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原発不要・核廃絶


2025年7月28日月曜日

翼手目の下顎骨と臼歯列                     Mandiblula and molar line of Chiroptera

翼手目の下顎骨はV字形と云うよりも放物線状である(図1,2&3)。臼歯列も下顎骨の上に乗っている。ただ、小翼手亜目のヤマコウモリやユビナガコウモリの下顎骨は左右離れているが、大翼手亜目のオオコウモリの左右の下顎骨はサルやイノシシのように癒合・合体している。
図1.ヤマコウモリの下顎骨と臼歯列
図2.ユビナガコウモリの下顎骨と臼歯列
図3.PNG産のオオコウモリの下顎骨と臼歯列

どうもコウモリの仲間の左右の下顎骨はADW: Chiroptera: SPECIMENSによると癒合・合体しているものが多い。このことが、ぼくが骨に関心を持った頃、切歯が2対で下顎骨が合体していることからコウモリの仲間はサルに近いと思った事さえあったのだ。

齧歯目、食肉目、霊長目、偶蹄類、兎形目、翼手目などの下顎の臼歯列が下顎骨の内側に入り込むかどうかを眺めてきた。齧歯目、霊長目、さらにはイノシシが下顎の臼歯列が下顎骨の内側に入り込んだ。齧歯目ではさらに下顎枝の内側にまで臼歯列が後退し、大きな眼窩下孔を通る咀嚼筋が下顎を前方に引き上げたり、兎形目では側頭筋の着く筋突起が薄いものもあった。下顎骨と下顎の臼歯の機能がそれぞれの目Orderによって食べる物に適応しているのだろう。が、食肉目のなかでは果実食が主な者がいて、臼歯の咬面も他の肉食動物とは類似してはいるが。果実食の動物たちのテンやハクビシンの臼歯がクマのように植物食に適応途中であると思える。


 

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