パプアニューギニアで熱帯病の調査研究をしていたTTから有袋類の仲間のバンディクートを、専門学校同僚のKNからペットとして飼われていたハイイロジネズミオポッサムを、さらに学生からフクロモモンガの死体を譲り受けた。
これらは有袋類であるが、バンディクートはバンディクート形目 - Wikipediaで、ハイイロジネズミオポッサムはオポッサム形目 - Wikipediaであり、フクロモモンガは双前歯目 - Wikipediaであり、これらは有袋類であるが、目の段階で異なっている。つまり、齧歯目、兎形目、霊長目のような大きな違いだ。
図1.バンディクート科Peramelidaeの左脛骨と腓骨
図2.ハイイロジネズミオポッサムMonodelphis domesticaの脛骨と腓骨
図3.フクロモモンガPetaurus brevicepの脛骨と腓骨
これら3目の有袋類の脛骨と腓骨はいずれも別々の骨になっている。バンディクートはウサギとネズミを合わせたような動物で後足が長いが、脛骨と腓骨はバラバラだ。オポッサムはネズミのような動物だが、脛骨と腓骨は別々だし、フクロモモンガはリス科のモモンガのようで、脛骨腓骨がバラバラなのは疑問を感じない。が、双前歯目のカンガルーは跳ねる動物だが、やはり脛骨腓骨は別々だ。後獣類の有袋類の仲間は適応放散して、真獣類の有胎盤類の世界中に分布する動物たちと平行進化をしているようだが、ネズミやシカで見られた脛骨と腓骨が癒合・合体する動物はいないようだ。どうも脛骨と腓骨で疑問に思う事が出てきた。それは脛骨と腓骨の癒合・合体である。跳びはねる、動物たちの脛骨と腓骨は少なくても脛骨の遠位部分で癒合合体するのは、それは有袋類では当てはまらない事だ。有袋類は、手や歯も有胎盤類とは違う。
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