梅雨の中休みになるだろうと、前日に今日の丹沢実習決行をメールでながす。
7時半までに本厚木駅前、3人集合、残りの3人は残念ながら欠席。
土山峠でバスから降りて、しばらくヒル対策を指示していて、さー、出発と
歩こうとしたら、軽のワンボックスカーがスーっと寄ってきた。
isa隊員であった。何故か、二人とも恋人にでも逢ったかのようにニコニコ顔になってしまう。
isa隊員が撮ってくれる。
isa隊員は伊勢沢林道に向かうとのこと、
今日の丹沢実習は土山峠・辺室山・物見峠・煤ヶ谷コース。
水曜日に風邪をひき、今日は最悪のコンディション。
しかし、大汗をかくと治るので、頑張ることにする。
幸い、足腰はだるくなく、頭が痛くぼーっとしているのと、咳と鼻水だけ。
今日は人数が少ないので、お喋りをしないで動物を見つけようと話す。
辺室山を越え、以前カモシカに出会った鞍部のところで、
「こういうところにカモシカやシカあるいは
ノウサギの赤ちゃんがじっとうずくまっているんだ、、、!」
ぼくは、登山道から外れて様子をうかがう。
Kageさんが「いた!」、ぼくが「どこ?」、Ogu君が「イノシシかな?」
Take君はすでに一眼レフを構えている。
皆、カメラで撮ったり、携帯で撮ったり。
今年生まれのカモシカか?産毛で覆われている。
10分くらい上のポーズで動かない。
学生3人は静かに彼に寄っていく。
ぼくは咳をしながら見ている。
尾根上の上から回ったOgu君にカモシカは反応し始めた。
正面からゆっくり近づく二人をみたり、落ち着かない。
短い角がかわいい!
とうとう、凝らえ切れなくなって下へゆっくり下りていった。
そこで、ぼくは学生たちに戻って来い!と声を張り上げる。
この子供カモシカ、肩高が5,60センチくらいであった。
こんなに柔らかそうな毛で覆われているんだ。
少ない人数で、お喋りをしないから出会えたのだろう。
動物たちのさまざまなフィールドサインがあった。
帰りは、煤ヶ谷に着く前に堰堤で、先ずは足についたヒル取り、沢の水で顔や手を洗い
堰堤のコンクリートの上で昼寝30分。これが最高だった。