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2025年2月17日月曜日

食物による頬歯の違い                     The differnce of cheek teeth among herbivore, carnivore and omnivore

シカやウサギなどの草食獣とネコやイヌなどの肉食獣とイノシシやニホンザルなどの雑食獣と違いは前臼歯や臼歯の頬歯に表れている。

先ず、草食獣の歯を見ると(図1)。シカやカモシカの歯の咬面は波状or三日月状の複数の板が外側から内側に向かって並んでいるようだ。ノウサギは横に溝がある頬歯が並んでいる。どの動物においても前臼歯、臼歯の形状の大きな違いはない。

図1.草食獣Herbivoreの歯
左:シカCervus nippon  中:カモシカCapricornis crispus 右:ノウサギLepus timidus

肉食獣と思われる日本産の動物はネコ科のヤマネコの仲間だけだと思われるので、ここではネコとヒョウの歯を見てもらう(図2)。いずれも前臼歯は3対あるが、最前位の前臼歯と臼歯は豆粒状で、殆ど第三前臼歯と第四前臼歯だけで肉を切り裂き、噛み、飲みこんでいるようだ。尚、食肉目の最後位の前臼歯は裂肉歯と名付けられている(図2’)。この裂肉歯が主に肉を切り裂いているのだ。臼歯は1本で豆粒状であり(図2&2’)、用を成さないだろう。
図2.肉食獣Carnivoreの歯
左:ネコFelis catus  右:ヒョウPanthera pardus
図2’.食肉目(ネコ)の第4(最後位)前臼歯は裂肉歯と命名

では、雑食性と云われる動物イノシシやニホンザルの頬歯を見よう。イノシシの第四前臼歯と全ての臼歯、サルの全ての前臼歯と臼歯は、草食獣や肉食獣のどの歯とも異なり、拳を突き出したような噛面をしている。つまり、雑食性だが、草を噛み砕くよりは、根茎や果実、堅果を噛み砕くのに適し、新鮮な肉を切り裂くよりも昆虫などの節足動物を噛み砕くのに適しているようだ。
図3.雑食獣Omnivoreの歯
左:イノシシSus scrofa 右:ニホンザルMacaca fuscata
食肉目はネコ亜目とイヌ亜目に分かれるが、イヌ亜目の動物たちは肉も食べれば果実を食べるなど雑食に近いので、ここではネコ亜目の動物を肉食獣の代表として選んだ。

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