたような天気となったので、庭に出ると、ン?いい匂い!フウランが咲き始めたのだ。
一鉢を室内に容れる。アリンコがいっぱいついている。
今朝はむし暑い。が、このフウランの白さと淡い良い香りには涼しささえ感じる。
今年も咲いてくれた風蘭Vanda falcata
Wikipediaによるとhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3、フウランの属名がNeofinetiaからVandaに変わったようだ。

2017年7月2日日曜日

霧雨の中の山歩き! Mountain walking in the drizzle.

霧雨とヒルの山歩きは、楽しいものではなかったが、時々霧が晴れて遠方の山並みが望めるとその景色に見とれてしまった。元気な学生たちを先に行かせると、もう、足が上がらなくなりそうだ。
アナグマ糞がある。直径10センチくらい深さ7,8センチの穴を掘って排泄している。典型的なアナグマの糞だ。学生たちに採取して内容物を調べることを勧める。が、誰一人として採ろうとはしない。それもそうだろう。この状態ならちょっと気が引けるネ!仕方がないので、ぼくが採りチャック付きビニールの小袋に容れる。
 9:44 アナグマ糞①
今度は、ハクビシンの糞だ!ぼくは、少し採取しビニールの小袋に容れる。
10:15 ハクビシンの糞だ!
後ろを歩く、学生が早いので、先に歩かせる。フィールドサインを探しながら歩け!と命じるが、早い早い。ベニタケ科のキノコだ!ぼくがちょっと摘まんで折り取って食べて見せる。ちょっとだけなら毒キノコでも大丈夫!S君が真似をする。これは、ドクベニタケかと思ったが、同じような色のベニタケ科のキノコが多いので、どうだろうか?
10:19 ドクベニタケだ。
 胸高直径30センチくらいの木の樹皮が食べられている。根本の方も齧り取られている。シカ?カモシカ? 2本の細い筋の歯型があった。カモシカだ!
学生たちはどんどん霧の中を行ってしまう。辺室山山頂という道標があるからそこで待っていろと大声を出す。
10:21 カモシカの食痕だ!隣は県のパークレンジャーの卒業生のM君
学生たちの見え隠れする姿を追う。山頂の休み台はびしょ濡れでとても座ることができないばかりかザックも置けない。でも、Asahi君がザックを置いてくれたので、上にカメラを乗せて撮る。この写真を見てぼくがこんなに太っているもの学生たちに着いて登るのは難しいのも当たり前だと悟る。太るのは動かないからだ。食べたエネルギーを消費できていないのだ。
10:49 辺室山山頂での集合写真
辺室山からいったん下って、今度はまた登りだ。ゼイゼイ息を吐きながら一歩一歩登る。雨が上がった祠の峠には学生たちがいなかった。物見峠まで何も見ずにまっしぐらに行ったようだ。ぼくは、ここで一息入れて、味の素のaminovitalをアクエリアスで飲み下す。
11:41 祠の峠(登山道と鍋嵐とを結ぶ交差点)
マツオウジが生えていた木を見ると、何やらキノコが、、、側に寄って触ってみると固い!サルノコシカケ科の仲間だ。
祠の峠から物見峠まではテン糞やタヌキの溜め糞があるところなので注意しながら歩く。これまで、タヌキの溜め糞があったところにアナグマ糞だ。これも穴を掘っている。もちろん、ゲットする。すでに、胸部の赤いシデムシの仲間のビロウドヒラタシデムシと真っ黒の食糞コガネの仲間がいる。この連中はサル糞やテン糞にはやってこないが、タヌキ糞やアナグマ糞にはいち早くやってくる。 
 11:49 アナグマ糞②
アナグマ糞②から5メートルくらい離れたところにもアナグマ糞③だ!すでにビロウドヒラタシデムシやセンチコガネの仲間がいる。こういう虫がいると糞を採取するのにちょっと躊躇する。こんな時は素手ではなくて小枝を折って箸にして糞を摘まんで小袋に容れる。でも、実際は右手の親指と人差し指で採る。汚れは地面と葉、樹皮で拭い取る。
11:51 アナグマ糞③
11時55分に学生たちがヒル取りをしている物見峠に着く。休み台は濡れてとてもここではお昼を食べられない。トンネルに行くことにする。トンネル内は湿っぽく、さらに下は雨水で濡れていいる。幸い、雨が上がっているので、降ったらすぐトンネル内に駆け込めるように、隧道近くで座ってお昼だ。ヒルが来るので、雨具を広げて座る。
12:06 アカショウマが唐沢隧道付近に咲いていた。
昼食後、再び、物見峠に登って登山道を下る。先頭がヒル取りをすると後ろの者たちがヒルに集られるので、ヒル取りはするな!っとぼくが先頭になって早歩き状態で下る。それでもヒルがサワサワと寄ってくるのが分かる。
12:50 物見峠から煤ケ谷方面の望む
 13:04 クマハギだ!樹液を舐めたんだ!
ほぼ同じところにクマハギの痕が、、、。
おー、キノコだ!アミタケやイグチ科のキノコのように管口が並ぶのではなく、網目状になっている。薄ぺらで柔らかく、枯れ木から出ている。食べられそうなのでゲットする。サルノコシカケ科タマチョレイタケ属のようだが、、、。
13:11 このキノコ
持ち帰った上のキノコの裏側
14:11 登山道出口の集落手前でヒル取りだ。煤ケ谷のバスは15時20分くらいだったかな?と思って、バス停に行くが、毎時4分だったので、役場前まで歩く。ぼくはここでスパッツを剥したらヒルだらけ!飽和食塩水を吹き替え一網打尽に殺戮する。が、足はまったくヒルが食いついていなかった。前夜に少し長めの靴下を並べて丁寧に飽和食塩水を吹きかけて少し湿らした後で、ビニール袋に容れておいたのを朝履いたのだ。これだとヒルが上がってきて手や首などを吸い付かれても足は全く大丈夫だということが証明されたようなものだ。

2017年7月1日土曜日

葉っぱを食べたのは誰? Who did eat these leaves? 

昨日は、専門学校の丹沢実習だった。7時40分本厚木駅前発宮ケ瀬行きのバスに乗り、土山峠で下りる。曇天の霧雨の中を歩きだす。すぐ、登りだ。雨足が強くなってきたので、上だけ雨具を着る。汗と雨でサウナ状態。さらに、これほどと思う程のヒルだ!立ち止まることは許されない。

ん?ちょっと不思議な食痕が落ちている。葉の主脈の片側の葉柄の部分が噛み取られている。
 これはホウノキの葉だ。これも同じように片側が噛み取られている。
こんな食べ方をするのは誰だ!
 しばらく歩いているとミズキの葉の食痕だ。これはもうムササビが葉を主脈に沿って半分に折って食べたのだ!ムササビ特有の食痕だ!
では、主脈の片側半分の葉柄の方を食べたのは誰なのだろうか?やはり、ムササビなのだろうか?それともモモンガ? しかし、ネット検索してみても誰の食痕か判らなかった。

物見峠から登山道を下ってきて、集落に入る前にヒル取りをする学生たち。もの凄い量のヒルが吸い付いていた。