今朝、イワハイラックスの頭骨を見ていて、ん?なんだ?他の哺乳類の頭頂骨とはちょっと違うことに気がついた。それは、上から頭骨を見ると頭頂骨の前方の両端が伸びて後眼窩突起(←)まで到達しているのだ。机の周りの頭骨を見まわしても頭頂骨が後眼窩突起窩まで伸びているのはない(図1&2)。
図1.頭骨上面からの前頭骨と頭頂骨の境目(冠状縫合:赤線)
左から、ハヌマンラングールSemnopithecus entellus、アフリカオニネズミCicetomys gambianus、イワハイラックスProcavia capensis、タヌキNyctereutes procyonoides
アフリカオニネズミは後眼窩突起は見れれないが、齧歯目の中ではアメリカモモンガ(リス科)は後眼窩突起が発達するので図2にアップした。やはり冠状縫合は後眼窩突起まで伸びてはいない。Procavia capensisProcavia capensisProcavia capensis
図2.アメリカモモンガClaucomys volansのこう眼窩突起←と前頭骨と頭頂骨との境目(冠状縫合:赤線)
イワハイラックスの頭頂骨は後眼窩突起まで伸びて、何と突起の先端は頭頂骨だ(図3をクリックして拡大)。図3.イワハイラックスの後眼窩突起窩(←)の後ろは頭頂骨
これは、どう考えたら良いのだろう。後眼窩突起は前頭骨から出るとばかり思っていたのに、イワハイラックスでは前頭骨に引っ張られるように頭頂骨も参加している。さらに、???と思うことに気がついた。
イスラエルの前首相がガザ攻撃を批判し始めた。同じくドイツの首相もイスラエルを批判し始めた。随分遅すぎる批判だとも思うが、批判しない国の首相たちが多い。ガザの人々が飢えにも苦しんでいる。日本は米問題が騒動となっているが、飢えで苦しんでいる訳ではない。しかし、米は日本人の大事な主食だ。パン、麺などの小麦も大事だが、自国で米だけは賄えるように生産してもらいたいものだ。
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